■SHARP X68000風 Windowsパソコン製作への道のり6
順調に製作が進むと思ったものの、何かと問題が発生して対応するだけで1ヶ月程度掛かってしまいました。
▼ICカードリーダのカード認識しない症状改善▼
「道のり3」で、ICカードリーダのイジェクト方法を変更して成功したと思っていたのですが、
Windows上でカードリーダは認識するものの、カードを挿入しても「カード未挿入」となっていることに気付きました。
原因を探してみると僅かにカード接点がリーダに触れていないようです。
![]() 8接点あるピンを高さ調整します。 |
![]() 半田吸取り網で接点部分を取外ししてから・・・ |
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![]() 0.5mm厚のFRP板を小さくカットした素材を用意して・・・ |
![]() 基板と接点の間にFRP板を挟んで半田付けをします。 |
これで、ICカードが挿入されたことがWindows側で認識されました。組上げる前に不具合に気付いて良かったです。
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▼SD/MSカードリーダーの変更▼
![]() 分解後のSONY MRW-F3は他で使います。 |
「道のり3」で取り付けをしたMS/SDカードリーダーを 試しにWindows7やWindowsXPパソコンに接続すると アイコンが出たり消えたりを繰り返します。 PS3に接続すると問題なく動作するのですが・・ 今回の改造をする前から症状は出ていて、 |
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SONY MRW-F3の使用は諦めたものの、それに変る代替が全く見つかりませんでした。
MicroSD+SD+MSの3スロットタイプやSD+MSの2スロットタイプは現在でも数種類見つかりましたが、
ワンスロットでメモリースティックとSDカードが使えるタイプなど作っているメーカーがありませんでした。
このままでは先に進まないのでメモリースティックは諦めてSDカードのみを本体に内蔵させることにしました。
![]() 100円ショップで売っていたSDカードリーダ |
![]() 中身はこんな感じでシンプルです。 |
![]() 不要な部分を分離させます。 |
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X68風サウンドプレーヤーでも採用したSDカードを押すとポンと出てくるソケットを使いたいので、SDカードコネクタを変更します。
![]() ヒロセSDカードコネクタ DM1B-DSF-PEJを利用 |
![]() ポリウレタン銅線でコツコツと配線をします。 |
![]() 何故か動作しなかったのでもう一度購入 |
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![]() 更に動作しなかったので 違うタイプを購入 |
![]() GREEN HOUSE GH-CRMR-SSW microSD用なので基板は凄く小さいです。 |
100円ショップで購入したカードリーダもダメで microSDカードリーダも上手く認識出来ず。 改造前の動作チェックでは全て上手く動作していましたが、 改造をして配線をすると全て認識しなくなります。 結構時間を費やして原因を調べてみたら、 |
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![]() ELECOM MR-A001BKを購入 |
![]() 前回と同様に不要な部分を取外しします。 |
![]() 基板だけを両面テープで貼り付けて配線をします。 |
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![]() こんな感じに配線したものの・・・ |
![]() またまた動作せずで、もう1個新品を購入 |
![]() 今度はパーツを取外ししないで配線します。 |
USB端子や元々取付けされているSDカードスロットも取外しをしないで新たに配線をしたら全く問題なく動作しました。
この作業が完了するまでにSDカードリーダを何個購入したことか・・・ 一番の原因はUSBを延長したケーブルだったようです。
(ちなみに、SONYのSD/MSカードリーダの誤動作はケーブルの問題ではなく持っているパソコンとの問題のようです)
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![]() ケース内に固定する為のパーツを合体させます。 |
![]() DVDドライブの横にネジ止め固定をします。 |
![]() USB延長ケーブルも新たに製作して完成です。 |
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▼DVDドライブにセンサースイッチの取付け▼
やっと問題も解決したので中古で購入したスロットインDVDドライブの改造をします。
通常DVDドライブにはアクセスランプはあるもののディスクが挿入されているのかLEDでは確認が出来ません。
実機のX68は5インチFDが挿入されているとLEDが点灯したので、同様の動作をさせる為ににディスク有無スイッチを取付けします。
![]() ノート用のスロットインDVDドライブを分解します。 |
![]() 内部にセンサーを入れられないか検討中 |
内部は思った以上にキチキチに詰まっているので下手に分解しても大変そうなので、外部にスイッチを取付けることに・・・
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![]() 結構小さいマイクロスイッチを使います。 |
![]() FRP板にスイッチをネジ止めしてから・・・ |
![]() ドライブ側に穴あけをしてスイッチを固定します。 |
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ディスクイジェクト用スイッチとアクセスランプ用の配線を取出しします。
![]() 運良くドライブ裏側に半田面がありました。 |
![]() スイッチとLEDの配線を取出しします。 |
![]() やっと全てのメディアが使えるようになりました。 |
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▼電源ファン部分の保護カバーの製作▼
実際にはファンを取付けする予定はありませんが、実機X68000で電源ファンが取付けされていた場所に保護カバーを取付けします。
![]() 薄いユニレート板を使って作ります。 |
![]() PCBカッターで細くカットします。 |
![]() 数mm程度の幅で均等にカットしました。 |
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![]() 全面に両面テープを貼った板を用意 |
![]() 45度の角度でカットしたユニレートを貼ります。 |
![]() 接着剤を塗った幅がある板を重ねます。 |
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![]() マスキングテープで欲しい部分を決めます。 |
![]() PCBカッターで四角くカットします。 |
![]() 両面テープを貼った板を剥がすと・・ こんな感じです。 |
この続きは「SHARP X68000風 Windowsパソコン製作への道のり7」で紹介します。
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