Birth0Death番外編

タクスの部屋スペシャル〜踊る踊る踊るタクス御殿〜:第二パーティーライン住人+α


第二パーティー:サティサッサイッコク・ニコクサンゴクララゴンドラエンドウマル

 

ライン城の中庭にて・・・。出発前夜の宴会場が再び設けられている。

 

タクス「さてっ!!第一パーティーには踊らされてしまいましたが」

マル「いや、踊らせたわけじゃなくって、タクスさんが勝手に石化しただけじゃ・・・」

タクス「(黙殺)さあ、今度こそ、私の手のひらの上で踊るがいい!!」

ゴンドラ「なんだ、こいつはっ!!」

エンドウ「世界征服を企む、悪の化身ではっ!?」

ゴンドラ「ぬわにぃーっ!!そうだなっ、あのセリフ、まさに悪人の証拠っ!!」

タクス「クァクァクァッ!!!そうです、私は悪の化身、タクス・キョウ・トウゲンッ!!・・・って違いますよぅ〜(T_T)」

ゴンドラ「覚悟しろっ!!トウゲンッ!!!」

エンドウ「世界の平和は我らの手に!!」

サッサ「おうッ!!行くぜッ!!!!」

サティ「ストーップ!!!・・・って、何、サッサまで加わってるのよ?

サッサ「熱いハートが燃えるんだッ!!」

マル「おいおい」

サティ「・・・(ため息)この人はね、タクス・キョウ・トウゲンって言って、この番外編の主人公なの。だから悪の化身じ

ゃないのよ。わかった??」

 

ゴンドラ&エンドウ、無言でうなずく。

 

ララ「あらら。サティ、とめちゃったんやね〜(←残念そう)

マル「ララ、黙ってると思ったら・・・(^_^;)」

 

ゴンドラ「すまなかったな、誤解して」

エンドウ「すみませんでした」

頭を下げるライン住人ズ。

タクス「い、いえいえ。しっかし、サティさんの言うことはばっちり聞くんですね、皆さん」

サッサ「おうッ!!サティはラインの帝王・・・ゴフッ!!!」

華麗なる鞭攻撃が炸裂。

マル「わっ!サッサ??」

サティ「いやあねぇ、サッサたら♪(鞭をしまう)別に私の言うことだからってわけじゃないわよ、ね、マル?」

マル「(汗 妙に怖いんだけど・・・)う、うん、そ、そうなのかな?うー、ああ、でもファンは多そうだよね」

ララ「ファンといえば、あの人たちも第二パーティーやなかったっけ?」

タクス「そういえば、イッコク、ニコク、サンゴクさんの姿が見当たりませんね??」

サッサ「ああ、あいつらならなッ、さっき・・・ギュフッ!!」

目にもとまらぬ、素早い鞭さばき。

サティ「どこかで寄り道でもしてるんじゃないかしら。ラインって英雄の町だから、意外と見るところ多いもの♪」

タクス「(・・・召喚してるのはライン城の中庭だけなんですけど(汗))」(←怖くて言えない。)

マル「(なんか、滅茶苦茶怪しいんですけどサティ(汗))」(←怖くて言えない。)

ララ「・・・なんとなく、あの人たちはきーひん気がするわ(汗)」

タクス「ま、まあ、人数が多すぎるのもアレですし・・・」

サティ「そうよね、人数多すぎると一人一人が目立たないものね♪」

サッサ「サ、サティ・・・それでッ!!!」

サティ「なあに、サッサ?(にこやかなる威圧)

サッサ「な、なんだ、まあ、そうだよなッ!!」

サッサ、マルの肩をばんばん叩く。

マル「なんだよ〜(汗)」

タクス「そうなると、いつものメンバーに+二人だけってことになりますねぇ。+二人さんに自己紹介してもらいましょう。(おお、なんだか主人公チックです、私♪)」

マル「主人公というより・・・」

ララ「司会者、やね」

タクス「うおっ!いつのまに、あなた方、心を読むことができるようになったんですかっ!?」

マル「フッ。番外編仕様だからね

サティ「さ、ゴンドラとエンドウくんに自己紹介してもらうんでしょ?私たちはよ〜く知ってるけどね」

サッサ「(サティの場合、裏情報まで知ってそうだな)」

マル「(知ってそうだ、じゃなくって知ってるんだよ、きっと)」

サティ「マル、サッサ?私も番外編仕様だってこと、忘れないでね

マル&サッサ凍り付く。

 

ララ「さ、さあ、ほんじゃあ、そっちのごっつい兄さんから自己紹介、頼むわ」

ゴンドラ「あ、ああ!!俺はゴンドラ!!ラック荘の住人で、職業は戦士だ!!!」

タクス「なんだか熱い人ですね・・・。」

ゴンドラ「おうっ!俺の心はホットだぜ?」

サッサ「オレの心も勿論熱いぜッ!!」

マル「そこ、対抗するなよ」

ララ「で?そっちの物腰柔らかな兄さんは?」

エンドウ「僕はエンドウです。祖先は僧侶だったのですが、僕自身は商人見習をしています、よろしくお願いします」

見事90度のきっちりしたお辞儀をするエンドウ。

タクス「ライバルですね(ー_ー)」

マル「は?エンドウが?なんで??いや、確かにラインでは僕のライバルっぽい感じだったけどさ(汗)」

タクス「口調丁寧系キャラは一人で十分!!そう、彼は私のライバルですよ!!!」

サッサ「おお〜ッ!!そうだなッ!!」

マル「そこー、煽るな」

サティ「でも、タクスさんよりエンドウくんの方が上品よね」

ララ「せやな、背筋もまっすぐやし、雰囲気が違うわ」

タクス「な、なんですと!?こんな若造に、この私が負けているとっ!?」

マル「い、いや、勝ち負けとかじゃないってば(汗)」

タクス「激脇役の分際でっ!!ゆ、許せんっ!!」

エンドウの胸倉をつかむタクス。

エンドウ「そのようなことをおっしゃられても、困ります(汗)」

ララ「・・・なんや、タクスがほんまに悪役に見えてきたわ」

サティ「みんなで倒しちゃいましょっか(笑)」

 

イッコク「戦闘ならばっ!」

ニコク「我々にっ!!」

サンゴク「お任せくだせぇっ!!」

 

マル「わ!?机の下から出てきたぞ??」

サティ「あなたたち、そこにいろって言ったでしょ?」

三兄弟「うっ・・・・」

サティ「ま、いいわ。さっさと倒しちゃって☆」

サッサ「えッ?オレもかよッ!!?」

 

イッコク「わかりやした!」

ニコク「ばっちり!!」

サンゴク「お任せくだせぇっ!!!」

 

サッサ「ってなにオレに向かってきてんだよッー!?」

マル「きっと“サッサとタクスを倒せ”ってことだと思ったんだろうね」

サッサ「何のん気に解説してんだーッ!!」

 

哀れなり、サッサ。

 

ララ「ほらほら、そろそろ締めんと、第三パーティーにはロナがおるんやろ?」

タクス「っは!!そうです、そうですよ!!」

タクス、あっさり手をはなす。

 

エンドウ「ケホッ」

マル「大丈夫か、エンドウくん?」

エンドウ「ええ、なんとか・・・ありがとうございます」

マル「(・・・ほんっと、こいつはいい奴すぎだよなあ・・・・)」

サティ「ほら、マルまでそんなこと思わないの」

マル「うう、ごめん。さあ、タクスさん・・・」

 

タクス「フッフッフ。次は次はロナに逢えるーッ!!(←聞いちゃいない)

 

マル「(プチン・・・←何かがキレた音)・・・・なあ、みんな、力を貸してくれないか?」(←勇者風口調)

サティ「・・・・そうね、そうした方がいいと思うわ」

ゴンドラ「・・・・おぅ。ライン住民の誇り、だな」

エンドウ「・・・・僕も、微力ながらお手伝いします」

 

タクス「??みなさん??」

マル「悪の権化めっ!成敗してくれるっ!!!」

ララ「おお〜。初代ルドの格言どおりの四人パーティーvsラスボスのバトルや!!熱いな〜♪」

タクス「え・・え・・えーーーっ

・・・・祝、勇者マル誕生。

 

第二パーティー終了


・・・・・・。(by作者)

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