第14章「土のクリスタル」
A.「冒険の軌跡」
main character:ろう・ふぁみりあ
location:いんたーみっしょん
はいはい、どーも。作者ことろう・ふぁみりあです。
「ギルバート=クリス=フォン=ミューアです」
今回のインターミッションは冒険の軌跡というかそんな感じで。
「・・・奇跡?」
ほほう、ギル公。ここまで話が続いたのが奇跡とでも言いたいのか貴様。
「そ、そう言う訳じゃないけど・・・でも軌跡ってなにするの? 総集編とか?」
ふっふっふ。・・・じゃんっ!
「あ。地図。PC付属のペイントソフトでヘタなりにちょこちょこ作ってた地図だね!」
ヘタは余計だ貴様。
・・・まあ、そういうわけで、今回はこの地図を使って、セシルさん達の冒険の軌跡を辿ってみようかと。
○序章、とか或いはその前あたり。
はい。
とりあえず赤線が、セシルさんがミシディアに攻め込んで虐殺して略奪して城に帰ってきた線ですね?
「すごい酷い言い方」
なにか間違ってますか?
「間違ってはいないけど、間違ってはいないけど・・・・・・もうちょっと言いようってモノが」
・・・・・・うぜえなあ、ギル公は。
「地が出たああああああっ!?」
気を取り直して。
青線がバッツさんがファイブルから渡ってきた時の進路ですね。
線はカイポの村まで行ってますが、実際にはまだ浅瀬を渡ったくらいです。
「・・・あれ? バッツってファブールの方から来たんじゃなかったっけ? 作中でそう言ってなかった?」
ああ、その設定なら変えました。どう考えても、バロン目指すなら、ファブールから行くのは遠回りですし。
物語のつじつま合わせるために、設定が変わるのはよくあることですよね?
「よくあることかなあ・・・・・・?」
・・・・・・・・・いちいちうるさいな。
「オヤシロ様ッ!?」
○2章(1章では動きなし)
ここらへんは特に語ることもありませんね。
赤線がセシルさんがミストの洞窟を通って、ミストの村へ行った進路。その後、崖から落っこちたと。
青線がゴルベーザさんが飛空艇で一直線にミストの村へ行った進路。
「朝早くに出て、ミストの洞窟前にキャンプしてるんだよね」
そです。
1日歩きづめで、大体これくらいの距離と言うことで。飛空艇だと半日もかかりませんが。
そんで朝早くに洞窟に入ってミストの村へ。ちなみに描写はないけれど、村に着いたのは夕刻あたりで。
だから、第3章のプロローグでセシルさんが目を覚ました時には、一晩明けていたと。
○第3章
ちょっと見づらいですが、赤線がカイポの村へ向かったセシルさんの線。
セリスさんがミストさんの案内で、ロックさんとバロンへ戻ったのが青線。
その途中の●でローザさんと遭遇し、そこからローザさんはカイポ方面へ。それを追ってレオ将軍も。
「あのさ」
さて、次行きましょうか。
「なんかピンク線が、山の中つっきってるんだけど」
・・・・・・
ローザさんが乗っていたのが、山チョコボだったんですよ。
「レオ将軍は? 乗っていたチョコボ(らしきもの)は石化しちゃったよね?」
・・・・・・
根性で。
「根性で山チョコボについて行ったの!? 話の流れからして、村に着いたのはローザもレオ将軍も同時だよね!?」
う、うるさーい! うるさいうるさーい!
黙っていればわからなかったものをっ! まったく! 本当にギル公はまったく!
・・・・・・ええと。
ローザさんとレオ将軍が通った進路は、実は山ではなくて細っそい渓谷なんですよ。
地図じゃ見えないくらいに細い渓谷。それが砂漠まで続いてるんです。
ほら、これでつじつま合った!
「強引だなあ」
設定なんて、多少強引な方が面白いんだ!
「いや、そうかもしれないけど・・・開き直るのはどうかなあ・・・?」
○第5章(4章では動きなし)
赤色の線が、バッツさんがダムシアンに向かった後、ギル公と一緒にアントリオンの洞窟行った進路。
「行く途中の●はアンナのお墓がある小さなオアシスだね・・・・・・ううう、あんなぁあぁ・・・」
で、洞窟行ってダムシアン経由で同じルート辿って、カイポの村へと帰還。
「原作と違って、水路を通らないんだよね」
チョコボが2匹いたからなあ。しかもバッツさんは浅瀬のこと知ってたし。わざわざ険しい路行く必要がなかったと。
んで、青い線が飛空艇。片道半日強の道程でしょうか。
「飛空艇、速すぎない?」
一応、この世界最速の乗り物ですから。
これでもバロンの飛空艇は遅い方です。代わりに燃費と航続距離が断然トップという設定。
「他の国の飛空艇は、燃費が悪い割に速いの?」
色々ですけどね。
例えば一番高性能なのが、やはりエイトス(FF8)のエスタ。他の地域とは技術力のケタが違うので。
「あそこだけ近未来だもんね。セブンス(FF7)もそうだけど」
漠然と考えてるのは、エスタはかつて滅びた古代機械文明の技術を受け継いだ国とかなんとか。
セブンスの神羅はエスタから流れた技術を流用してるとかどうとか。
「だから技術力が高いんだ」
ナインツ(FF9)の飛空艇はバロンと同系列の飛空艇を大型にしたもの。
・・・というか、バロンのシドさんは劇場艇プリマビスタのように、人を楽しませる飛空艇に憧れて技師になったとか。
だから実は、バロンの飛空艇はナインツのものを真似て作られた―――
「ふうん、そんな設定があったんだ」
―――という設定を今思いついた。
「本当に思いつきばかりだね! ・・・でも、真似たにしてはFF4とFF9の飛空艇って随分違うように見えるけど?」
シド=ポレンティーナが目指したのは “世界を繋ぐ飛空艇” 。
現状の飛空艇だと燃費が悪すぎて、気軽に運用しにくい。
だから、海を越えるような長距離移動はもっぱら船―――ガストラ三将軍は、リヴァイアサンのこともあって飛空艇で来ました。
シドさんはコストが低く、気軽に一般の人間でも利用できるような飛空艇を作りたいと思った。
気軽に飛空艇で、隣の地方まで乗せていけるようなね。
そのために “浮遊石” という特殊な、浮き上がる石を使って飛空艇を作り上げた。
で、浮遊石の浮力を利用するため、バロンの “赤い翼” は軽量化、小型化されてシンプルな形になっているというわけで。
ただ、オーディン王が戦争を終わらせるための力として、飛空艇は世界最強の飛空艇団 ”赤い翼” となってしまったわけですが。
「あ。それがちょっと不思議。なんでバロンの飛空艇団が世界最強なの? エイトスやセブンスの方が高性能なんだよね?」
答は簡単。飛空艇で構成された部隊が、バロンとリンドブルムにしかないから。
ガストラやらガルバディアなんかにも軍用の飛空艇はありますが、艦隊は持っていない。
さっきも述べたとおりに、艦隊を組むにはコストが掛かりすぎるので。
“赤い翼” は浮遊石、リンドブルム飛空艇艦隊は “霧” を利用しているので、コストが低く艦隊運用ができるというわけ。
「リンドブルムよりも赤い翼の方が強いって言うのは?」
単純に赤い翼の方が性能が優れているから。
リンドブルムのは霧がなければ動かないのに比べ、赤い翼の方は世界中何処ででも運用可能。
「成程ね・・・っと、そう言えばファイブル(FF5)の名前が出てないけど・・・」
ファイブルの技術力は、世界で一番低かったりします。
これは、クリスタルの恩恵があるので、技術が発展する必要が無かったため。
ただ、近年になってカルナックでクリスタルの力を動力にして軍事運用できないかと研究してるとかどうとか。
「へえ・・・色々考えてるんだね」
いや “赤い翼” 以外のことは今書きながら考えた(にやりんぐ)。
やっぱり設定って言うのは後づけが基本だよねっ。
「き、基本かなあ・・・?」
○第7章、第8章
ここも特に言うことはないですね。
赤がセシルさんたちの道程。青がゴルベーザさん率いる “赤い翼” 。
カイポの村からホブス山まで、チョコボ2匹とホバー線を使って移動しましたが、山をホバー線では乗り越えられずに、途中で捨てています。
○第9章
はい。ここらへんからちと移動が多くなります。
まず黒い線がゴルベーザさん達のバロンへの帰還ルート。
ただし、セリスさんとローザさんは、バルバリシアさんに連れられてフォールス上空に浮かぶ “ゾットの塔” へ。
それから赤い線がセシルさんたち。
港町にバッツを追い掛けてから城へ戻り、支度をしてから南の入り江から船に乗ってバロンへ。
途中、ダムシアンの港町の近くまでより、ダムシアンを出発した傭兵団と●で合流―――
「ちょっと待って。なんであんなところに港町が!? 前は無かったよね!?」
あったことにした。
「・・・・・・」
傭兵団と合流してからバロンへと向かった途中、●でリヴァイアサンと遭遇。
「その一方で、僕はバロン陸兵団のギルガメッシュ、リックモッドと一緒にトロイアヘ。
セシル達よりも一足先に出発していた僕らは、ダムシアンで傭兵団と船団の手配をしたと
ちなみに、7章で捨てたホバー線を拾って移動した」
オレンジ色はエブラーナ忍軍の進路。
実際には8章で、赤い翼が出撃した時にはもうバロンに向かっていたはずだとは思うんですが。
○第10章
リヴァイアサン遭遇地点から、海におちたセシルさんはミシディア方面に。
ヤンさんはトロイアヘと向かうべく、一旦ファブールの港町へと。
その一方で、ファイブル行きの船に乗っていたバッツさんは外洋でファリスさんの海賊船と遭遇。
そこにバルバリシアさんが乱入して、クリスタルを取られたりした挙句に、バッツさんは再びフォールスへ。
●で、ヤンさんと合流して、一路バロンへ。
また、バロンを脱出したエブラーナの生き残り、ジュエルさん達はバロン近辺を逃げ回っていたり。
「僕はダムシアンに少し滞在したあとにカイポに立ち寄ったんだ。そこで―――」
リヴァイアサンに飲み込まれたリディアが幻獣界へのゲートを開いて、天を貫く光の柱が出現した、と。
○11章〜14章プロローグ
ミシディアに流れ着いたセシルさんは、ミシディアの人間から許しをもらうために試練の山へ。
セラフィックロードと呼ばれる転移装置でワープして、行って帰ってきました。
その後、デビルロードでバロンまで一気にワープ。海から来たバッツさん達と合流して、バロンを攻め落としました。
また、逃げ回っていたエブラーナ組はなんとかエブラーナの領地まで逃げきれました。
「僕はというと、その間に砂漠こえたり山のぼったりして、なんとかトロイア領内に。
ミストの山に登る前に、当然ホバー船は捨て。
大森林を流れる川を遡ってトロイアを目指して―――途中で魔物に襲われる少女と黒チョコボと遭遇・・・・・・あのさ」
あん?
「なんかプロローグの最後、僕どうなっちゃったのかなって。多分、魔物から少女を庇って怪我するんだよね? ―――死んではないと思うけど・・・」
死んでないと何故言い切れる・・・?
「え・・・でも本編じゃ怪我をするけど、死ぬことは―――」
ふふふふふ・・・・・・にやりんぐ。
「なにその嫌な笑い。僕に何が!?」
さあて、それは本編読んでのお楽しみってことで・・・くくくくく・・・(不気味に笑いながらフェードアウト)。
「うう・・・・・・本当にどうなるんだろう・・・? まさか本当に死ぬことはないよね・・・? ・・・・・・多分」