平成12年12月定例議会より−佐藤よし江の一般質問と市からの答弁の要約− |
このページは、部分的にCSS(Cascading Style Sheets)を使用しています。閲覧にあたっての注意事項が、「このサイトについて」のページに掲載されていますので、ご覧ください。 |
1期目の議会報告のページへ | ホームページに戻る |
質問1: | 医療費特別給付金制度について |
医療費特別給付金制度は、対象者によって、4つの条例に別れており、利用者にとって分かりにくい。一本化することを提案したい。 母子家庭等医療費特別給付金条例に含まれる、「独り暮らしの女子」に関する条項は、受給の要件が、死別と未婚に限定されている、所得制限がない、男女平等の視点から見れば、男子に適用されないのはおかしいなど、公平性に疑問を感じる。要件を変えるか、さもなくば、経過措置を設けて廃止すべき。 現在は、支給を受けるための手続がめんどうで、利用者に過大な負担を強いていると考える。医療機関の窓口で手続が済むように、申請手続きを簡略化していただきたい。 |
答弁1: |
(市民部長) 4つの条例の一本化、というご指摘は充分に理解できるので、内容を整理し、次の議会に提案したいと考えている。また、独り暮らしの女子に関する条項は、制度の発足当時は、戦争未亡人を対象としていたが、時代にあうように、併せて検討したいと考えている。 母子家庭と父子家庭の要件の違いについては、今のところは、男女の就労の機会に差があると推測されるので、今後の検討課題としたい。 申請の手続きの簡素化については、すでに実施に向けて医師会等の3団体と協議しており、3団体の了承が得られれば、来年の4月から実施したいと考えている。 |
再質問: |
独り暮らし女子の条項に関し、利用者が少なすぎるのは、周知徹底が充分でないからと思われる。今後の対策についてお聞きしたい。 また、男女平等という観点から、独り暮らし男子という条項を設けるつもりはないか、重ねてお聞きしたい。 |
再答弁: |
(市民部長) 従来も、市報を使って周知はしてきた。しかし、ご指摘のように不充分な点もあるので、今後もPRをしていきたい。 現状では、まだ男性の方が経済的には恵まれていると思われるので、今のところ、独り暮らし男子の条項を設ける考えはない。 |
質問2: | 居住区域における道路整備について |
今までの道路行政は、小学校や中学校の近くでも、歩行者が横断しにくい、子供たちが、自分の家の近くであっても、遊ぶことができないなど、歩行者を無視した、自動車最優先の政策であったと言える。 旧市街地の、狭くて行き止まりの多い道は、車の乗り入れを禁止する、道路の拡張よりも、一方通行にして、歩道の幅を拡張する、商店街では、グリーンゾーンなどの設置で、スピードが出せない構造にする、車両優先の道路と、生活道路とを明確に区別するなど、歩行者の視点から見た、市街地における道路整備の推進を提案したい。 |
答弁2: |
(建設部長) 自動車と、人や自転車とを区別した、整備された道路というのは、道路行政の目標でもあり、理想でもあると思う。しかし、ただ単に、自動車の通行を規制するというだけでは、不都合もあり、対象となる地域住民の不平不満も大きくなる。最低限、受け皿になる道路の整備を進めながら考えていく必要がある。 |
再質問: |
今までの道路行政は自動車 優先であったが、今後のまちづくりは、歩行者優先の視点で考えるべき、という提案に対する見解を、もう一度伺いたい。 |
再答弁: |
(建設部長) 現状は、モータリゼーションの波に、道路が追いついていないという状況であると思う。最近では、ウォーキングトレイル事業を取り入れるなど、生活者のためという視点での取り組みもやってきている。なかなかすぐにというわけにはいかないが、鋭意取り組んでいかなければと思っている。 (市長) 幹線道路と生活道路とは、区別して考えなければいけない。幹線道路は、車をスムーズに通すことが優先であり、歩行者優先というわけにはいかないと考える。生活道路については、今後は歩行者優先で考えていかなければならないが、そのためには車に乗る人にも、何らかの痛みをしょっていただく必要があり、車に乗る人と歩行者が、お互いに協調し、納得できるように、話し合いをしていかなければならないと考える。 |
ページのトップへ | ホームページに戻る | 1期目の議会報告のページへ |