平成14年9月定例議会より−佐藤よし江の一般質問と市からの答弁の要約− |
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質問1: | 「介護保険制度」緊急対応改善提案について |
介護保険制度における、緊急時の対応と、変更申請の問題点を解決する方法として、しっかりとPRする方法はないか、介護認定後の個人情報を一元的に管理し、申請の簡便化はできないか、ショートステイのためのベッドを、市で常に確保できないか、について伺いたい。 施設入所に関し、療養型医療ベッドについては、市が管理できる状態になっていない、特養入所者が病院に入院した場合、3ヶ月間ベッドが空き状態となるなど、現行の制度にも問題がある。国による法律の改正が必要な点もあるが、諏訪市としても、独自に対応する必要があると考えるが、いかがか。 特養老人ホームの、入所希望者の順番については、透明で、公平でなければならない。いざというときの不安からの順番登録の無駄や、緊急時の飛び越し入所の調整など、明確な指針が求められるが、今までどのように対処されてきたのか伺いたい。 |
答弁1: |
(福祉部長) サービスの利用については、訪問調査時に保健師から説明するようにしているが、介護認定の可否を見極めながら、分かりやすく話すようにしていきたい。緊急時の対応では、市単独の上乗せ事業があるので、ケアマネージャーに相談していただきたい。 ショートステイのためのベッドは、冬季を除いて確保できているとのことだが、情報提供の方法を検討していくことは必要と考えている。変更申請の手続きについては、残念ながら簡便な方法はない。今後、一環的な高齢者管理をどうしていくかというのが、大きな問題だ。 予約システムは、予約のためだけのもので、情報の一元管理は不可能だが、情報の管理は必要なので、今後検討していきたい。入所に関する指針は、県が、施設や地域ごとではなく、統一した基準を作ると言っている。それを受けて、6市町村で協議し、諏訪広域の事情も考慮した基準を作成し、公開していきたい。 |
再質問: |
困った時にはどうするか、というようなことが載っているパンフレットがあれば良いと思う。また、ヘルパーさんの質というか、知識の有無によって、受ける利益の度合いが違うと思うので、ヘルパーさんの能力アップのための研修とかを、しっかりとやっていただきたい。 調査予約支援システムが、予約だけのものであることは承知している。せっかくイントラネットが整備されたので、住民が、日常生活の中で、便利と感じるような情報を一元化すべき。お金がないからということではなく、必要と感じているかどうかお答えいただきたい。 |
再答弁: |
(福祉部長) 今のパンフレットを、より分かりやすく、困ったときにどうするか、というようなことも載せていきたい。ケアマネージャーやヘルパーの質の違いというものは、確かにあるので、研修を積んで、同じサービスが受けられるように努力したい。 イントラネット活用の必要性は、感じている。しかし、制度的に可能かどうか不明なので、よく協議したい。また、運用面の見直しをする段階なので、ご意見を参考に、検討させていただきたい。 |
質問2: | 「総合福祉センター」運営検討方法について |
総合福祉センターの運営検討委員会は、福祉団体、ボランティア団体の代表者で構成されているようだが、実際に運営する人、利用する人たちの意見、要望が反映されないと、実態にあった運営方法の実現は、難しいと思う。 特に、2階の児童センターについては、実際に利用する子供たちの声を、どのように反映させるかにかかっている。杉並区では、建設協議会に子供たちも加わり、建物の規模、設備、施設の利用方法等を、子供たちが主体になってまとめたという例もある。諏訪市では、今後、どのような計画で検討されていくつもりか伺いたい。 |
答弁2: |
(福祉部長) 運営検討委員会には、各団体だけでなく、地元の代表者も参加している。それぞれの傘下の市民の意見をまとめていただければ、多くの市民の意見が反映されると思う。委員会で大枠を決めた後、事業者を決め、その事業者と利用者、行政とで、細かい運営方法を検討していく。 当市の児童センターは、利用対象が、乳幼児から高校生までと幅広く、主として中高生を対象とする杉並区のセンターとは位置づけ、目的が異なり、より多くの利用者の意見を聞く必要があると考える。ただ、国からの通達もあるので、中高生の利用を想定した部屋については、中高生による自主運営の方向で検討をお願いしたいと思っている。 |
再質問: |
市民協議会のように、市民が運営に係わっているような形を、市民協議会などだけではなく、総合福祉センターも含めて、市の政策の中で、もっと生かしていくべきでは。 大枠を決めてから、細かいことを決めていくということだが、まず細かいことを決めて、最終的に大枠を決めるのが筋だと思うが、いかがか。 |
再答弁: |
(福祉部長) できるだけ意見集約をお願いしたい、というふうには言っているが、民意をくみ取るのは、難しいと感じている。 決め方には、いろいろな方法があると思うが、今回は、来年10月開館ということで、予算確保という点から、先に大枠を決めるようにした。また、運営に参加する方々も決まっていないので、決まってから、細かいことは検討するということで、ご理解いただきたい。 |
要望2: |
大枠が決まった後で、参加する人たちの意見を聞くということだが、12月に決まった後では、非常に短い期間しかないので、ぜひ早期に立ち上げていただきたい。 |
質問3: | 国道20号、元町交差点付近交通渋滞改善について |
国道20号、元町交差点付近は、朝夕の通勤時間帯や観光シーズンには、渋滞のために緊急車両の出入りも不可能になり、国道を横断して通学する小学生にとっても、大変危険な道路になっている。渋滞解消に対する、現在の市の考え方を伺いたい。 県の事業である、湖岸武津線によって、国道通過車両の何パーセントを迂回させる計画なのか。ビーナスラインの無料化によって、通過車両の増加は予想されていたと思うが、その増加分を、どのようにしてスムーズに通過させる計画だったのか伺いたい。 |
答弁3: |
(市長) 以前から、国や県に、再三に渡ってお願いしているところであるが、バイパスが最優先であり、その付帯工事としてなら可能だということで、現時点では非常に難しい。事情が変わることもあるかと思うので、今後も引き続き努力していく。 諏訪市は観光の町であり、多くの人に来てもらいたいという事情もあり、通過車両を、どうやって制限するかというのは、非常に難しい問題だと思う。 |
再質問: |
きちんとした計画や根拠を示して、住民に説明できれば、待つこともできるが、数字的な根拠を持とうと、努力されているかどうかお尋ねしたい。 |
再答弁: |
(市長) バイパスの遅れが、全てに影響していて、国も県も、どこを押しても動かないという状況だ。車に乗らない、使わない、といった自助努力も必要で、そんな社会作りを進めていかなければと思っている。 通行量については、これから通行量調査を始めるところであり、それができれば、具体的なご報告ができるのではないかと思っている。 |
要望3: |
バイパスと同時にということだが、バイパスの工事が始まると、工事車両の通過で、今よりも渋滞がひどくなることは、当然予想されるので、その前に渋滞の解消をということで、国や県に要望していただきたい。 |
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