工 作 室 FILE-3

AVAMP POWER Controller
AV AMP POWER Controller 工作シリーズ初の全くの自作作品である。
 TVの音声は元来FM-FM方式で,FMラジオのFM-AM方式よりはるかに音質は良いのだが,いかんせTVに付いているスピーカーは音が貧相で嫌いだった。そこでTVにAVアンプに接続してオーディオ用のスピーカーをドライブして使用していた。使用頻度はオーディオよりTVの方が圧倒的に多く,TVの電源スイッチとAV-AMPの電源スイッチの2つを入れたり切ったりするのがとても苦痛だった。とくに家族には不評で,AV-AMPは私が居るとき以外は稼働しなかった。
 電気関係の雑誌である機器ののPOWER-ONを検出し,その信号を1チップDC-AMPで増幅し他の機器の電源を入れるという記事が載っているのを見て,これを作ろうと部品を集めに店に行ったらDC-AMPなんか使わなくても出来ると言われ,リレーだけで作りました。
 材料は電子部品店で購入し,電気図面は適当に自分で作って作成しました。電気図面を載せようと思ったのですが,落書き程度に書いた図面で,紛失してしまい,思い出そうにも思い出せませんので,基本的部分だけ載せておきます。
AV AMP POWER Controller基本的な電装図面 稼働中のコントローラーの仕様は,オーディオだけで使用するケースを想定し,TV優先,SW優先の切り替えが出来るようにしてありますが,TV優先で切り替えることはありませんでした。この状態でも,オーディオだけで使用するときも,リモートSW(2箇所で出来るよう2個取り付けてあります)でAVAMPの電源を入れることが出来るので,これで十分でした。
 このコントローラーを取り付けてから,家に帰るたびAVAMPの電源を入れ,TVのボリュームを下げる必要が無くなりました。
 TVの音声は基本的にFM放送より優れていると冒頭に書きましたが,肝心な音質は局側の怠慢で,決して良いとは言えませんが,それでもたまに音質の良い放送もあります。また,レンタルビデオで見る映画も,エフェクティブ(効果過剰)ではありますが,けっこう楽しめます。現在の使用しているAVAMPは2台目でドルビープロロジックに対応しているので,サラウンド用に小型SPを天上から吊していますが,映画で頭上をヘリの音が飛んでいくのは楽しいですよ。
工作費用:ケース,リレー,スイッチ,コンセント,配線ケーブル等
       合計4,000円程度だったと思います。
工作時間:1週間(設計,制作,バグ取り含め)

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