工 作 室 FILE-1 |
高木産業 デジカメ PURPOSE PDC-35 |
![]() 1999年の暮れに高木産業から発売されたデジカメPDC-35 を見て,その大きさに惚れてしまった。 フラッシュが内蔵されていない,解像度がVGAなどと気になる点もあったが,何より小さい! 小さいことは良いことだと余り考えもせずインターネットで発注。(値段も9,800円とジャンクソフト並) SONYのCCDが供給不足で3カ月待たされ,2/22に配達された。 箱を開けて手にしたPDC-35はコンパクトで,「ヤッター」と喜んだ。しかし,至福の時は短く,早速セットアップし画質等をチェック,「ドライバーは英語版カッコ良くないぞ!」「画質は思ったより悪いヌヌヌ...」「USB転送もとろい,1ファイル転送毎に途中でフリーズしたように止まる」「突然フリーズする,電池を抜いてリセットが必要」「やっぱ内容もジャンクソフト並か?」 しかし,本当のジャンクは基本設計にあった! な,何と電池がもたない! 単四アルカリ電池2本で設計されているが,2〜3枚撮ると電池エラーで作動しなくなる。附属の電池が劣化しているのかと交換してみるが変わらない。 テスターで電池を調べると「GOOD」の新品同様の領域である。 そこで,PDC-35の食欲(消費電流)を調べてみると,SW-ONで400mmA シャッターをおすと,500mmAもの電流を消費している。これでは単四電池2本で供給できない。また動作電圧が2.8V以上必要なためニッカド電池も使用不可。リチウム電池は高いし入手が不便。入手が楽なアルカリ電池がやっぱし便利。 しかし,PDC-35で使用できなくなった単四は,TVのリモコンに入れれば,2〜3年は使用可能な状態。電池が安くなったとはいえこれはたまらない。様々な対策案を考えた。 ![]() 多少,コンパクトさを犠牲にするが,撮れないデジカメではしょうがないからと,単四電池フォルダーをデジカメの横に取り付け,電池をパラって使用することにした。 家族からは「格好悪い!」と笑われるが,それでもこんなにコンパクトなデジカメはない! しかし,電池剥き出しでは良くないので,小物小品の梱包用の透明のアクリル板(要は廃材)を曲げ,100円ショップでマジックテープを購入し,脱着式の電池カバーを作った。(写真・下 正面と後面)後に,黒の布テープで電池を見えないようにしました。 多少大きくなったとはいえ,日常持ち歩ける大きさである。日常の小さなイベントの記録用には十分であろう。 蛇足だが,最近,中田英寿起用のTVCFしているキャノンのIXY DIGITALは気になる商品である。実物を見ると少々厚めだが,まともなメーカーの中では最小だ。サンプル画を見るかぎり画質も良好。いつかは手にしたいカメラである。 追記:結局PURPOSE PDC-35は使い勝手が悪く,知人のSCSIカードと交換してしまいました。 常時携帯用デジカメは,単三2本で作動し,フラッシュもついているKodak DC3800にしました。 |
工作費用:電池ケース1個,配線用ケーブル少々,カバー用の透明アクリル(廃材利用), マジックテープ 合計200円程度 工作時間:1時間 |