神殺しの者達
第1話 悟り
俺は静かに寝ていた。
フクロウの声が心地よい。
ぱおーん
「ぎゃーーー!!」
…突っ込んでくれる人がいないとはこうも悲しいものなのか…
という前にこのぎゃーとか言っている人は誰?と思い、目をあけてみる。
するといかにも怪しい男がそこに倒れていた。
そう、アラビア風にマントを体中に巻いているのだ。
「…夢の中はいってやろうと思ったのに…」
「夢の中?俺がまだ手に入れていない魔法だ。」
「魔法じゃない…まあ、こんなことを言い争っても意味がないことだ。」
「うん、
かなりそう思う。」「お、思いっきりそう言われても…まあいい。あんた、紙を倒してみたいと思わないか?」
「そんなのいくらでも倒せるよ。」
俺がそう言うと、男はぽかんとしていたが、自分の言い間違いを気づいて慌てて言いなおす。
「神だ!神!最近腐ってきている神だ!ちょっとえらそうだからって調子に乗っている」
「えらくなかったら神じゃないジャン」
「い、いや、そうだけどな…俺が言いたいのはだ…」
「そうか、冒険にでろって言うんだな!よし!このマジックエンチャンターギアロー様がいってやろうじゃないか!」
「い、いや、そうじゃなくて…」
ぱおーん
「ぎゃーーー!」
「あ〜あ、寝ちゃったよ。ま、いいや、勝手に冒険に出ているか。ゴッドスレイヤー…夢のようだ。」
こうして俺はただ一人、魔法の袋と愛用の刀を持って出発した。
金ならたくさんあるから旅先困まんないし、いざとなったらそこらへんの石を金に変えればいいしね。
それじゃ、しゅっぱーつ!
…ところであいつって誰だったんだろう?
独り言。
ギアロー:俺は何をすればいいのか…まずは仲間を集めるか。のんびりいけばらくらくだろう。第一神はどこにいるかわかんないし。時空の塔かな?…違うゲームか。仕方ない。こっちものんびりいくか。
ラグナロク:おのれ…人を象でつぶすとは…今回は短いですが次回も短いです。人数少ないしなにもイベント用意していないのに長くしても意味ないし。(自爆)次回はキイナさんが登場!お楽しみに!さて、誰を神にしようかな?