レヴォルトパーティー
第3話 街での仲間
さて、今俺たちはある街についた。
勝手についてきた
相棒のキイナと共に。そして俺は・・・
「・・・やっぱり流血で倒れているね♪」
もうどうしようもなく情けなかった。まあいいか。暇宣言したし。
「さてと、ここは私のケアルで治したいところなんだけど・・・
さぼっていたからかけ方忘れた☆」・・・やめてくれ、魔法は使い方を間違えるととんでもないことに ・・・
「まあいいや、
適当にやれば思い出すでしょ♪ じ ゃあ唱えるね☆ ごにょごにょ」「ど・・・どうしたんですか?」
余りにも凄惨な状態の俺の姿にに、一人のおとなしそうな少女がや って来た。まあ、こいつが来なければもっと凄惨な事態になっていただろうが。黒い髪で黒い瞳のかわいい少女だ。青いワンピースと緑色のリボンと赤いくつというミスマッチが変だ。天使の羽生えているし。
「そこ、品詞だからか知らないけど妙な日本語使っていると刺すよ 」
「あの・・・品詞じゃなくて瀕死だと思うんですが・・・」
「・・・ごめんね〜、一回逝って☆」
「きゃ〜!そんな理不尽な〜!」
少女はあえなくキイナの凶刃によって倒れる・・・と思いきや、意 外にも彼女に格闘の心得があるらしく、刃渡り1、2メートルのソードブレイカーでその場をしのいだ。
「あ、危なかった〜」
と、現在つばぜり合いになっている。こんな街中で戦われるとかな り迷惑だ。片方は羽が生えているから目立つし・・・ん? 天使の羽だとぉ〜〜〜〜!!?
「おい! おまえは
まさか神様か!?」「え!? 何のことですか! しかもかなり顔が怖いんですけど〜 」
羽の生えた少女はもう何が何だか、半泣きになっている。
「こんなもん! リフレッシュだ!」
俺はそう言うと凄惨だった状態が一挙元に戻った。
今度は彼女が凄惨な事態に陥っていると感知し、本格的に泣き始め た。
「え〜ん、怖いよ〜」
「さあ、神め! このマジックエンチャンターギアロー様に
倒されろ!」「ちょ、ちょっと待って下さい〜」
呪文を唱えようとするが、もう一度半泣きの状態に戻った彼女は何 か俺にいいたそうだ。ここは言わせておくか。
「どうした?」
「か、神様は羽が生えていないし、それになんか偉そうじゃないで すか・・・」
「
偉そうでなくて何が神だ!」「ひ〜」
「落ち着いて、ギアロー♪ あなたの本性はわかったけど・・・」
「
性格が悪ければ何でも本性なのかぁーーー!」「え〜ん、ごめんなさ〜い!」
「あなたが謝ってもね☆」
「
ドイツもこいつもそうだーーー!」(こいつは声 のトーンを平等に、ちなみにN・Mを指さしている)「ドイツは関係ないでしょ♪ でも今刺したってこの人には今回分 は効果ないし、自己再生可能みたいだし☆」
「え〜ん、え〜ん(指をさされてよけいに泣いている)」
「
うるさぁ〜い!」「ことの発端者が何言っているんだか♪」
更に論争が起きそうな時に、少女が何か言い始めた。
「つ、つまり・・・ひっく・・・私は神じゃなくて・・・ひっく・ ・・天使じゃないかな〜って・・・ひっく」
「・・・そうだったのか・・・すまなかったな」
「今までさんざん言っといて何言っているんだか♪」
「何を! 大体本当のことの発端者はお前だろうが!」
「え〜ん、え〜ん」
「あ、わ、悪い、何かおごるから・・・なんなら何か世話してあげ るから・・・」
「ひっく・・・本当ですか?」
少女は涙目でこちらに言う。
「あ、ああ、
何だか本当に償い切れないような事言ってしまったようなきがするし」「最後の方、声が小さいよ☆」
「な・・・なら聞いてくれます?」
少女は大分泣きやんだようだ。ふー、一段落か?
「私、N・Mといいます。今まで各地を旅していたんですが・・・ 大分お金が無くなっちゃって・・・」
「何だ、そんなことなら高級マンションを「
私たちはどうなるのかな♪」キイナが会話に割り込んできた。まあ、そう言えばそうだ。金なん て後から作ればいいし。
「・・・あなた全然かみ合っていないこと考えているでしょ☆」
「・・・わかった。よく考えてみると天使は神よりの使者」
「え?」
N・Mは何かいやな予感がしたようだ。
「おまえにはその案内人となってもらおう! さあ俺の言うことを聞け〜! コンフュ!」
「ひ〜」
俺は相手の精神をかき回し、その中で呪文で命令を下す魔法を唱え た。
しかし、しばらく背景と自分が真っ白になるほど魔法の効果はなか ったという提示がやるせないほど来た。
「・・・どういうことだ?」
「わ、わかりましたよう〜何とかしますから〜」
「・・・?」
魔法は明らかにかかっていない。いったいどういうことか・・・
「まあ、新しい道連れができたって言うことね♪ 私はキイナ☆」
「は、はい・・・何か楽しいことでも・・・」
「は〜い、一回逝って☆」
「きゃ〜」
・・・当分研究してみる必要があるな・・・よし!
「は〜い、キイナも一回逝って、エレメンタルロウ!」
俺は魂の世界が濃くなる魔法を使い、キイナにあの世を見せた。こ れはデスとは別物で、好きな時に生き返らせることのできるお徳用の魔法なのだ。
「きゃ〜、キイナさんが〜」
「まあまあ、すぐ治るから。とりあえず俺らは宿屋を捜すか」
「すぐ治ったよ♪」
キイナが目覚める。う〜ん、有効時間の短さが問題だな。ウルトラ マンの60分の1しか持たないし。
「で、どこ案内してくれるのかなぁ〜♪」
「(平然と)ああ、どっかのいい宿屋に行こうと思っている。金な らあるし」
二人はぴくっと反応する。特にキイナは盗賊という職業柄、こんな いいカモは見逃さない。
「何だかナレーターが変わっているのは気に食わないが・・・俺が 気づいてはいけないことだし・・・こういうご都合主義名作者だがよろしく」
「「よろしくね〜」♪」
二人の声がダブる。意味も読者へと、ギアローへの二重の意味もこ もっている 「さて、捜すとしようか」
「「おおー!」♪」
こうして二人の女性はすっかりギアローに参ってしまっていたのだ った。(別の意味で)
ザ・三者面談(謎)
ギアロー:さて、まずは何を目的とするかが問題だ。
キイナ:そうだね〜♪ なにかしらそう言うのがないと困りもんだ し☆
ギアロー:そうそう、天使の丸焼きを食うためとか・・・
N・M:イヤーー!
キイナ:・・・本当に天使なの?
N・M:わ・・・わかんない(ぐずっ)
ギアロー:どちらにしろ神を相手にするには余りにも戦力が少な過 ぎるな。戦闘は一話で終わらせると言っていたから追加キャラは期待できそうもないし。
N・M:それにしてもいったいどんなところに泊まるんだろう?
キイナ:今は彼の金持ち加減に参っているところだからどこだった いいわ♪
ギアロー:?? そうなのか?
N・M:ま、まあ、それはそれで・・・
キイナ:ま、人も三人となったし♪ そろそろ文章は次回あたりか ら増えていくでしょ☆
ギアロー:これからの活躍に注目、というやつだな。
N・M:これからもよろしくね
ぱお〜ん
?????:ぎゃ〜〜〜!!持ってかれていく〜〜〜!!!!!・ ・・・・
N・M:・・・何?
ギアロー、キイナ:気っにしっない☆
ラグナロク:ぐ・・・またひどい目にあった・・・・次回は小津矢 九牙(こづや きゅうが)さんの予定だ。三人目の女性・・・某小説の魔法使いのシチュエーションになってきているし。男求む!(本気)