平成11年9月定例議会より

−佐藤よし江の一般質問と市からの答弁の要約−

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質問1:諏訪市のごみ行政について
 諏訪市の分別収集の推進計画では、収集した物のリユースなり、再生なりのルートが明らかではない。単に民間業者に任せるのではなく、茅野市の古紙の例のように、無駄のない循環ルートが出来て、初めて循環型社会になると思う。諏訪市としての、ごみ行政の目指す到達点と、そのための具体的施策に関する見解を伺いたい。
答弁1:
(市民部長)
 市の分別収集計画は、容器包装リサイクル法の規定に基づいて策定した。市も率先して、再生紙等の再商品の使用に努めており、市民にも再商品の使用を呼びかけていきたい。また各家庭への生ごみ処理機の導入に、市としても支援しており、余剰堆ひを無駄なく使用できないか、検討していきたい。
(市長)
 分別収集したものの再生のルートについては、追跡調査してみたいと考えている。リサイクルの技術も進んでいるので、それを踏まえて、充分に取り組んでいきたいと考えている。

再質問:
 市長は、リサイクルを主体というか、目標にしたいということで、今後とも、そういう考えで進めていただきたい。
 家庭での生ごみの処理には限界がある。市として、生ごみの処理に取り組む計画はあるのか。
再答弁:
(市民部長)
 家庭や事業所からの余剰堆ひ等は、JA等とも相談して、形をつくっていきたいと考えている。まだ具体化はしていない。

質問2:せっけんと合成洗剤について
 諏訪湖汚染の一因が、合成洗剤であることから、複数の消費者団体や市民団体が、せっけん運動を続けている。合成洗剤は、環境ホルモンと同様、化学物質でできており、環境や生物への、悪影響の確実な証拠がなくとも、予防の意味からも減らしていくということで、社会的合意が得られていると認識しているが、いかがか。
答弁2:
(市民部長)
 環境保全の立場から、食用廃油のリサイクルせっけんの利用を推進しており、市役所への廃油置き場の設置、せっけん製造器の貸し出し、新生児への提供などを進めている。せっけんも合成洗剤も、環境への影響には一長一短があり、適正量の使用が重要であると考えている。

再質問:
 せっけんと合成洗剤には、一長一短があるということだが、合成洗剤の長の点とはどういうものか、お聞かせ願いたい。
 せっけんに関して、前向きに取り組んでいる自治体は多いと思う。県内では、松本市や下諏訪町で、学校給食の食器は、全部、せっけん洗浄になっている。諏訪湖の汚染防止のためにも、諏訪市でも積極的な取り組みをお願いしたい。
再答弁:
(市民部長)
 行政の立場として、合成洗剤を否定する形はとれないので、一長一短があるという表現をした。
(市長)
 一長一短という点に関しては、合成洗剤も進歩しており、分解の早いものも出来ていると聞いている。またせっけんも、あかという残留物の処理などの問題があるわけで、今後、研究すべき課題であると思う。ただ、各団体のせっけんへの取り組みを、諏訪市として応援するという形で、市も一生懸命に取り組んでいることに、ご理解いただきたい。

質問3:男女共生課の新設について
 課を新設してまで、男女共同参画社会の実現をめざすという姿勢は評価できる。しかし、課を新設して、女性を課長にしても、それは単なる看板にしかすぎない。市のいろいろな事業の中で、共同参画が推進されるよう、多くの課に関わる、女性行政を調整していく方式が良い。行政主導ではなく、推進室のような形で、幅広い層の女性の力を、行政が上手にバックアップするような施策をお願いしたい。
答弁3:
(市長)
 男女共生課の新設に関しては、さまざまな方面からの意見が寄せられている。佐藤議員のご意見も考慮しながら、課の新設にはこだわらず、柔軟な組織づくりを第一に、研究しながら検討していきたい。


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