レヴォルトパーティー
第二話 草原での遭遇
刀をぶら下げて一人鼻歌を歌う。
プ〜ンプンプンプ〜ン
フフフ・・・鼻歌はフンだけではないということだ。
「は〜い♪ そこで
奇妙な鼻歌歌っているバカ止〜まれ♪」ムッ、この魔法においてだけ天才のギアロー様をバカよわばりする とはまったく良識のあるやつだ! お礼に無視してあげよう。プンプンプ〜ン
「だから
鼻歌をのどから発生しているバカ☆ 止まれってば♪」グッギガゴゴ・・・
「ん? 表現間違ったようだけどダメージ与えているからいいや♪ どちらにしろ無視してくれたお礼はしなくっちゃ☆ えいっ☆」
と、メイジマッシャーを遠慮なく頭に突き立てようとする。こりゃ 、刺されると痛いし、気力も気づけば130あるし。ここまでいったらネタバレ当然だが分身をしてみる。すると見事当たった。
「・・・ありゃ? 一瞬すごいと思ったのに・・・」
ここが違うところだ。俺の分身は発動率が50パーセントなわけで はなく、回避が50パーセントとやたら信頼性の低いものだ。よく考えればブリングしてた方が得だったな。
「何か考えているみたいだけど、そう言っているうちにどんどん血 が流れているよ♪ 頭から☆」
「ム? だが傷は脳まで達していないようなので無視!」
「無視ってあんた・・・」
「大丈夫! 俺の脳は能動回避が可能なのだ!」
「・・・脳みそ小さいだけ?」
「愚か者! 人間脳は確かに普段は10パーセントしか使われてい ないが、このファンタジー世界では確実に60パーセントぐらい使っているぞ!」
「私の質問に答えてね☆」
そしてもう一度直撃を食らう。ぐぐっ、今度はさすがにきつい・・ ・まあリジェネかけたからすぐ治るけど。
「・・・あんたは液体人間?」
「なろうと思えばなれるぞ?」
とりあえずいったん落ち着くとこの女の特徴を見てみた。
氷のように冷たい蒼の髪、そして碧眼バンダナをしているし、後若 い。当然のようだがこれ重要。まあ、見たところ盗賊のようだな。盗賊の七つの道具丸出しだし。
「あ! やっちゃった♪」
少女は慌てて道具を隠す。
「もう遅いって」
「冷静に突っ込まれた☆ とりあえずいってくれたお礼としてだじ ゃれをひとつ♪」
「ん?」
隣の家の塀に囲いができたって
へぇ〜、かっこいい〜
「・・・塀の回りに囲いが?」
「うん、そうだよ♪」
「??」
俺はいったいどういうことがまったくわからなかった。
「あ、何だか満足できなかったみたいだからもう一つ☆」
「ん?」
本とミルクが見えにくくなったんだって
本当? 見る苦労ができたね
「・・・本とミルクが見えにくくなる?」
「うん、そうだよ♪」
「??」
いったいどういうことだろうか? 古代呪文でも使っている店なの か?
「あ、まだ満足していないようだからもう一つ☆」
「ん?」
あの遅いカーバンクルがレースに優勝したんだって
かぁ〜、番狂わせなレースだったね
「・・・カーバンクルが優勝? あの短い足でか?」
「うん、そうだよ♪」
「??」
いったいどういうことだ? 空でも飛んでいたのだろうか?
「あと後一押しみたいだね♪ それじゃもう一個☆」
刀を折ったらびっくりしたんだって
おったまげー、知らなかったなー
「・・・折っているのに知らなかったのか?」
「うん、そうだよ♪」
「??」
どういうことだ? 目がつぶされて一時的に目が見えなくなったの だろうか?
「しかたないな〜、とっておきだよ☆」
「ん?」
何とか都合つけてゲームをやっていたらある時間になった。
ゲー、ムツゴロウさんの時間だ!
「・・・そいつはムツゴロウが好きなのか?」
「ちょっと無理やりだったかな?」
「??」
そりゃ、そいつは忙しいから何とか都合つけてゲームやっていたん だろうけど、それよりもムツゴロウさんが好きらしい。いったいどんなやつだ?
「う〜、私はキイナ、だじゃれがわかんないならつきまとってやる !」
「いや、何が何やら・・・」
俺は知らない間に仲間を一人雇ってしまった。
これは幸先いいのか?
ギアローとキイナの二人ごと
キイナ:さりげなく自己紹介したキイナでーす♪
ギアロー:してたのか?
キイナ:聞いてなかったの? それじゃ、一回逝って☆
ギアロー:あ、今度は分身成功した。
キイナ:あ、今度はかっこいい☆ ところでそのケガどうなるの?
ギアロー:ああ、次の話になったら食らう。暇だからな。
キイナ:次の話しわかるの?
ギアロー:わからん。しらんし。
キイナ:思わせ振りな台詞いいながらいいかげんな事いうな☆ サ クッ☆
ギアロー:さて、次回が楽しみだ(食らった)
キイナ:・・・だね☆
ラグナロク:うーん、キイナさんを生かし切れない・・・奇妙なだ じゃれすいません。次はN・Mさんです。女の子なわけですよ、これが(謎)