![]() スピーカーシステムの大きさを理解し易くする為に チェロを横に置いてみました。 |
![]() 難易度の高い構造ですが外観はとてもシンプルです。 |
![]() ![]() ウレタン吹き付けクリアー塗装仕上げです。 |
![]() ![]() ユニットは埋め込まれていてバッフル面はフラットです。 サランネットの取り付けマグネットで行います。 |
![]() ![]() ウラウンド構造の特徴的な後部の様子です。 スパイク型のインシュレーターが組み込まれています。。 |
AUDIO NOTE 2001-20SP 20cm口径フルレンジユニット 既に製造中止となっているレアなユニットです。 重量級の駆動回路を持つこのユニットは取り付け取り外しに工夫が要ります。 |
概 要 この作品製作は注文主様が愛蔵されていた20cm口径フルレンジユニット「AUDIO NOTE 2001-20SP」をオーバーホールし、 エンクロージャーも新規に製作されたいとのご相談からスタートいたしました。 既にメーカーでも詳細な資料は無くなりつつあり、少ない情報から工夫して設計を始めました。 予測値に基づいたシュミレーション等を含め綿密な打合せが済み、 ユニットの支給を受けて試作エンクロージャーにて得た実測データーに基づき詳細仕様を決めました。 この作品を受注した時点では当工房作品のグレードを示すランクで「総合グレード1」の仕様でした。 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/enkuro-menu.html しかし、製作開始を待つ間に新型エンクロージャー「バーチ合板積層ラウンドエンクロージャー」が完成しましたので、 お勧めして「総合グレード4」の仕様で製作する事となりました。 「バーチ合板積層ラウンドエンクロージャー」が完成し、基本的なチューニングを行います。 ラウンド方式で100Lクラスの製作は多くはありません、その大きさと重量にチューニング前はただの一種の共鳴箱でもあるので、 これからのチューニングに興奮する気持ちを静めて取り組みました。 最終的には注文主様からお預かりしたCDを試聴しながら最終調整を行って完成させています。 私の経験からも一般的にもエンクロージャーはスピーカーシステムの音質を決める要素の40%以上を占めると考えて来ましたが、 この作品は60%前後を占めるのではと思いました。 その理由は簡単で、試作エンクロージャー(充分に手入れをした市販の中高級機クラス)ではこのユニットの評価が 全く出来なかったからです(ユニットが本来持つ性能/特徴が全く出ていなかった)。 音質評価用では無かったとは言え、試作エンクロージャーで聴いた音とあまりに大きく隔てた音質に改めて驚きを感じると共に、 スピーカーの音は未だ未だ良くなる可能性を秘めているのだと今後の製作意欲を掻き立てられる経験にもなった作品でした。 下記をご参照下さい。 .音質についてブログに掲載しています。カテゴリー「オーディオ」/2012年9月20日/MDFの音質 http://woodwill.typepad.jp/blog/ .バーチ合板積層ラウンドエンクロージャーの詳細 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/barchi-sekisou-kit-kansei.html |
仕 様 1.使用ユニット:AUDIO NOTE 2001-20SP 20cmフルレンジユニット 2.構造/方式 :ロシアンバーチ合板積層ラウンドバスレフ型エンクロージャー 内容積100L 密閉型 3.寸 法 :W360(最大値)/H965/D450mm 重量約35Kg(1台) 4.端 子 :バナナ対応大型独立型 5.配 線 材 :純銀製支給ケーブル 6.インシュレーター:スパイク型(受け皿一体型) 7.仕 上 げ :ウレタン吹き付けクリアー塗装仕上げ(60%艶有り) 8.サランネット:ジャージ生地/マグネット装着式 |