信越放送テレビのスペシャル番組『シカが山を食い尽くす―迫り来るシカの脅威』を見て、ここまで来たかと、改めて驚いた。
ニホンジカが爆発的に増え、南アルプスでは餌を求めて標高2600メートル付近まで進出し、貴重な高山の花畑が次々姿を消している。別の場所では、シカが緑を食い尽くした山が土砂崩れを誘引し、場所によってはライフラインの水源にも影響が及びだしているという。
半面、有害鳥獣駆除に当たる猟師は高齢化が進み減る一方。「これでは遠からずシカ天国がやってくる」と警告する。
実は先日出席したある会議で、当地方松茸生産のトップリーダーと、誰もが認めるFさんが「現状を放置すると、あと5年を経ずにこの地方の松茸は全滅する。シカ被害は尋常ならざる事態。早急に抜本的な対策が必要だ」と訴えていた。
その時は「エッ、少し大げさでは」といった反応を含め、会場が一瞬静まったのを思い出した。《
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惜桜小屋日記
2007年3月1日(木)
放牧された牛と見まがうニホンジカの群れ=SBCTV番組より