純粋経験B(続)

  ├平塚らいてう 小説『煤煙』
    ├平塚らいてうと森田草平
    ├平塚らいてうとの会合
    ├朋子の神秘体験A
        ├真善美の外側にあるもの
    └未知の領域への挑戦


 ├芥川龍之介 『或阿呆の一生』
        ├彼ははたして反抗的哲学者か?
    ├僕の魂のアフリカ
    ├実在感が消失する世界
    ├誰も彼も死んでしまへば善い
    ├聞こえてくる神々の笑ひ声
    └風に吹かれてゐる葦

 ├純粋経験Bの特性
    ├純粋経験B
    ├内面的経験
    ├価値の逆転
    ├AとBの混在
    ├相対的価値
    ├健康状態の函数
    ├認識作業
    ├苦痛の世界
    ├AとBの独立性
    ├AとBの独立性(2)
    ├A after B


 ├藤村操とシェークスピア
    ├藤村操
    ├新聞記事(1)
    ├新聞記事(2)

    ├ホレーショの哲学
    ├ハムレットの煩悶と藤村操の決断
    └B探検家の採るべき選択肢

 ├エドヴァルド・ムンク
    └『叫び』

 ├純粋経験Bの特性(続)
    ├経験の必要性
    └微弱な電波


 └結語
     結語
  

目 次 2


 純 粋 経 験 B
  と
 日 本 の 哲 学    

2006.03.07 up-loaded

出典:『純粋経験B : 西田哲学に対する疑問』
    河原道三、リバーフィールド、1994/8

出典:『日本の哲学』と『いくつかのBの例』
    河原道三、リバーフィールド、2009/5

├ウイリアム・ジェイムズ
  『宗教的経験の諸相』
      ├『宗教的経験の諸相』
      ├ A体験が欠落
      ├ B onlyタイプ
      ├ 伝記

      ├ ジェイムズのB体験
      ├ B onlyとはなにか?

      ├ B1B2
      B1B2 日本人の例

      └ 神秘体験と回心の差

  Bからの救い」
       ├「心理操作」を取り外す
       ├ Aの記述例

       ├ Bの記述例
       ├ Bの前兆現象
       ├ Bの前兆現象(2)
       ├ B onlyの場合の対処法
       ├ ジェイムズの自家撞着
       └ 痛ましい結論

あとがき


     2008.09.30 up-loaded  

純粋経験Bの他の例

 ├ムハンマド
   ムハンマド
    ├「凝血」
    ├「戸を叩く音」
    ├「巻きつける」
    ├「恐るべき神」への道程
   ├世界の真実は闇
    ├「黎明」
    └シーア派

 ├高井鴻山
      ├高井鴻山(1)
      ├高井鴻山(2)
      ├高井家の生業
      ├妖怪画
      ├高井鴻山漢詩選集(1)
      ├高井鴻山漢詩選集(2)
      ├高井鴻山漢詩選集(3)

      ├高井鴻山漢詩選集(4)
            統覚直観
            統覚直観の実例
      └芸術家としての高井鴻山

  

2005.12.8. up

 日本の哲学(2)

  ├聖徳太子
     ├仏教の伝来
     聖徳太子1
          聖徳太子2

    ├仏教とはなにか
     ├『古寺巡礼』
     観音菩薩
     観音菩薩の三つの性格
     └百済観音の本質

  ├空の思想
     ├『般若心経』
     ├『般若心経』全文
     竜樹による『中論』
     ├三枝『中論』メモ1
     ├三枝『中論』メモ2
          ├三枝『中論』メモ3
          └三枝『中論』メモ4

  ├勝鬘経義疏
     ├勝鬘経義疏1
     勝鬘経義疏2
     勝鬘経義疏のコア「空智」
         
  └「和」の精神
          └「和」の精神
     

純粋経験B

 ├スティーブンスン
  『ジーキル博士とハイド氏』

    ├ジーキル博士とハイド氏
    ├スティーブンスンの主張
    └人間は一人か、二人か、三人


 ├上村松篁  『私の履歴書』

    ├上村松篁
    ├道徳的なる神秘体験(1)
    ├道徳的なる神秘体験(2)
    ├松園の影響
    └道なきところに道を求める

  ├ゲーテ
    
├『ウェルテル』第一部
    
絶対基準に反する世界
          ├真理の追求は反社会的性格?
          ├おのれを囚える四つの壁
          ├ひそやかに忍び込む「死」の影
     ├ついに捉ええない香膏
     ├出来の論理が欠けている「死」
     ├「死」−論理の辻褄があわない
     ├閑話休題ー島正博
     ├価値観が裏返しとなる世界
     ├行手さえ分れば、きっと行くよ
     ├自殺ははたして罪悪か?
     ├「善」が私を苦しめる
     └永遠に口を開いた墓の奈落

  ├『ウェルテル』第二部
     ├転地して新世界を求めるも
     ├覗き眼鏡の奥に見えるもの
     ├血管を切り開き、永遠の自由
     ├涸れた泉、裂けた桶
     ├わが神!わが神!なんぞ我を
     └信仰か、狂気か?

  ├『ウェルテル』第三部
     └右目の上から流れ出る脳漿

  └ウェルテルの総括
     ├反抗的哲学者
     ├ウェルテルと死との関連性
     └
ウェルテルの見た心象風景       
 

日本の哲学(1)

 ├西田幾多郎

     └西田幾多郎という人

   ├『善の研究』を解剖する
     ├考究の出立点
     ├意識現象が唯一の実在
     ├実在の真景
     ├真実在は常に同一の形式
     ├真実在の根本的方式
     ├唯一実在
     ├実在の分化発展
     ├自然
     ├精神
     └実在としての神

    ├
心理現象としての「純粋経験」
     ├純粋経験という名の体験
     ├体験の内容は量子飛躍
      そしてそれは神秘体験A

  
 ├「唯一の実在」の正当性
     
その矛盾
     
その客観性

   
└唯一の実在が発生させる問題
     
狭隘な世界観
     
仕組まれた心理誘導
     
精神力の導入と日の丸特攻精神
    
   ├誤解を引き出した背景
       ├雪門と幾多郎年代記
       └「純粋経験」による
       日本の価値観の破壊