レヴォルトパーティー

第4話  実力

 

 

 

今回のナレーションはこの古津矢九牙・・・そしてそのもう一人の 人格・・・・プラフィス・O・ディナスクがさせてもらう。

なぜならば私は『神の世を終わらせるもの』から依頼を受け、神殺 しの者たち(未定)の力の程を見るためにやって来た。そんな今回の設定なのに神殺しの者たちがナレーションやったら無理があるだろうからだ。ちなみに今私は街のはずれにいる。

(九牙。戦うなら私を出して下さい)

・・・まあそう言うな。接近戦になったら変わってもらう。

(何でですか?そんなつまらないですよ)

・・・だって・・・

(だって?)

・・・もしかしたらこれが最後の出番かもしれない し・・・

(・・・何で消極的なんですか・・・)

いや、可能性を言ってみたまでだ。

(・・・それだったら生き残る可能性もあるではないですか)

いや、むしろこのままずっこけて何もできない可能性が・・・

(・・・そんなバナナ)

はっ! バナナの皮が!これは転ばなければ!

きゃーーー!何でですかーーー!!

 

 

 

 

 

すってーー ーーん

 

 

 

 

・・・やっぱりお約束はいいなぁ。(頭打った)

(何でバナナの目の前で転ぶんですか・・・話が進 まないんで強制交代です)

(うん? あ! 変わられた!)

あなたがいつまでもチンタラやっているからですよ。さあ、戦闘の 始まりです。

(・・・強制交代)

(あ! 油断しました! ・・・何の! もう一度強制交代です!)

(あ、また、でも強制交代

(ああ、もう! どうしてそうなんですか! 強制交代!

(冷静に強制交代。でも交代する度に髪の色と後ろの結び方が変わ るんだよな・・・まるでポリゴンキャラクターのごとく髪の色と結び具合がに変わっていくような状態に今体はなっているんだろうな)

「おお、何だかポリゴンのごとくキャラクターがに 変わっていっているぞ。行ったり来たり」

「でもこれは現物☆」

「な・・・何だか怖いですぅ・・・」

ムッ!? 誰かが来た模様。

(こういう交渉は面倒ですからあなたに任せます)

ようし

「あんたらだれだ?」

「奇妙なエネルギーを出しながら変形していた後の第一声はそれか 」

「明らかに自分は怪しいやつですって行ってるね☆」

「誰もどこにも行っていないと思うんですけど・・・」

「旅人とか♪」

「それよりも宿屋を知らないか? 何だかこのあたりの宿屋はさっ ぱりでな」

「・・・10000Gの宿屋を蹴っているんだから♪」

「本当にお金あるんですか?」

「ああ、ピー億ほど」

「「「・・・(唖然)」」」

(話が進まないようですね・・・今度は九牙は唖然としているから 大丈夫でしょう。強制交代!)

・・・こうしてようやく話の本筋を進めることができる・・・

「お? 金髪になったぞ?」

「本当だ♪ 黒髪から金に変わった☆ 後ろの結び具合も少しゆる んでるし、メガネあったけど今度はない♪ 耳も尖ったから種族も変わっている☆」

さあ、どうしたものかと思いましたが、よく見るとその人物たちは 神殺しの者たち(未定)ではありませんか。これは好都合です。

「・・・いろいろと説明してくれてありがとうございます。ですが そろそろ覚悟した方がいいですよ。私はあなたたちを倒しに来たのですから・・・」

「!!」

私が魔法で愛用の槍を取り出し、ギアローに一閃。ですがよけられ てしまいました。

「・・・ほう、星流の槍か・・・なかなか上等なものを使っている じゃないか」

「・・・それにその腕につけているのはひすいの腕輪ね」

キイナは短剣を取り出しました。そう来なくては・・・

「それでは俺もいいものを見せてやろう」

「いいもの?・・・さあ、何でしょうね?」

私はにっこりとほほえむ。本当に楽しみです。

「・・・後悔するなよ」

「させて下さいよ・・・私は九牙の失敗以外に後悔したことないん ですよ」

「フン・・・慇懃無礼なやつだな、気にくわん」

そういう都、彼の前の空間にとてつもない電撃・・・いえ、宇宙の 法則が集まっていきました。・・・少し後悔したかもしれません。

「見るがいい・・・わが究極の剣、バルバディスタン・・・」

真っ白に焼けた剣のようなものが彼の前に浮かび上がりました。

「・・・ここは私たちの出る幕はなさそうね♪」

「はい・・・」

彼は右手を振り上げる。

「さあ! 受けるがいい! わが神剣を!」

「勝負!」

相手はそのまま剣を取ろうとします。私も叫んで走り出しました。 勝負は一瞬で終わると思いました。でも・・・

「うわっちいい!!」

・・・え?

「うわあ・・・まだ冷めていなかっんですね・・・」

・・・本当に焼けていたんですね・・・

〜ここからはシリアスになるので、見たい人はクリック押しっぱな しのまま見ていって下さい〜

ですが私は手を緩めません。

「終わりです・・・」

私はギアローの頭を突き刺しました。そして唱えます。

 

天に近きに住まう炎の精霊よ

その力

長き太き牙となれ

 

「『フレイムタスク』!!」

そして爆散させる・・・完璧なタイミングでした。しかし、なぜだ かギアローの体は消えてしまいました。

「残念、そっちはダミーだ」

そして彼の完成させていた魔法を私に放ちます。

「食らえ! 『グランジオ』!」

私の足下が割れました。そして吹き荒れるマグマに足を取られます 。

「!!」

魔法による防御が効くためか、そう大したダメージは受けません。 ですが、このままでは不利であることには変わりありません。

 

地似近きに住まう水の精霊よ

その力

鋭き牙となれ

 

「『アクエリアファング』!」

水の牙がマグマを固めてくれました。やることは後二つ。

 

大地に住まう土の精霊よ

その力

長き太き牙となれ

 

「『ジオタスク』!!」

土の牙がマグマを破壊してくれます。後やることはひとつ。私は天 に槍を掲げます。

 

天空に住まう風の精霊よ

その力

長き太き牙となれ

 

巻き上がる風によって粉々になったマグマの破片をギアローに向か って打ちます。

「『エアリアルタスク』!!」

「ほう・・・」

ギアローは何か唱えていましたが、舞い来る破片に反応し、対抗し てきました。

「いやぁあ!」

彼の一括と共に作り出された光の壁によって風とマグマの破片は消 え去りました。

「へえ、やるんだね、あの鈍感♪」

「ど、鈍感って・・・どういう意味なんですか?」

「痛みに☆ だってあいつはダメージ受けても次の話に持ち込むよ うなやつだから☆」

「や・・・やっぱり人間離れしている」

へえ、それじゃ、私が圧倒的に不利ですね。それに本気ではないと はいえ相手はなかなか強いと判断しました。

「あなたの実力はわかりました。もうこれ以上戦うことはないでし ょう」

「・・・」

相手は相当不満そうでした。まあ、私も相当不満なんですがここで 深手を負わせてしまうのも何なのでやめました。

「あなたの先程の剣は一体なんですか? 相当興味があるのですが」

私がそう言うとギアローは得意げに話し出します。

「あれは『コスモソード』・・・アルテマにデジョンを組み合わせ 、超次元の力、すなわち『コスモ(宇宙)』の力を引き出す魔法。だがその巨大過ぎる力を制御するのには強力な媒体が必要となった。それで自分で剣を作ったのだ。それがあの究極の剣、ジストライクだ!」

・・・

「名前が変わっているよ☆」

「ずいぶんとシリアスになっていたのに〜」

落とされてしまいましたね・・・まあ、いいでしょう。後は任せま すよ、九牙。

「おや? また変わったぞ?」

「今度は人間ですね・・・」

ん? 私の出番か。いやはや茫然としていたからプラフィスが攻撃 するまで何が何だかわからなかったのだが・・・とりあえずこいつらについていかないと。

「仲間にしてくれないか?」

「ん? まあ、先程の実力ならばいいだろう。名前を教えてくれ」

「何だか偉そうだな「人のことは言えないと思いますが・・・」

何だか羽の生えた少女が私に突っ込んでくる。何が何やら・・・

「いいから名前を教えろ!」

「何怒ってるの♪」

「ああ、もう! 私は古津矢九牙でもう一人はプラフィス・O・デ ィナスクだ! あんたは!? さっさとしないとまた話題がそれる!

こいつの名前はすでに知っているが、なんか流れてきにそうなると 思い、つい口から出てしまった。

「ギアローだ! マジックエンチャンターギアローといえばこの世 で四人しか知らん!

「四人って・・・私たちを除くと後一人しか知らないんじゃ・・・ 」

「友達もいないんだね☆ かわいそう〜♪」

だとすると後は知っているやつは『神の世を終わらせるもの』だけ ということになるが・・・こいつには親すらいないのか?

「もちろん嘘だ!

「嘘といわれてももう取り返しがつかないよ」

「ならば嘘の本当が嘘の嘘でこれが本当だ!

「もう何言っているのかわかりません」

・・・どうも訳がわからなくなった。まあ、後は『神の世を終わら せるもの』の目的同様に私も動けばいいわけか・・・おもしろくなりそうだ。

 

 

 

 

 

ふん、我々神に歯向かおうというのか・・・こいつらは。

いいだろう、まずはこの私、農作の神スフィラリウスが相手となろ う。

 

ラグナロク:・・・ついに神が動くか・・・ここは私も動かないと いけなくなるな。我々はいままで神の恩恵にたよって生きてきた。だがそれももうすぐ終わる・・・

 

 

 

 

 

四人の戯言

ギアロー:ついに最近のRPGの王道の人数である四人になったな 。

キイナ:『の』が三つ続いているよ☆

N・M:気にしちゃいけませんよ。もう何を言っても仕方のないも のになってしまうんですから。

九牙:そのようだが・・・さて、次はどうしようというのだ?

ギアロー:町のはずれでとは言え、何だか大騒ぎ起こしたからその まま別の街に行った方がいいかもな。

九牙:それがいいだろう。

キイナ:ここでは何だか大した宿屋はないみたいだしね・・・ギア ローにとってだけど☆

N・M:ええ〜、もしかして野宿ですか〜?

ギアロー:そんなんだったらさっきの10000Gの宿屋に泊まる 。

N・M:・・・なかなか贅沢なんですね・・・・

九牙:どうでもいいが、今の我々では下級の神としか戦えないと思 うぞ。それ以上の者たちが強襲してきたらどうするつもりなのだ?

N・M:何とかなるんじゃないですか?

キイナ:まあ、まだ私とN・Mの実力は披露していないし、何とか なるでしょう♪

ギアロー:そうだ! こいつ(N・M)にステータス変化は現れな いのはなぜか知らなければならない!

N・M:いつわかるかな・・・

九牙:まあ、もう疲れたし、さっさと終わるぞ。

ギアロー:俺は疲れ知らずだ!

キイナ:その疲れは次回に繰り越されるという何だか妙なやつだけ どね♪

ギアロー:大丈夫だ。今回は全然ダメージ受けなかったし。MPだ って全然余裕だ。

キイナ:はいはい。当てにしてるよ

 

 

 

 

 

 

ラグナロク:むう・・・シリアスが中途半端だ・・・もっとアクシ ョンを・・・でもな・・・さて、人数は四人になった。さて、次は誰にしようかな・・・!・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 


INDEX

NEXT STORY