ギアローは自分の足元を見る。

そこには、もはや見えない神の死骸があった。

「・・・やったようですね」

プラフィスが言う。

「ああ。ファーストステージクリア、というところだな。なあ、権兵衛」

と、権兵衛を見るギアローだが・・・

「へ、碧雲が・・・」

と、無残に破壊されている碧雲を見て震えている。

「何だ、そんなことか、それなら、リバース」

ギアローは魔法を使うと、あっという間に碧雲は直っていた。

驚き喜ぶ権兵衛は、早速乗り込んでみると、銃弾も燃料も補給されている。

それどころか、以前から古くなっていて、どこかで交換しようと思っていたパーツも新しくなっていた。

「おお!恩に着るぞ、ギアロー!」

「なあに、そいつは意外と役に立ちそうだからな」

そう言ってさわやかそうにしているギアロー。

それを怪しむプラフィスとN・M。

「・・・モルモットか?」

プラフィスは九牙に戻ると、そう言った。

「・・・さあ、何のことかな?」

そう言って天を仰ぐギアロー。

とりあえず、結果良ければすべて良だった。

「さて、残りのやつはほっといて、勝手に神探しをしようではないか!」

「ええ!?」

驚くN・M。

「そうだな・・・どうせどこにいるかわからないのに、ここら一帯を捜しても見つからないかもしれないしな。旅の途中で運が良ければまた会うだろう」

「よし!そうと決まったら、碧雲に乗って次の世界へ出発だ!」

「おう!任せな!」

威勢よく返事する権兵衛。

そして勢いに任せて碧雲に乗り込む三人。

助走は先程N・Mが作った道がある。

「行くぞぉー!」

権兵衛がそう言うと、エンジン点火。

Gが全員に降りかかる。

・・・そして無事出発した・・・訳ではない。

とりあえず、現在は特に何も運んではいないので、人がいる場所はいくらでもある。

ただし、ギアローの魔法によって修復されたと思っていたが、ドアの調子がおかしかった。

もちろん、三人とも普通の人ではないが、結果はというと・・・

「きゃぁぁぁ!?」

・・・N・Mのみ残され、碧雲は空に吸い込まれるように消えた。

「・・・え?」

気がついた時はもう懐中時計を飛ばしても届く距離にはいなかった。

 

 

 

 

「何か飛んだか?」

「気のせいだ。プラフィス。こっそりここを直せば万事おっけーだ」

「・・・」

 

 

 



 

座談会

 



 
 

ラグナロク:さあ、苦労した初めての神との対決、どうだった!?

し〜ん

ラグナロク:ん?どうした、みんな疲れたか?

し〜ん

ラグナロク:・・・誰もいない?

し〜ん

ラグナロク:・・・どうやらそれぞれおのが道へ行っているため、座談会に参加できないらしい・・・ひとまず、執筆が遅れたのだけは謝りませう。

し〜ん

ラグナロク:・・・こう平和なのもいいが・・・物足りないものがあるな・・・今回は以前に比べてもかなり量が増えております。いろいろクリックしていれば、知らなかったところなども見つけられるかもしれません。何度も選択肢を確認してみて下さい。・・・そのかなり増えた選択肢によって、ろう殿にも迷惑がかかったことでしょうけど・・・今謝ります。

し〜ん

ラグナロク:・・・さて、次回はティアです。その次は誰もいませぬ。誰かラグナロクに救いの手を(おい)


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