![]() 磁気浮上式専用スタンドに載せたシステムの全容 |
![]() 中高域を理想的に音放射させる球形エンクロージャー。 天板、底板間の平行面による定在波対策に加え 中低域の回析効果を減少させる傾斜天板。 ハードメープル無垢材100%のラウンド構造エンクロージャー。 この画像だけでこの作品の品質/機能をご理解いただけるでしょう。 |
![]() 正面の様子 |
![]() 斜め前の様子 |
![]() ネットワークは内蔵せず外部接続していますので 背面の端子は個々の各ユニットと直接接続されます。 |
![]() 底板にはスパイクとスパイク受けが一体となった インシュレーターが組み込まれています。 |
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![]() 磁気浮上式スタンド正面の様子。 無負荷の常態では2枚の天板の間が広くなっています。 上記のスピーカーを載せた時の隙間と比べてみて下さい。 |
![]() 天板はスピーカー本体床面と同形状となっています。 金属ピンは磁気により浮いた上部の天板が水平方向に 移動するのを制限すると共に強いショックから スピーカーが転倒するのを防ぐ働きをします。 |
![]() 磁気浮上式スタンド背面の様子。 受け皿とピンが一体のスパイク型インシュレーターを装備しています。 |
![]() スピーカー本体と同じ厚板のハードメープル100%無垢材を採用して 強靱な構造と磁気浮上式スタンドの効果によりスタンドその物や 床などからの振動/共振等の相互の悪影響を避けて スピーカー本来の音だけを表現できます。 |
![]() .2.5Wayのデバイディングネットワークはお客様の希望により 外部独立式にしています。 使用パーツは回路部位により厳選して選択しています。 導体抵抗が大きく、ハンダの影響を受けない様にプリント基板は使わずに 圧着端子/端子台による各パーツのリード線での直接配線をしています。 |
![]() ユニット振動を受けない/将来的にマルチウエイ方式や クロスオーバー周波数の変更/使用パーツのグレードアップなどと この方式のメリットも多いと思います。アンプからの接続はバイワイヤライング方式 ネットワークからスピーカー本体の各ユニットには個々に接続しています。 |
下記は製作段階の様子です。 | 下記は製作段階の様子です。 |
![]() 長男機から切り抜いた板材 三男/4男/5男になる各部材の様子です。 |
![]() 綺麗な曲面に仕上げる為に治具をに合わせてルーターと言う機械で 仕上げ加工をしている様子です。 |
右上画像の仕上げ加工が終わって 組立を待っている様子です。 |
![]() 接着組立を行っている様子。 一度に全ての段を接着する事は出来ずに数回に分けて段階的に行います。 |
![]() 本体底板に装備される定在波抑制の為の曲面反射板です。 この部材の製作時間だけで最近発表したCタイプの標準エンクロージャーの 製作が完了してしまいます。 |
![]() ![]() ツイーター用球形独立エンクロージャーの製作過程の様子。 無垢材ブロックから手加工で削り出して製作します。 2個同じ物を製作するのが難しいのです。 |
![]() ほぼ部材が出来上がって仮組している様子。 ここ迄来るのに長い長い期間を必要とします。 |
![]() ほぼ完成して塗装を待つ常態です。 無垢材の加工製作している者は塗装前の無垢の常態に強い愛着を感じてしまいます。 |
概 要 この作品は”JBL−1500AL38cmウーファー用エンクロージャー”の製作工程上に発生する内部のくり抜き材を使用して製作し、 音質と機能はウッドウイルの標準作品である”PURE−ROUND100A(通称ウイング)”をグレードアップした上位の音質を狙っています。 お客様は地元の方でウイングの音を聞く機会が多い事で大変気に入られていますが、オーケストラも聴かれる事からスケールアップをする必要がありました。 ウイングは室内楽を聞ける程度のスケール感ですが弦楽器再生を最優先して楽器の様に響かせる事を狙った作品です。 この作品は構造的には同様な無垢材積み重ね方式ですが山桜のウイングに対してハードメープルを使っている事、 スケールアップの為に13cm口径ウーファーをダブルで使用しています(ウイングは11cm1個です) ツイターには最低限としてウイング並みの弦楽器再生を満たす事(この事だけで難題です)と13cmウーファーとの 相性を高い次元で調和させなければなりません。 お客様は各種のスピーカーを長年聞かれて来た経験からしてもウイングが気に入られております。 この個性を満たしながらのグレードアップですのでエンクロージャー構造や材料は現在のウッドウイルが製作できる 最高の方式を採用し、ユニット選択にはツイーター/ウーファー共にハイエンドクラスの各6機種程の中から 1年以上の年月をかけて試聴を繰り返して選択いたしました。 途中の試作、試聴にはお客様は何度も立ち会って確認を繰り返して目指す音に近づけて来ました。 この様にして採用された各ユニットを最大限生かすデバイディングネットワークの設計や使用素子にも相応の時間をかけています。 ネットワーク設計/シュミレーションソフトを使っての机上計算は勿論行いますが、それらだけでは常識的で無難な設計しかできません。 特にウーファーがダブルの場合は(床面積を少なくする為に小口径を使います)互いの干渉による歪みや音の濁りを避けなければなりません。 その上で最大限の低域再生能力と2Wayと言う事から中域の分解能/明瞭度を発揮させなければなりません。 ツイーターは上記の様な弦楽器再生やお客様の希望するオーケストラでの各パートの聞き分けや女性ボーカルの柔らかさなど出しながら ウーファーとのつながりを考慮してトライ&エラーを繰り返して決定いたしました。 本作品外観の特徴について .ツイーター独立型球面エンクロージャー 理想的な音放射を行う球面の特製を最大限生かしながら実用的な構造体としてまとめています。 一般的なバッフル搭載との比較では単に定位が良いと言った二次元的な表現を越えて 左右/前後/上下を複合した音場感を再現する事が出来ます。 .ハードメープル無垢材積み重ね方式ラウンドエンクロージャー JBL1500ALの例でも述べましたが、如何に高性能と言え、これ程贅沢に資材と時間をかけたエンクロージャーは 内外共に存在しません。高価で音楽的響きの優れたなハードメープル100%使用だけでも驚きで、それをラウンド(曲面)に くり抜いて積み重ねた構造体、本体バッフルと取り外し方式バッフル板と合わせて厚さが約50mmです。 その他の曲面部位は連続的に厚さを変化させて不要固有振動を抑制しながら適度に振動(響かせる)させています。 それがアコースティック楽器を生き生きと表現させます。 ラウンド構造と底板には曲面反射板搭載、天板は傾斜させてそれぞれに定在波発生を抑制して必要悪の吸音材使用量を 最小にしています。定在波を吸収するばかりかウーファーの内部音響エネルギー迄も吸音材によって熱エネルギーによって 損出させた一般的な直方体エンクロージャーとは音の躍動感やスピード感などの新鮮な音の響きは素晴らしいものです。 外側から見たラウンド構造は音放射の妨げが少なく、回析効果も抑制して上述の音場感を生み出しています。 .専用磁気浮上式スピーカースタンド リンク先ページも参照下さい スピーカー本体と同材料/統一デザインとした磁気浮上式スタンドを同時製作しています。 スピーカーの振動を他へ伝えない、他の振動をスピーカーに伝えない事を目的とした機械的に絶縁したスタンドです。 スタンドの振動に助けを借りて低音を増強させたり等の色付けをする目的とは主旨が違います。 スピーカー本来の音をそのまま出す事を目的とします。付帯音が付きませんので音質はクリアーそのものです。 ボーカルの音像が丸く適度な大きさに聞こえますか?良くあるのは音像が縦長の楕円になっています。 付帯音が音像までをも歪めている事が聞き取れるスタンドです。 |
Model Aokiの仕様 1.使用ユニット:PARC Audio社 13cmフェイズプラグ付ケブラーコーンユニット DCU−131K2 2個 markaudio社 8cmフルレンジ兼ツイーターユニット Alpair 5 Gray 2.クロスオーバー:ダブルウーファーによって生じる中域の干渉防止オリジナル2.5Way型 .ウーファー(下)fo〜350Hz .ウーファー(上)fo〜2.7KHz .ツイーター 2.7KHz〜上限 3.周波数特性:45Hz〜30KHz(-6dB) 4.入 力:80W(連続) 5.音圧レベル:90dB 6.インピーダンス:6Ω 7.寸法(最大値):W210/H700/D280mm 8.端 子:バナナ対応大型独立型 9.エンクロージャー:ハードメープル無垢材積み重ね方式ラウンドエンクロージャー 10.仕上げ:生地着色+塗膜着色ウレタン吹き付け塗装(8割艶仕上げ) 11.参考価格:お問い合わせ下さい 12.専用スピーカースタンド .W280/H360/D330mm .材質:ハードメープル無垢材 .仕上げ:本体と同じ .インシュレーター SuperSpikes−SS8 .参考価格:お問い合わせ下さい |