レヴォルトパーティー
11・励まし
N・Mが今回ナレーションをさせてもらいます。
・・・何て言うか、はめられたんでしょうか? 私は・・・
何だかいつもギアローさんに邪険に扱われますし・・・
確かに噛み殺しはあまりの乗り気じゃありませんでしたけど・・・
・・・え? 今なんか変な事いいました? 気のせいですよ。
ああ、このまま私はきっとオオカミに食べられてしまうんだわ・・・
他にも、オオカミとかオオカミとかオオカミとか・・・っていうかなんでオオカミしか浮かばないんでしょうかね・・・
「もしもーし、おねーさん生きてますー?」
倒れている私に話しかけてくれるかわいい女の子がいます。とりあえず私は心配されてしまったので、返事をしました。
「ええ、ありがとうございます。心配してくれるんですか?」
「ええ、ちょっと目が点になっていたものですから、やばいかな、と」
この子の言うには何だか私は瀕死の状態だったみたいです・・・何か悲しい。
「ところで、君は誰?」
「あ、僕はティアといいます。ティア・アフルエント。スペルマスターをする12歳です。男の子です」
「嘘」
「そ、そんなに頭ごなしに言われても・・・」
「絶対嘘」
「ひ、人は見かけによらないじゃないですか〜、僕はスペルマスターですよ!」
「あなたは絶対女の子よ!」
「ああ、そっちですか・・・そっちならどっちでもいいですよ・・・」
やった・・・って、私は何考えているんでしょうか・・・とりあえず、例のごとく、この子の特徴でも上げましょう。
銀色の髪が肩にかかるくらいで、ところどころに寝癖がありますね?
目は、何だか閉じていますが、うっすら見えるには深い青色みたいです。
でも、12歳と言うのも疑わしいです。
「と、ところで何かあったんですか? 空から落ちてきただけでも結構怖いんですけど・・・」
「聞いてくれます?」
「僕で良いのなら」
そう言ってくれると助かります。
「私、捨てられまして・・・」
「空から、ですか?」
「ええ。何だかいつも邪険に扱われて、この羽のせいなんですけどね・・・」
そう言って、私はお気に入りの羽をぱたぱたさせてみました。
「空飛べないんですか?」
「ええ、よくその人に見かけ倒し! とかは言われませんが・・・」
「言われないんですか・・・」
「でも、私は半ば強引に神を倒すための戦いに参加されてしまいまして」
「はぁ、あの、逃げていいですか?」
「だめです」
「・・・そうですか・・・」
とりあえずなんだかつらそうな顔をしているので、私の話はもうやめました。
「あの、申し遅れましたね。私はN・Mといいます。これも何かの縁です。一緒に旅します?」
「いいですよ。まあ、強引にさせられたことなら神も怒らないでしょうし」
ああ、なるほど。確かにそう言われるとなんだか気が軽くなりました。
「それじゃ、行きます?」
「はーい」
こうして、私はかわいい女の子と一緒に旅することになりました。
「男なんて嘘ですよね・・・」
「・・・嘘じゃねえよ」
「!!」
たった二人の離れ旅!(何のこっちゃ)
ティア:俺は男だ! うそつきというんじゃない!
N・M:どどどどうしたんですか!?
ティア:がぁー! ジハド!
N・M:きゃああ!?
数分後
ティア:あれ? 僕、どうしてましたっけ? なんか周りが荒れ野になっているんですけど・・・あ、N・Mさん、大丈夫ですか?
N・M:あ、余り・・・
ラグナロク:短くてすいません。まあ、何というか、とんでもないボケ役がいないとこう言うのは続きませんな(おい)まあ、このパーティーはしばらく戦力補充することになるでしょう。次回はろう・ふぁみりあ殿です。ふっふっふ(怪しい笑い)