北京旅行記




北京


天安門 北京駅 景山公園 イ和園

はじめに

 ゴールデンウィークを利用して、あこがれの「北京」を自由旅行したときの、感動や失敗談などをご紹介します。



1)なんと、北京駅を通過!
 空港からホテルに行くために、「北京駅北口」経由の「西単」行きの「民航班車」(定期バス)に乗った。

 北京駅北口が近づいたので、降りる用意をしていたが、なんと通過し、「天安門」を過ぎ、終点の「西単」まで行って、やっと停車した。運転手からそれまであったアナウンスもなく、俺の仕事はもう終わり、というような顔をしてタバコをふかしていた。

 全員降ろされたが、香港人も憤慨していた。初日からいきなり腹がたったが、他の乗客は、誰も文句も言わず不思議だ。しかたなくそこからホテルまで、タクシーで戻った。


北京・故宮



2)きれいな観光地だが、トイレは有料
まず「故宮」へ行った。広大な敷地と巨大な城壁。「台北」の「故宮博物院」は、ここから運び出したおびただしい文物の展示をしてあるが、こちらもまた、見きれないほどの建築物である。

 ごみや落書きもなく、ごみ箱も自然と調和がとれ、日本の観光地のように酔っ払いもいなく、マナーがよくさわやかであった。さすが、世界文化遺産である。

 ただし、トイレはどこも有料。料金は、「2角」から「5角」(5円ぐらい)である。もちろんドアがないものや、あっても低いので外から見えるものもある。最初は戸惑ったが、すぐに慣れてきた。





3)建国50周年の大改修工事!
 「天安門」、「天安門広場」、「中国歴史博物館」や、北京駅、「王府井」の繁華街などは、大規模な改修工事のおかげで、壮麗で豪華。

 しかし、北京は雨量が少なく、乾燥しているので、ホコリっぽくてすぐにのどが渇く。毎日、ミネラルウォーターを持って歩いた。


中国歴史博物館


4)登れなかった「万里の長城」・巨大な「明十三陵」
 「八達嶺」口など2ヶ所に行ったが、予想以上に階段が急すぎて、手すりにつかまりながら、ほんのちょっと登っただけであった。体力のなさを痛感した。こんな巨大な路を昔の人は、よく作ったものだと感心した。ああー苦しかった。 

 「明十三陵」の「長陵」では、昔、わざわざ南の国境近い雲南省から、5年もかけて運んできたという、楠木の大木で作られた宮殿に圧倒された。

 「定陵」は、約400年前に作られたものを、40年前に発掘に成功した。地下の奥深いところに巨大な「地下宮殿」があり、階段を降りて行くと、薄気味悪く、ひんやりとしていた。こわくもあり、神秘的である。


万里の長城 明十三陵



5)観光バスは安い!
 北京から80キロ離れている「万里の長城」と、「明十三陵」の4ヶ所を「高速路」で9時半から、夜7時までかけて周遊して、たったの36元。(540円)値上げ前は、24元というから、安くてびっくり。「地鉄」(地下鉄)も乗り放題で2元(30円)。

 ガイドさんがハンドマイクで説明してくれるが、私には早口でよくわからなかった。ただし集合時間だけは、よく注意していたので聞きとれた。日本人は私達2人でけなので、運転手が心配して、その都度、時間を紙に書いて示してくれた。「多謝」。


万里の長城・おみやげ



6)タクシーにだまされる!
 タクシーには、充分気をつけていたのだが、1度だけ、メーターが改造してあり、約2倍の料金を払わされた。40元(約600円)ほど多く払ったが残念。

 「イ和園」の出口にいた、会社名もなく、運転手の写真や登録証のないタクシーにうっかり声をかけてしまった。降りるとき、市内地図を見せて、正しい距離を示しても応じない。日本人ならこういう経験は、少なからずあると思う。空港や駅、観光地では、悪徳タクシーにくれぐれも注意。

 後日、中国の友人にこの話をしたら、領収書をもらい、「消費者服務中心」へ連絡すれば、弁償してもらえるという。


  7)免税店とデパート
 「北京古玩城」という、有名な免税店へ行った。「欧州」の高級「名牌」(ブランド)品があり、日本人の団体客がほとんどだそうだ。我々夫婦も当然団体客と間違われた。若い「小姐」(女性)の店員は、皆日本語ができとても親切だ。妻はやっと目的地に来たという感じで、目を輝かしていた。

 デパートは2つ訪れたが、大変大きく夜10頃まで営業している。値段は日本と変わらないほど、高いものもある。きれいで豪華な店内にびっくり。


天壇



8)「イ和園」、「天壇」は、最高!
 北西部に位置する「イ和園」を訪れた。小山の中腹にある「佛香閣」から眺める湖には、遊覧船やボートが浮かんでおり、すばらしい。平坦な乾燥した大地の北京では、まさにオアシスだ。

 「天壇」の「園丘」は、9の倍数づつ4角形の石を放射状に、9列まで見事に敷き詰めてあり、全体が円になっており、びっくり。




「世界遺産」の宝庫中国!

KEISEN