青海省、チベット旅行記-3







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3日目)青海チベット鉄道 終点ラサで下車

ツォナ湖 青海チベット鉄道 凍土地帯



寝台車内 食堂車での朝食

 極度の高山病にかかり、「1等寝台下段」で熟睡できず、朝を迎える。頭痛もあり、朝食も少量しか 摂れない。







チベットの湖1 チベットの湖2

青蔵高原は、長江、黄河、メコン河などの水源地帯としても知られている。 果てしなく続く平原、万年雪の山脈、抜けるような青空、単調な車窓が続く。
チベットは、パキスタン、インド、ネパール、ブータン、バングラディシュ、 ミャンマーの6ヶ国と国境を接している広大な地域である。  







酸素吸引 寝台車内

 乗務員から「酸素用チューブ」をもらい、一方を枕もとの酸素管コネクタに差し込み、 一方を両方の鼻の孔にあて酸素を吸う。1時間位すると頭痛が和らぐ。
酸素を吸引していたおかげで、頭痛もなくなり昼食は普通に食べられた。 しかし酸素用チューブを外していると、また頭痛を再発。







寝台車の通路 行先表示板

 車内放送では、毛沢東、周恩来、トウ小平、江沢民などの偉大な指導者の おかげで、世界一高い「青海チベット鉄道」(青蔵鉄路)が2006年に完成し、チベットの発展に寄与している と繰り返している。  








ラサ駅ホーム1 ラサ駅ホーム2 ラサ駅前

最高地点は海抜5,000mを越え、平均海抜4,500mの高地を、約23時間かけて 1,960km走り、海抜3,600mの終点ラサに到着。
ラサ駅表示は、チベット語と中国語を併用。2006年平原の中に作られた駅なので、 山がまじかに見られる。

広いラサ駅前広場は2008年のチベット暴動以来、「戒厳令」が敷かれているので何もない。人もいない。まさに「死の街」だ。 武装警官が立ち並び警備をしている。恐ろしい所だ。

「入境許可書」を審査してもらっていたが、立ち止まらず早く立ち去れと警官が言っている。 スーツケースを引きずりながら、500mほど歩いた所にバスやタクシー乗り場があった。
日中は暑く、直射日光が強いので早速サングラス着用。

夜になっても明るいが、急に寒くなる。日本との時差は2〜3時間か。 今夜もシャワーや風呂を控える。濡れたタオルで身体を拭く。








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