平成14年12月定例議会より-佐藤よし江の一般質問と市からの答弁の要約- |
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質問1: | 市民参加と情報の公開(条例で見る情報公開度)について |
県の情報公開条例では、公文書の公開を請求できる人に、何の制限もないが、市の条例では、「市民及び市に関係のある者」に限定しているのはなぜか。また、中野区などでは、文書として保管できない情報については、説明等の方法で情報提供することが、明確に規定されているが、諏訪市の場合はどうか。 条例の公布等に関しては、「諏訪市公告式条例」に基づき、市内5カ所の掲示場に掲示されているが、どれも、首をかしげないと読めないし、何枚も重なっていて、めくって読むのも大変だ。市民が関心を持っているか、という問題もあるが、読んでもらう、知ってもらうという努力も必要と思うが、いかがか。 |
答弁1: |
(総務部長) 情報公開条例制定時に、民間の有識者からなる、情報公開懇話会で検討したが、あくまで諏訪市民を対象とするのが基本、範囲を広げると不毛な争いが起きる危険がある、市の事務事業の利害関係者も請求できるので、不都合はない、といった意見だった。また、本年9月の改正時にも、情報公開審議会で審議したが、改正の必要はないとの意見だった。 条例の21条には、行政の側から、積極的に情報提供することが規定されており、広報やホームページ、情報コーナーの活用、計画段階での情報開示などで対応している。 掲示場については、ほとんど利用されていないというのが実態だが、上記のような他の方法で、問題ないように対応していきたい。議員ご指摘の、首をかしげるという状況は、さっそく是正したい。 |
再質問: |
今は、インターネットなどを通じて、広く情報が発信されており、例えば、市政のアドバイザーなども、広い範囲の人が、アドバイスしたりしている。 市民かどうかにこだわらず、広く情報を発信することが重要と考えるので、ぜひ考慮していただきたい。 |
質問2: | 市民参加と情報の公開(六市町村合併)について |
「市町村合併について市長と語る夕べ」が開催されたが、市民の関心や反応をどう捉えているのか、また、今後の計画についても伺いたい。 財政や、行政の効率論ばかりでは、市民は、合併に関心を持てない。自分の暮らしが、合併によってどうなるのかというような、市民が知りたいと思う情報、様々な立場の市民が、自由に判断できる情報を、もっと積極的に提供し、市民と一緒になって、議論をきちんとしていくべきと考えるが、いかがか。 |
答弁2: |
(市長) 市長と語る夕べは、6会場で開催し、延べ人数で209名のかたが参加された。これは、茅野市と比べると、桁違いに少ないが、私は、これが諏訪市の現状ではないかと思っている。途中から、簡単なアンケートをお願いしたが、約8割の人が、合併賛成という意見だった。 できるだけ、今の現状や今後の予測、分権型に関する私の考えなどを説明させていただいた。ただ、基本4項目や、身近な料金設定などは、今後、合併協議会で協議していくことであり、今の段階ではお話しできない。 合併協議会で、ある程度固まったら、住民懇談会などで、多くの皆さんの意見を伺いながら、進めていきたいと考えている。 |
再質問: |
今は、合併すること自体が目的となっていて、財政や行政のスリム化が、一番の目的のような印象を受ける。 市長は得意だし、好きだと思うので、諏訪市はどうしたいのか、どうなっていくのかということを、市民に伝えてもらいたいと思う。 行政サービスなど、市民が関心を持っている市の姿などについて、もっと市民自身が話し合っていくべきであり、そういう問題について、もっと住民懇談会を開催する必要があると思われるが、この点についてもう一度ご答弁いただきたい。 |
再答弁: |
(市長) 合併については、始まったところであり、なかなか明確なものが出ていない。ある程度明確になってから、住民懇談会をやった方が良いとは思っていたが、時期的な制約から、11月になってしまった。 市民に直接影響のあることについては、できるだけ、前倒しで検討していくことになっているので、その都度、皆さんの意見を伺いながら、調整していくのが一番であると思っている。 |
質問3: | 市民参加と情報の公開(温水利用型健康運動施設)について |
温水施設については、施設作りの中で、市民の参加が充分でなかった点に問題があったのではないか。市民の声を聞いたつもり、というだけの認識では、良い結果は得られない。 各部署を通じて、市民に情報を提供し、市民の知恵を借り、市民と連携して進めていくべきと考えるが、今後、市民の参加、理解を得るという点について、どのように進めていこうと考えておられるのか、伺いたい。 |
答弁3: |
(市長) デイサービスセンターや総合福祉センターなどもそうだが、構想の段階から、市民参加でやってきたつもりだ。温水施設についても、設計の前に、市民懇談会を4回開催し、そこで出た要望を設計に取り入れた。設計も、プロポーザルプレゼンテーション方式にし、全部公開してやってきた。 今後は、メニュー作りやシステムについて、医師会や老人クラブなども、ご協力いただけるということなので、プロジェクトチームを来年つくり、多くの市民の皆さんに参加していただいて、進めていきたいと考えている。 |
質問4: | 市民参加と情報の公開(学校給食)について |
学校給食の民間委託など、いろいろな問題について、PTAに情報を提供し、説明を続けるべきと考える。給食委員会のような組織を、きちんとチェックできる組織として、その機能を確立すべきと思うが、いかがか。 |
答弁4: |
(教育次長) 民間委託については、実施校については、事前に説明したが、未実施校にはまだ説明できていない。今後、説明による情報の提供をしていきたい。委託先の職員の教育、研修についても、市の職員と同等の対応を、業者に求めていきたいと考えている。 ご指摘の、給食委員会の組織については、機能が充分に働くように努めていきたいと考えている。 |
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