NEWコムリンク製作への道のり4

コムリンクに似た腕時計を元にして型取りをしたいと思います。
ただ、型取りしたモノをそのまま使う訳ではなく内部は今回苦労して作った送信基板が入るように加工をします。

真空ポンプと自作の真空脱泡器に問題無かったので溶剤を購入しました。
と、言っても1回もシリコーンを利用した型取りをしたことがないので、本当に上手く成功するか心配ですが・・・

▼溶剤の準備・購入▼

型取り用のシリコーンに種類があるようですが、作業中に内部が確認できる半透明のGM-7000を購入してみました。
細かい部分も再現できるらしいので期待をしているのですが、凄く粘度が高く取り扱いが多少難しいらしいです。


半透明シリコーン GM-7000 550g
(型取りに利用します)

エポキシ樹脂 GM-9002 400g
(コムリンクの外装素材として使います)

エポキシ用着色剤(不透明・黒)
(黒く着色させる液体です)


Mr.シリコーンバリアー (離型剤・剥離剤)

時計表示の穴などを塞ぐ為に薄い用紙を使います。

穴を全て塞いで離型剤を塗って乾かします。


ステンレスの棒で高さ調整してみました。

エポキシを流し込む突起物を追加しています。


紙コップにシリコーンを入れます。

硬化剤を主剤の1/10用意しました。

混ぜ混ぜしましたが、どろぉ〜んとした感じです。


真空脱泡器を使って混ぜた時に入った空気を抜きます。

数分すると、ブクブクと泡が立ってきました。
更に時間を掛けて泡が無くなるまで我慢します。


もう少し高さがあると完璧かも知れませんが
型取り用りケースは部品収納ケースを利用してみます。

どろぉ〜んとしたシリコーンを流し込みます。


真空脱泡器に入れて型取りの準備が出来ました。

強化ガラスを上に置いて真空引きを開始します。


泡がプクプク出てきました。が、ケース裏側にある空気を抜く穴が無かった為に、
空気と一緒にコムリンクのケース(原型)が浮き上がってしまいました。

硬化するまでに改善が出来ずに、完全に硬化する前に断念して
型取り用の素材(原型)をシリコーンから救出しました。

型取り用の時計(原型)の表面を上向きにしたことで、裏側の空気が逃げることが出来ずに浮いてしまうとは・・・

▼型取り用のケース作り▼

今度は型取り用の時計(原型)を縦に固定することで簡単に空気が抜ける構造にします。
あと、想像以上に泡立ちが良くケースから漏れるようなので縦型のケースを作ります。


アクリル板をカットして5枚の板を用意します。

アクリル板を接着中〜


ベーク板に原型を固定します。

簡単に外れるように最低限の接着です。

先ほどのケースに入れます。

マスキングテープを使って蓋をします。

同時にシリコーン作業をしてしまいたいので、周波数ツマミ用と裏フタ用の型取りケースも作りました。


ちょっと大きいケースを作りすぎた感じがあります。

ケースは合計3個作りました。

この続きは「NEWコムリンク製作への道のり5」で紹介します。

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