「・・・っしゅ」
愛しい者を呼ぶその声は暗い闇へと消える。
その艶めいた声でなを呼ばれアッシュはルークを抱く力を強くした。
腰に回した手を更に自分の方へと引き寄せればルークの口からは扇情的な声が漏れる。
「あっ・・・うぅ」
下肢から沸き起こる快楽とも言える痛みにルークは翠色の瞳に涙を浮かべている。
それにアッシュは思わず目を奪われる。頬をほんのりと赤く染め痛みを堪える姿が愛おしすぎて
なおもそれに耐え、自分を受け入れようとしているルークにアッシュは我を失いそうになる。
今宵何度目かの絶頂を迎えても足りないほどアッシュはルークの体を翻弄しつづけた。
「アッシュ・・・も・・だめ・・・」
苦しそうにそうそう告げるルークにまだ足りないとばかりにアッシュは腰を打ち付ける。
「っや・・・だ・・」
「悪い・・・ルーク。まだ治まりそうにねぇ・・・」
アッシュもまた荒い息使いで言葉を紡ぎながら瞳に浮かぶ涙を唇で拭い取る仕草は
あまりに優しく昔のアッシュからは到底想像もできないものだった。
その感触にルークは閉じていた瞳を開けアッシュへを見つめた。
「あっ・・・しゅ」
「っもう少しだけ我慢しろ。」
言い終わるか否かの間にアッシュは更に強くルークの体を揺さぶった。
再び起こる激しい痛みと快楽の波にルークは耐え切れずアッシュの背へ腕を回し、強くしがみついた。
体の中を熱い中心が擦れるたびにルークは体を震わせた。無意識のうちにアッシュをもっと深く、
その先へと誘うかのようにアッシュを引き寄せる。
その行為に導かれるようにしてアッシュは何度目かの熱をルークの中へと開放した。
ルークは自分のなかに流れ込んで来る燃えるようにあつい熱を感じながらそのまま意識を飛ばした。
ふわふわとする意識の中ルークはゆっくりと意識を取り戻し始めた。
暖かい手が優しく自分の髪を撫でている。それが誰なのかは目を開けなくともルークには分かる。
(気持ちいいな・・・)
ルークは少しの間その居心地のよい感触に浸っていた。
その暖かさが気持ちよくてもう少しアッシュに近づこうとルークは身動ぎをした。
「ルーク。起きたのか?」
「・・・うぅん。アッシュは、ずっと起きてたのか?」
上半身だけを起こしたままルークの髪を撫でていたアッシュを見上げるようにしてルークは問いかけた。
「あぁ。今日はいつにも増してルナが綺麗に輝いていたからな、それを眺めていた。」
その答えにルークも少しだけ体を起こし窓の外に浮かぶルナへと視線を向けた。
「ホントだ!真ん丸だな!・・・綺麗だ・・・」
満ちたルナに無邪気に喜んだかと思えば急に大人びた表情を見せたルークにアッシュは思わず
見惚れてた。
「てめぇの方が何倍も綺麗だ。」
「えっ!?」
顔中真っ赤にして慌てるルークが再びアッシュの獲物となるのは時間の問題だった・・・
END
はい、スミマセン。思わず裏になるような物を書いてしまいました(汗)
どんだけ欲求不満なんだよ!!!と言う突っ込みはなしで・・・違うんですよ!これはアシュルクにはまった当時
勢いで書いてしまった作品を折角だからお月見(UPしたのが十五夜だったので)風にしただけなんです・・・
しかもこう言った表現の小説書くの自体初めてだったのでなんか色々と間違ってたらスミマセン。
とにかく二人がラブラブならそれでいいんですvvv