夏ころまでフナの子が田んぼ中に群れていた。 ※クリックで拡大

 すっかり枯れ葉もくずれ落ちたハス園に、カルガモの小さな群れとアオサギ、コサギが舞い降り、思い思いエサをあさっている。
 冬晴れに風もほとんど無く、穏やかな初冬のたたずまい。
 しかし、どのカモも水に頭を突っ込み、せわしく水草をあさるかたわらで、二羽のサギが所在無げなのにはワケがある。
 ご近所さんたちがこの春放した子持ちブナが産卵し、夏頃は数千匹の幼魚が水面を黒く染めるほど群れていた。それが秋口から姿を見せ始めたサギよって食いつくされ、今ではその魚影が見られないのである。
 

2010年12月19日(日)

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惜桜小屋絵日記