茶豆 さ〜ら 2001/07/16 01:06:48 └この写真はだだ茶豆と呼ばれる山形名産の枝... 役立たず 2001/07/17 21:50:20 └本物の農民の老親に聞いたところ、彼らも知... さ〜ら 2001/07/18 00:01:25 └菜豆は、直接には、広辞苑に載っていません... 役立たず 2001/07/18 10:20:13 └たしかに、菜豆は中国の言葉であります。こ... さ〜ら 2001/07/18 22:47:55 └"栽培植物の起源と農耕の文化"は私も読んで... 役立たず 2001/07/19 18:49:32 └インゲンマメとラッカセイコスモポリタンの... さ〜ら 2001/07/20 00:31:16 └私が借りている畑の主もインゲンとササゲは... 役立たず 2001/07/20 08:55:34
茶豆 さ〜ら 2001/07/16 01:06:48 ツリーへ
茶豆 |
返事を書く |
さ〜ら 2001/07/16 01:06:48 | |
八ヶ岳ライブカメラのページはきれいで、見るたびに、すごいなあと思う。特に、花の写真がいいですね。 http://www.lcv.ne.jp/~yokota/exportcam.htm 最近は、野菜の花シリーズで、いま見たら、茶豆の花の写真があった。 最近視力がとみに老化している私は、最初、「菜豆」と読み間違って、「『菜豆』といえば、新大陸農耕文化が云々…」と一席ぶとうか!と思ったが、よく見たら、「菜豆」ではなくて「茶豆」。 農民さ〜らは実は農業をしていない「にせもの農民」なので、「茶豆」って何だかわからない。葉っぱからすると、どうやら大豆のようだ。あした、同居している本物の農民に「茶豆」って何だ?と、聞いてみよう。 大豆と言えば、枝豆も大豆だ。ひょっとして、枝豆の大豆かな。なら、ビール好きのサンライズさんや金・金・金さんなら、当然、知っているだろうな、茶豆。 「暑いときには、『茶豆』の枝豆をつまみにビール! くぅ〜っ、たまんないね! だから、夏が好きなのさ!」という人が多いんだろうな、きっと。 |
└この写真はだだ茶豆と呼ばれる山形名産の枝... 役立たず 2001/07/17 21:50:20 ツリーへ
Re: 茶豆 |
返事を書く |
役立たず 2001/07/17 21:50:20 | |
この写真はだだ茶豆と呼ばれる山形名産の枝豆です。 花が少しおおぶりです。 三年ほと前、あるルートより枝ごと貰った時に種を採るのに成功し、 以来増産に勤めてまいりました。本年は相当量の栽培をしておりますが、普通の枝豆に比べて肥料食いなどの性質があり、本家本元よりは ちょっとオチると思いますが、そこは鮮度でカバーしています。 しかし、調子に乗って本年は早稲種を蒔くのを忘れ、お盆頃まで枝豆はお預け状態です。 ちなみに茶豆という言い方は、煮汁が茶色になるというところから来ているようです。一般に世間では枝豆を茹でる時は、鞘を少しカットするのがいいとされていますが、あれは最近とみに不味くなったスーパーもの調理法で、鮮度の高い太った枝豆は、そのまま浅くゆで、湯をとり除いたあと鍋で空焚きしながら塩をふります。 で、菜豆ってなんですか? 菜花の仲間? |
└本物の農民の老親に聞いたところ、彼らも知... さ〜ら 2001/07/18 00:01:25 ツリーへ
Re: この写真はだだ茶豆と呼ばれる山形名産の枝... |
返事を書く |
さ〜ら 2001/07/18 00:01:25 | |
本物の農民の老親に聞いたところ、彼らも知りませんでした。やはり、特別なルートで入手されたものなんですね。 前回書き込んだあと、ネットで調べたらありました。だだ茶豆。なぜ茶豆というかは、いま読ませていただいて、な〜るほど!です。 菜豆はインゲン豆のことです。中南米原産。似たものにササゲがありますが、こいつは西アフリカあたりの原産らしいです。 |
└菜豆は、直接には、広辞苑に載っていません... 役立たず 2001/07/18 10:20:13 ツリーへ
Re: 本物の農民の老親に聞いたところ、彼らも知... |
返事を書く |
役立たず 2001/07/18 10:20:13 | |
菜豆は、直接には、広辞苑に載っていません。が隠元のところにありました。 インゲンは禅僧隠元が持ち込んだところからついた名前ですね。 どうやら菜豆は中国の言葉のようですね。 |
└たしかに、菜豆は中国の言葉であります。こ... さ〜ら 2001/07/18 22:47:55 ツリーへ
Re: 菜豆は、直接には、広辞苑に載っていません... |
返事を書く |
さ〜ら 2001/07/18 22:47:55 | |
たしかに、菜豆は中国の言葉であります。これは、農耕文化論の古典、中尾佐助『栽培植物の起源と農耕の文化』(岩波新書)で使われています。なぜ、中国の言葉を使うかというと、私が類推するに(だから本気にしないで下さい)、隠元豆というのは、菜豆のことなのだが、地域によっては、別の豆(ええと、何だったかな?思い出せない)を指すこともあり、また、隠元和尚が持ち込んだのは菜豆ではなく、実は、その何とかいう(ええと、ええと、う〜ん、思い出せん!)豆だったという説もあるんで、誤解を招かぬための配慮ではないかもしれません。 中南米原産の菜豆(隠元豆)は、名称に中国語が使われたり中国僧の名前付き。 まてよ! 同じく中南米原産のとうもろこしも中国そのものが作物名になっているなあ。南米原産でも、じゃがいもはジャガタラ、カボチャはカンボジアに由来する作物名ですが。 |
└"栽培植物の起源と農耕の文化"は私も読んで... 役立たず 2001/07/19 18:49:32 ツリーへ
Re: たしかに、菜豆は中国の言葉であります。こ... |
返事を書く |
役立たず 2001/07/19 18:49:32 | |
"栽培植物の起源と農耕の文化"は私も読んでましたが、このことはすっかり頭から消えておりました。もう一度読んでみます。 今はオランダ東インド会社のことについて読書中ですが、ジャガタラそのものの語源にも触れられていました。ともかくも、食い物は世界中を駆け巡るようで、結構歴史の裏打ちになっているようです。以前砂糖の話題がありましたが、砂糖こそ奴隷貿易と帝国主義 の原動力でしたよね。 菜豆にはそれほどの政治学的な背景はないかもしれませんが。 |
└インゲンマメとラッカセイコスモポリタンの... さ〜ら 2001/07/20 00:31:16 ツリーへ
Re: "栽培植物の起源と農耕の文化"は私も読んで... |
返事を書く |
さ〜ら 2001/07/20 00:31:16 | |
インゲンマメとラッカセイコスモポリタンの豆。 前回の書き込みは、うろ覚えで書いたので、今、調べましたら、隠元がもたらしたのは本当はフジマメで、そのためか、関西ではフジマメをインゲンマメと呼ぶそうです。フジマメはアフリカ原産らしい。アフリカなど旧大陸のサバンナ農耕文化原産のマメといえばササゲだが、私は、実は、ササゲとインゲンマメを混乱して理解している。なぜかというと、私の家の辺りでは、インゲンマメのことをササゲと呼ぶからだ。 今、豆の本=前田和美『マメと人間−その1万年の歴史』(古今書院の作物食物文化選書9)ちらちら見ていたら、例の落花生だが、こいつも南米原産ですってね。またまた勉強になった。そして、脂肪を含んでいる豆が、大豆と落花生で、この2つはその意味で豆のエリートなのだが、アメリカでもブラジルでも日本でも落花生は大豆に負けて劣勢だ。落花生は総生産量の90%が発展途上国。アフリカの飢餓の遠因となったモノカルチャー的栽培という点でも印象がよくない。「ダイズの種子の白い色が白人・先進国作物をあらわすとすれば、ラッカセイの種子色は、発展途上国の“南”の国々の作物を象徴しているかのようである」というようなことがその本に書いてありました。 1930年代のアメリカでは、豚の飼育地域とトウモロコシ・落花生栽培地域が重なっていたらしい。これはコーンベルトのことだろうから、今はトウモロコシ・大豆に変わったわけだ。また、エルニーニョで大豆の値段が上がってから、ブラジルでも落花生が減って大豆が増えたらしい。 大豆と落花生だけで、その背後に、受験地理ネタと結びつくいろんな話がありそうだ。落花生と大豆、そしてインゲンマメと落花生などをめぐる歴史をもうちょっとよく調べたいですね。そしてそれを授業ネタとして使えば時間がなんぼあっても足りなくなるからそれはやめて、いつの日か、今日の疑問コーナーあたりに納める駄文を書きたいものです。 |
└私が借りている畑の主もインゲンとササゲは... 役立たず 2001/07/20 08:55:34 ツリーへ
Re: インゲンマメとラッカセイコスモポリタンの... |
返事を書く |
役立たず 2001/07/20 08:55:34 | |
私が借りている畑の主もインゲンとササゲはごっちゃです。和歌山で農業を覚えた母親もごっちゃ。ちなみに名古屋のばあ様はとうもろこしと高粱をごっちゃでした。 ところで南米原産とはコロンブス以後と考えるべきなのでしょうか? 大航海時代はバスコダガマ以後というのは西洋史観ですが、 それ以前にアジアはイスラム、華僑たちの一大貿易圏でしたので、 ポルトガルを待たなくても、物は交流していた。 また、アメリカ大陸にしてもどうやら北のほうからは細々と物流があったということらしいのです。 コロンブス以後として落花生が南米原産だとすると広東料理のピーナッツオイルの歴史は、たかたが300~400年ということになりますね。 |