平成12年3月定例議会より-佐藤よし江の一般質問と市からの答弁の要約- |
このページは、部分的にCSS(Cascading Style Sheets)を使用しています。閲覧にあたっての注意事項が、「このサイトについて」のページに掲載されていますので、ご覧ください。 |
1期目の議会報告のページへ | ホームページに戻る |
質問1: | 介護慰労金や、現金給付について |
介護保険制度の本来の目的は、介護の負担を、家族の手から開放し、社会で支えることにあることから、家族、特に女性による介護を奨励するような、介護慰労金や、介護者への現金給付は廃止すべき。但し、急激な制度転換による混乱を避けるために、経過措置として一定の期間続けるのは、やむを得ないと考える。 介護保険制度は、運営面で多くの課題が出てくると予想される。現場の意見を充分に拾い上げ、臨機応変に対応してほしい。また、特にメンタルの面で、ボランティアの力が不可欠になると思われるので、ボランティア育成にも力を入れてほしい。 |
答弁1: |
(市長) 介護慰労金等については、岡谷市や茅野市では、廃止が決定しているように、佐藤議員申されるとおり、介護保険制度の趣旨からすれば疑念がある。しかし、介護保険がスタートして、どんな状況になるか不明な点もあり、諏訪市としては、当面、様子を見るということで継続を決めた。いずれ見直す必要があると考えている。 継続する以上は、妥当な水準をということで、増額を提案させていただいた。ご理解をお願いしたい。 |
質問2: | 上諏訪地区のまちづくりについて |
上諏訪地区は、諏訪市の中でも、特に高齢化、少子化が進んでいる。今後もこの傾向が進み、超高齢化が予想される地域に、生きがい広場の整備が計画されていない。 子供の数の減少で、保育園の統合も必要になる中、あいた保育園などを活用した、複合施設の建設が一番必要ではないか。老人との関わりを通じて、子供の教育にも良い効果が期待できる。 |
答弁2: |
(市長) 上諏訪地区が、非常に高齢化が進んでいることは、承知している。そのためにも市としては、ぜひ日赤の跡地を使って、総合福祉センターを建設したいと考えている。地元の方々のご理解をいただき、一日も早く、建設計画を決定したいと考えている。 保育園の統合については、来年度、保育専門委員会に、調査、研究をお願いしたいと考えている。 |
質問3: | 住民サービスのあり方について |
水路の上に家が建つ地域で、水路が詰まった際に、市の職員が自ら緊急の対応をして、大変喜ばれている。抜本的な対策など、市民の要望にすべて応えるわけにはいかないが、本当の住民サービスとは何かを考え、できること、できないことを素早く判断し、セクションの壁を超えて、対応できるような組織改革を要望する。 |
答弁3: |
(市長) 庁内の向上委員会、市民協議会の立ち上げ、ISOの取得などを通じて、フレキシブルな行政を目指していきたいと考えている。 (建設部長) 個人の所有物と、公共的なものとの関わりなどがあって、何でもかんでも、行政が対応するというわけにはいかず、どこまでを行政の守備範囲とするかは難しい。 現在の縦割り組織は、セクショナリズムに陥りやすく、対応に問題がないとは言い切れない。横割りの組織にすると、適切な立場の人が、判断、決裁できるのか、というような難しい問題が生じるが、将来的には、横割り的な組織が必要になると思われるので、検討していきたい。 |
ページのトップへ | ホームページに戻る | 1期目の議会報告のページへ |