Birth0Death番外編

タクスの部屋スペシャル〜踊る踊る踊るタクス御殿〜:第一パーティーお子様&勇者パーティー+α


第一パーティー:タクス子マルアーク(子アクトク)バッツアイズマルウメアクトクララルーワ

 

タクス「・・・・・・・・・・」

マル「お〜い、タクスさん??」

タクス「なんて、なんて大人数なんでしょう(@_@)」

 

茫然自失のタクス。

 

第一パーティーの会場はセンの酒場・・・風。

各テーブルに分かれ、好き勝手やっている。

 

子マル「おじちゃん、大丈夫?」(←とっても心配そう)

ララ「おじちゃん(笑)」

タクス「お、おじちゃん・・・・・・・ですと?・・・・・・・(石化)」

マル「別の意味で最強だよな、昔の僕」

子マル「???」

 

心配そうにタクスを見上げる子マル。

そのの袖を引っ張る、子アクトク。

 

アーク(子アクトク)「よぅ、ちびっこ。そんなおっさん相手にしてないであっちで遊ぼうぜ〜!」

子マル「おにいちゃんだあれ?」

アーク(子アクトク)「オレ様はアークさ!」

子マル「僕、マル!よろしくね」

 

嬉しそうに駆けて行く、ちびっこ二人。

 

アクトク「早速、かわいらしい子に声をかけるとは、やるな、昔のオレ〜♪」

マル「あれ、昔の僕だよ?」

アクトク「ぬわにー!!?」

バッツ「可愛かろう、可愛かろう、わが弟は♪ハッハッハ♪(←得意げ)でもやらん(真顔)」

アクトク「いや、いらん(きっぱり)」

マル「兄さんもいたのか・・・(疲労倍増)」

アイズ「お〜!!君がバッツの弟くんかっ!!」

アイズ&ルーワも近づいてくる。

マル「(そこはかとなく、サッサタイプだ)は・・はあ、まあそうです・・」

アイズ「オレはアイズ!アイズ・マツワカだ!!よろしく!!!(爽やかな白い歯を見せた笑いを浮かべる)

マル「僕はマ・・・」

アイズ「おう、マルくんだろ、よ〜く知っているとも!!」

ルーワ「私はルーワ・ザンです。よろしく」

アクトク「あ゛・・・」

マル「どうしたんだ、アクトク??」

アクトク「いや、なんでもね〜よ(誤魔化し笑い)」

ルーワ「アクトク、あとで反省会するからね♪(ぼそぼそ)」

アクトク「・・・(包丁装備でいうなよ〜 汗)」

アイズ「君の話は色々聞いているぞ?な、バッツ」

バッツ「あっれ〜?俺、そんなに話したっけ?」

アイズ「ああ。いつも兄さま兄さま言ってたとかさ、ああ、あと夜、一人でお手洗いに行けなかったこととか・・・・」

マル「うわーっ!!なんてこと言ってんだよ、兄さん」

バッツ「あの頃は可愛かったなあ♪」

マル「お手洗いぐらい一人で行けたよ。兄さんが勝手についてきたんじゃないか!」

バッツ「いやだなあ、可愛い弟を夜、一人でお手洗いに出すなんて、できっこないじゃないか!!」

 

ルーワ「通りでバッツ、野営のとき敏感だったんですね」

アイズ「妙に、眠り浅かったもんなあ・・・」

アクトク「そんなことで鍛えたのか」

ララ「勇者って、マルのために無駄に才能使ってたんやな」

 

マル「あっ、ララ!!どこ行ってたんだよ?」

ララ「どこって・・・あのおばあちゃんにつかまっとったんや」

マル「おばあちゃん???うわっ!!」

ウメ「ちょいと、なんなんだい、ここは〜??(←そういいながら、酒を飲みまくるウメさん・・・75歳)」

マル「第一話に登場した、郵便局のお客さんのウメさん。ふつー、あの人まで呼ぶかなあ?・・・ってそういやタスクさんは?」

ララ「まだ、石化中や。・・・さすがに、タクス、起こしてあげんと、あとでいじけそうやで?」

マル「お〜い、タクスさんが凍ってる間に、話がどんどん進んでるよ〜?」

タクスやっぱり、石化中。

マル「しょうがないなあ、おーい、子マル、ちょっとこっち来て」

子マル「ん?なあに、大マルお兄ちゃん」

てとてとと、一生懸命走って来る子マル。

マル「悪いんだけどさ、このおじさんね、“おじさん”って呼ばれるのがすごく嫌なんだって。だから“お兄さん”って呼んであげてくれるかな?」

子マル「そうなの?ん、わかった!!」

アーク(子アクトク)「けど、こん人、おっさんじゃね〜か」

アクトク「我ながらステキな生意気っぷりだな♪」

マル「そこーっ、自画自賛しないっ!!さ。“タクスお兄さん、起きてよ”っていってごらん?」

ララ「・・・マル、なんだか妙に怪しいお兄さん化してんで・・・」

子マル「タクスお兄さん、起きてよ(←とっても素直)

バッツ「うおーっ!!“バッツお兄さん、起きてよ”って言ってくれーっ!!(←録音式目覚し時計片手に)

マル「バッツお兄さん、(←棒読み)寝てろ」

マルのスペシャル睡眠魔法炸裂。

バッツ「なんかこっちじゃ、扱いひでぇゼ〜マル〜〜〜Zzzzz・・・」

バッツ、リタイア。

マル「さてと、タクスさんは・・・・、まだ石化してるや(ため息)

ララ「しゃあないな。ほら、タクス、あんた主人公やよ〜?」

マル「あ、そっか。いい加減石化解け〜。タクスさんは、主人公なんだよ?」

“主人公”の言葉に反応する石像タクス。

ぼろぼろと石が崩れていき・・・神々しく輝く。

・・・中から生まれいずる命。

タクス「タクス・キョウ・トウゲン、完全復活!!ですよ!!!なんといっても主人公!!!!!!!」

マル「あ〜あ〜、やっと復活したよ」

子マル「よかったね、おじ・・・お兄さん」

アーク(子アクトク)「へっ、やっぱ、おっさんじゃねぇか。じじぃで十分だぞ」

タクス「(T_T)じ・・・・じ・・・ぃ」

マル「だぁーーっ、また石化するなよ、ほら、主人公だろ」

タクス「そうですね、そうですよ!私は主人公なんですっ!!!」

 

一同、一応、拍手。

 

アイズ「なあ、なんで拍手するんだ?(←わけもわからず拍手する人)

マル「しっ、いいんだよ、タクスさんは調子に乗せとくのが一番なんだ」

ウメ「めでたいのぉ〜♪じいさんや(←拍手のかわりに傍らの人の頭を叩く人。結構いい音が鳴っている)

ルーワ「ウメさん、バッツですよ、それ・・・」

バッツ「うう〜、マル〜マル〜〜〜Zzzzz・・・」

 

ララ「・・・(ため息)ほな、さっさと締めようか」

タクス「え?もうですか!?」

 

ララとタクスの会話を、穢れない瞳を見開いて聞く、子マル。

表情は真剣そのもの。

 

子マル「もう、終わっちゃうんだ・・・」

アーク(子アクトク)「みたいだな」

子マル「じゃあ、お別れなんだね」

アーク(子アクトク)「(汗)な、なんだよ」

子マル「もう、逢えなくなっちゃうんだよね」

アーク(子アクトク)「・・・うっ(涙目)

子マル「でも、逢えて良かった。楽しかったよ、アークおにいちゃん」

アーク(子アクトク)「子マルぅぅっ(涙腺爆発1秒前)

アクトク「だーーっ!!おいおいおいっ、マルよぅ、この、子マル、どうにかしてくれ〜っ!!」

マル「フッ。子マルはすでに僕とは別人さ。そんなピュアで素直な子どもが、僕なわけがない!!(断言)」

 

タクス、子マルとアーク(子アクトク)のやりとりを無言で見つめる。

 

ララ「お〜い、タクス??締め頼むで〜?」

タクス「フッ。子マルなだけに、子マルに困る、第一パーティーでした☆」

 

・・・・・・・・・・・・・・。

 

ララ「さ・・・・・寒い」

マル「いや、寒いなんてレベルじゃ語れない・・・」

 

第一パーティー終了。


・・・・ごめんなさい(by 作者)

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