第11章「新たな力」
S.「己が正しきと思うこと」
main character:セシル=ハーヴィ
location:試練の山

 

 アンデッドがたちが居なくなり、ようやくセシル達は一息つくことが出来た。

「・・・ポロム・・・僕は・・・」

 剣を腰の鞘に収めながら、セシルは気まずそうに少女を伺う。
 彼女は、じっとセシルをにらみ返し、

「言っておきますが!」

 強い強い口調。
 杖の先を首元に突き付けられ、セシルは「う」と顎を上げる。

「さっきのは謝れば許してあげるというものではありません! ただ、謝らなければ―――許して欲しいという誠意を見せてくれなければ、許そうということもできないと言うだけ! だというのに貴方はずっと憎まれようとし続けた。そして私は貴方を憎み続けた―――貴方が再度ミシディアに訪れる前からずっと、私は貴方のことを憎み続けていました」

 そこまで言って、ポロムは疲れたように―――本当に疲れたように大きく深く吐息する。

「でも・・・パロムの言うとおりです。人を憎むのは、とても疲れるんです。私はもう貴方を憎みたくない・・・―――けど、許して欲しいと乞われなければ許したくても許せません!」
「・・・すまない・・・」
「だ・か・らッ」

 ごつん、とポロムの杖がセシルの顎の下を軽く突き上げる。
 その衝撃でセシルは舌を噛んで悶絶する。

「うぐぐぐぐぐっ!?」
「なによりも先に謝ってくださいと言っています!」

 ポロムの怒りに、口元を抑えて呻いていたセシルは首を横に振り、

「それは・・・悪いけど、まだ謝ることは出来ない」
「どうして!」
「・・・君が望むことが、僕にとって本当に正しいことなのか、まだ解らないから」

 確かに幼い子が人を憎み続けるというのは苦痛であるのかもしれない。
 しかし。

(・・・僕は、許されるのが怖いのかもしれない)

 許されてしまえば心が楽になる。
 楽になってしまえば、罪を忘れ、また同じ罪を繰り返してしまうかもしれない。

(思えば、ミストの村で王命に逆らったのも、このミシディアの一件があったからなのかもしれない)

 過ちを犯してしまったと思ったからこそ、ミストの村で同じ事を繰り返すことが出来なかった。
 逆に言えば、もしもセシルがミシディアで魔道士達を殺さなければ、

(僕は、リディアの母親を―――ミストさんを殺していたのかもしれない)

 などとセシルが思っていると、ポロムが嘆息するのが聞こえた。
 目を向けると、少女は無表情にセシルを見上げ、

「あなたも頑固な人ですね。一言でも謝ってしまえば楽になるのは貴方でしょうに」
「・・・そうかもね」
「貴方は今までもそうやって―――自分が正しくあるために、苦しんで、傷ついて、そして周りの人たちをも巻き込んで生きてきたのですか?」
「・・・・・・!」

 そのポロムの言葉は痛烈だった。

(思い当たらないこともない・・・な)

 まっさきに思い浮かんだのは2人の親友だった。
 ローザとカイン。

 正しいと思ったからこそバロンに対して反旗を翻し―――カインを巻き込んでしまった。そして、そうすることが正しいと思ったからこそファブールで連れ去られたローザを見捨て、クリスタルをバッツに預けた。
 なによりも、今までずっと2人の想いに応えようともせずに裏切り続けてきた。

「・・・本当に貴方は愚かな人ですね」

 セシルが渋い顔をしていると、それを図星と見て取ったのか、ポロムはやれやれと首を横に振りながらそんなことを言う。返す言葉もない、とセシルが思っていると、

「解りました。結局、貴方は未だに憎しみをその身に受けることが正しいと信じておられるようですから、先に言っておきます」

 コホン、と軽く咳払い。して、ポロムは続ける。セシルの目を真っ直ぐに見上げ、

「セシルさん、貴方が謝ってくれたなら、私は貴方を許したいと思います」
「・・・え・・・それは―――」
「だから、許されることが正しいと・・・そう思ったなら、一言謝罪してください。それで私は許します」
「僕は君の父親を殺したんだぞ! なのに、君は―――」

 少し焦ったようにセシルが言うと、ポロムはにっこりと微笑んで、

「だからこそです」
「・・・は?」
「貴方は憎まれるのが望みなのでしょう? だったら、仇の望み通りに憎むのは癪じゃありませんか」
「・・・・・・」

 ポロムの言い分にセシルは思わず言葉を失う、

「はははははっ! そうだな、その通りだ!」

 いきなり笑い声を上げたのはロックだった。

「なあ、セシル=ハーヴィ。アンタの負けだよ。素直に大人しくあやまっちまえ!」
「ロック・・・」
「謝罪出来る相手が出来るだけアンタは恵まれてるってことさ。世の中には、謝りたくてもその相手がいないヤツだって居るんだ」

 そう言うロックを、思わず見返すと彼は表情を歪めてそっぽを向いた。

「・・・もしかして、君も」

 君も、僕と同じなのか・・・?

 と、問おうとしてセシルは止めた。
 なんとなく、それを尋ねるのをロックは拒絶しているように見えたからだ。

「おい」

 セシルが戸惑っていると、いきなりクラウドが声を掛けてくる。

「話が終わらないなら先に行くぞ」

 そう言って、彼はさっさと踵を返す。

「あ、待ってください、クラウド様ー!」

 さっさと進もうとするクラウドの背中を、ポロムが慌てて追いかけ、そのあとをパロムとテラが続く。
 それをセシルがまたぼーっとして見送っていると、ロックがばんっと強く背中を叩く、

「ほれ、さっさと行こうぜ。考えるのは後でも出来るだろ」
「・・・そうだね」

 ロックに促され、セシルもクラウドたちの後を追った。

 

 

******

 

 

 クラウドの背中を追いながら、パロムはこっそりポロムに耳打ちする。

「なんだよ。どうしていきなり許そうって思ったんだ?」

 パロムの問いに、しかしポロムは軽く首を横に振って、

「私にも解りません。・・・第一、まだ自分でもお父様を殺したあの人のことを完全には許せてはいません。・・・だけど」
「だけど・・・?」
「私は、私の大切な人たちを殺したあの人を憎もうって思って、憎まなければいけないって思って、思い続けて憎しみをぶつけて―――でも、気づいたんです。憎もうとして・・・憎もうとしなければ、憎めない自分に」
「・・・? よくわかんねえ」
「憎しみって、自然に沸いてくるものでしょう? でも私は、あの人を憎もうとしなければ憎めなかった。あの人も、本当は憎まれたくなんか無いはずだったのに、それを自分の罰として憎まれようとしていた」

 吐息する、思えば、もの凄く―――・・・

「無理に憎もうとしている私と、無理に憎まれようとしているあの人―――そう気づいた時、とても滑稽だなって気づいてしまったの。だってそうでしょう? 憎みたくなんか無いのに憎んで、憎まれたくないのに憎まれようとして―――そんな憎しみ、無意味でしょう?」

 そういって、少女は苦笑した。

 

 

******

 

 

「さて、どうやらあれが目的地らしいのう」

 つい先刻まで戦場だった巨石上の広場。
 アンデッドに囲まれていたところに、いきなり飛び込んだ形となったセシルは気づかなかったが、端の方に古ぼけた吊り橋がかかり、その先にはここと同じような巨石の広場があり、そこには真っ白な建物が建っていた。

「あそこに行けばパラディンに―――・・・」

 呟いて、ふとセシルは気づく。

「そう言えばテラ、貴方は何故この試練の山に来たのですか?」

 そういえば、セシルをこの山へ連れてきたのは「ついで」だと言っていた。
 テラにはテラの目的があり、ここにいるのだと。

「言っておらんかったか?」

 意外そうにテラは驚いてセシルに問い返す。セシルが頷くと、彼はふむ、と頷きを返し、

「力を得る為じゃ」
「力・・・」
「4大の封印魔法のことをしっておるか?」

 魔法のことなど全然知らない。
 セシルは首を横に振る。

「この世界には封印されし4つの魔法がある。アルテマ、メテオ、フレア、ホーリー・・・その中の一つ、メテオがこの山に封印されているという・・・」
「じゃあ、テラはその封印を解きに?」

 セシルの言葉に彼は頷いた。

「敵は強大じゃ。バロンに潜り込んだはいいが、城へ乗り込むことも出来ず、逆にあの竜騎士やらに見つかり結局逃げ出す羽目になってしまった。ゴルベーザを打ち倒す為には、並の力では敵わんと悟ったからのう」
「だからその封印魔法とやらを・・・でも、大丈夫なのですか? その魔法、危険だからこそ封印されたのでは?」

 そう問いかけたのはポロムだった。
 不安そうな少女に、しかしテラは厳しい顔をしたまま。

「・・・危険なのは承知の上。しかし、私には力が必要なのだ」

 重々しいその言葉に、ポロムは何も言えずに黙り込む。
 代わりに「へっ」と吐き捨てるような声を出したのはパロムだった。

「だったら諦めちまえばいいじゃんか」
「なに・・・?」
「パロム!」

 パロムの投げやりな言葉に、テラの表情が歪む。
 不穏な空気をいち早く察知して、ポロムがパロムに叱責の声を飛ばす―――が、当のパロムは無視。

「自分以上の力がなけりゃあダメだって言うなら、それはアンタには無理だって神様が言ってるんだぜ、きっと」
「・・・・・・力及ばぬから、諦めて―――忘れてしまえと?」

 相手が子供であるせいか、テラの表情は先程からは変わっていない。
 だが、幾ら表面上は誤魔化しても、その声音には険しい響きがあった。

「ゴルベーザには勝てぬから、諦めて―――愛娘を殺されたことを忘れて諦めてしまえというのか?」
「テラ様・・・」

 ポロムがぽつりと賢者の名前を呟く。
 ここに来て、初めてテラの目的を知り―――そしてそれが自分にも共感出来るものだと知ったからだ。

 ふと、ポロムはセシルへと視線を向ける。
 彼は辛そうに表情を歪めていた―――が、一瞬だけ俯いて、次に顔を上げた時には無感情な表情になっていた。

 そして、言う。

「―――そうだね。パロムの言うとおりだ」
「なに!?」

 さらに追い打ちをかけられて、テラは今度こそ表情を隠すことが出来ずにセシルを睨付ける。
 だが、睨まれてもセシルは表情を崩さない。

「パロムの言うとおり、分不相応な力を必要としなければ為せないというのなら、さっさと諦めてしまえばいい」
「なんだと・・・お前に、何が解るッ!」

 怒りをあらわにテラはセシルに怒鳴りつける。顔を真っ赤にして、手にしたロッドの先端をセシルに向かって突き付けて、

「アンナは私の一番の宝だった。あの娘が生まれてきたからこそ、私はミシディアへの―――魔道の探求への未練をすっぱり捨て去り、新たな生活を得て、そして今まで生き続けることができた! その愛娘が目の前で死んだのだ! 私の目の前で! 私は愛娘が死んだというのに何も出来なかった・・・ッ! だから、せめて私はこの手で仇を・・・・・・ッ」

 一気に怒鳴り続けたせいか、かるく酸欠気味にゼイゼイと息を切らし、初老の賢者はロッドをセシルに突き付けたままパロムを振り返る。

「お前だって同じだろう! 先程の叫び、私にも聞こえたぞ! 父親が死ぬのを前にして、何も出来なかったと嘆いていたではないか!」

 テラに言われ、パロムはぎくりと口をへの字に曲げる。
 相手の気迫に押され、パロムは目を反らす―――と、その視線の先にはセシルがいた。

 目と目が合う。
 と、セシルはパロムに向かってウィンクして合図を送る。
 それを見て、パロムもにやりと笑って。

「「一緒にするなよっ!」」

 その台詞は、パロムとセシル、2人の口から同時に放たれた。

 声を揃えて言われ、テラは驚き、思わず怒りを引っ込めて2人を交互に見回す。

 セシルとパロムは、まるで兄弟かと錯覚するかのように、同じような表情を浮かべていた。

「一緒にするなよ賢者テラ! パロムは力が無いから嘆いていたわけじゃない。子供だったから、大人と同じ位置に立てなかったからと嘆いていたんだ!」
「オイラは無力なんかじゃねえ! 力があっても、子供だったからそれを使うことが出来なかった。そんな後悔を二度としたくないだけ」

 セシルに、続けてパロムに言われてテラは「ぐ・・・」と呻き声を上げる。
 いつしか、セシルに突き付けていたロッドは地面に下がっていた。

「・・・だが・・・私は諦めることなどできない・・・忘れることなどできない―――この手で仇をとるまでは・・・!」
「でもそれは、結局さ、諦めてることとなんも変わらないじゃん」

 テラの呻くような呟きに、パロムが両腕を頭の後ろで眩みながら適当にそんな事を言い返す。

「自分の力じゃどうにも出来ないから諦めて、自分以上の力に頼ろうとしてるってことだろ?」
「・・・・・・それは・・・ッ・・・・・・・・・違う・・・」

 否定するが、テラの声は弱々しいものだった。
 そんな彼に、セシルが優しく語りかける。

「・・・僕は別に仇討ちを止めろと言っているわけじゃないよ。貴方にはそれをするだけの意味も理由もあるのだろう? けれど、貴方が愛した娘は、貴方が危険な力を手にしてまで仇を討って貰いたいと思っているのか―――それを、考えて欲しい」
「解ったような口をきく・・・お主が言える立場ではないだろうに」

 そう言うテラの表情は―――苦笑だった。

 言われて、セシルはちらりとポロムを振り返る。

「・・・確かに。でも言わずには居られなかった。貴方が間違っていると思ったから」
「ふん。それが、お主にとって正しい事だからか。―――ミシディアの民に憎まれ続けることと同じように」
「う・・・」

 思わぬ反撃を受けて、セシルは表情を渋くする。
 そんなセシルの表情を見て満足したのか、テラはカカカ、と軽快に笑った。

「ふん、まあ良いわ。確かに私は諦めてしまったのかもしれん。若い頃ならともかく、魔道から長く離れ、老いてしまった。今の私はミシディアで賢者と呼ばれた魔道士などではなく、ただの無力な老魔道士に過ぎん」
「そんなことはないと思いますわ、テラ様・・・」

 慰めるように否定するポロムに、しかしテラは首を横に振る。

「だが、だからこそ私はなんとしてでも封印魔法を手に入れる。それしかゴルベーザに対抗することが出来ぬと言うのなら、それがアンナが望まぬ事だとしても、間違ったことだとしても―――私にとっては、それが唯一の正しき道だからな」

 テラの意志は固いようだった。
 その事を感じ取ったセシルは、吐息を一つ、

「解った。・・・けれど、忘れないで欲しい。ゴルベーザを打倒したいと思っているのは貴方一人ではないと言うことを」
「解っておるよ。あの男に苦渋を呑まされた男はもう一人―――おや?」

 ふと、テラはきょろきょろと辺りを見回す。

「そう言えばクラウドは何処に行ったのだ?」
「・・・あれ。ロックの姿も見えないな」

 セシルも周囲を見る、が辺りに二人の姿は見えなかった。
 と。

「お。あそこに居るぜ。吊り橋の先」

 発見したのはパロムだった。
 少年の言うとおり、吊り橋の先に視線を向ければ、クラウドとロックともう一人。

「むー・・・あんちゃん達、待ちきれずに先にいっちまったみたいだな。ったく、一声掛けてくれればいいのによ!」

 ちょっと不機嫌そうにパロムが言うが、誰も取り合わない。
 パロムを除いたその場の3人は、皆一様に怪訝な表情でクラウドとロック、そしてその2人と対峙するもう一人の―――長い銀髪を背中に垂らした、長身の青年を見つめていた。

「誰だ、あれは・・・」

 テラが疑問を呟き、ポロムが小首をかしげる。
 一番早くに気がついたのはセシルだった。

「まさか・・・クラウドが追っていたって言う・・・」

 セシルが呟いたその瞬間、いきなりクラウドが巨剣を振り上げるッ!

「うおおおおおおおおおおおおおッ」

 セシル達のところまで聞こえる雄叫びを上げて、銀髪の青年に向かって斬りつける―――が、クラウドの剣が青年に到達するよりも圧倒的に早く、青年が振り抜いた長剣がクラウドを真っ正面から切り伏せる。遠くからでも、赤い血がしぶくのがはっきりと見えた。

「い・・・」

 がくん、とポロムがその場に膝をつく。

「いやあああぁぁああああああっ! クラウド様ぁっ!」

 そのポロムの叫びをスタートの合図にして、セシルとテラ、そしてパロムが一斉に走り出した。

(あのクラウドがあっさりと・・・)

 身体から血を噴き出しながら、地面に膝をつくクラウドを見ながらセシルは全力で走る。

 思い出されるのはミシディアで対峙した時のこと。
 巨剣を軽々と、普通の剣を扱うように素早く振り回し、なんとか隙を突いて放ったこちらの一撃も致命傷を与えられなかった。

 そのクラウドが、青年のカウンターの一撃であっさりとやられた。

 ぎぃんっ!

 と、セシルが吊り橋にようやく辿り着いた時、鋼の音が響き渡る。
 見れば、青年の振り下ろした剣を、クラウドが地面に膝を突いたまま受け止めていた。

(間に合うか―――ッ!)

 焦る気持ちでセシルは吊り橋へ一歩踏み出す。その途端。

 ずぼっ。

「・・・へ?」

 踏み出した一歩が吊り橋の板を踏み割って、抜ける。

(うそっ・・・!?)

 と、思った時にはもう遅い。
 セシルは片足を橋の下にツッコミ、そのまま転倒する。

「お先ッ」
「ぐえっ!?」
「先に行くぞ!」
「ぐええっ!?」

 倒れたセシルの背中の上を、パロムとテラが容赦なく踏んで乗り越えていった。

「く、くそ・・・・・・ぬぅおっ・・・これ、抜けな・・・」

 橋の板を踏み抜いた足を引き抜こうともがくが、全く抜けない。

「なにをやっているんですかっ!」

 叱責に振り返ると、青ざめた表情のポロムがいた。
 ものすごく気まずそうにセシルは目を反らす。

「・・・いや、その・・・・・・見ての通りです」
「ああっ、もうっ、貴方って実はお間抜けさんでしょう!」
「ううっ、言い返せない」

 セシルが落ち込んでいると、ポロムは口早に魔法を唱える。

「『レビテト』!」
「おっ・・・」

 魔法を掛けられて、不意にセシルの身体が軽くなり宙に浮く。そのまま簡単に足を引き抜くことができた。

「お願い、クラウド様を助けて!」
「わかってるよっ!」

 応えた瞬間、魔法の効果が途切れてセシルは吊り橋に着地する。
 同時に、吊り橋を素早く駈け抜けた―――

 

 


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