2005年2月28日
残雪を冠った八ヶ岳と蓼科山がこんなにくっきり見えるのは久しぶり。北からの高気圧がもたらした晴天だからまだ「冬晴れ」なのだろうか。風もなく日差しが暖かい。いや暑いくらい。森羅万象が輝いて見える。光りの春がもうそこまでやって来ている。


2005年2月25日

諏訪湖西山の森に続く山畑に、ところどころまばらに残る萱野から、ひょっこり姿を現した一匹の狐は、雪原をトコトコめぐりながら朝食ハントに余念がない。日の出前の静謐
(せいひつ)を乱したのは、ほかでもない私の存在だったようだ。(惜桜小屋日記参照))

2005年2月2日
夕暮れの散歩で聞く鎮守の森のフクロウはメスのようだ。野道まで数十メートルの距離なのに鳴き声は随分小さい。オスだったら数キロ先でも聞こえるという。鎮守の森周辺に人家はあるが機密性の高いサッシに阻まれどれだけの人に野生の声が届いているだろうか。

20051月24日
夕暮れも迫ったころ山沿いの道を散歩した。ホーホー、ゴロスケホー。フクロウの鳴き声が聞こえてきた。近くの鎮守の森からのようだ。繁殖期を前にした恋の季節である。夕闇の中でこの鳴き声を聞くと、森が生きていることを、また豊かな自然を実感する。

2005
年1月20

諏訪湖の銃猟
禁止期間が今年10月に切れる。更新の前にいろいろと論議もあろう。総ての生き物の共生こそ理想の姿‐原理だけれど、狩猟の歴史、漁労、水鳥、住民の安全環境のどれも存在が重い。原理はいつも現象のうらにひそむとか。正しく冷静に現象をみつめたい。 

2005年1月12日

熊の体毛を分析して@山の木の実A人のごみに依存B時折り里に下り農作物を食べるC里近辺に定着―の四つの食生活パターンを読み取る方法が見つかった(信毎)。生態を迅速に把握することができ、懸案である保護管理策の具体化に役立つという。野生にはまだまだ知られざることがらが多い。その神秘性がまた魅力でもあるのだけれど―。

2005年1月10日

熊の被害対策をめぐって、「熊は希少動物」と捕獲慎重派の環境省と、「冬眠明けの熊被害が心配」と有害鳥獣捕獲特区の拡大を図る政府委員会の調整が難航しているという。被害が深刻化した地域の現実と、捕獲強化だけでは抜本解決にならないとする立場の違いが重い。

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