■SHARP X68000風 Windowsパソコン製作への道のり7

数ヶ月前から作業を中断していた製作の続きをしたいと思います。
それにしても、3ヶ月間も何も作業をしない日が続くのは珍しく、こんなに製作意欲が落ちたことは初めてだったりします。
(注*X68風ケースを嫌々作っているワケではありませんので・・・)

▼本体上部のスリット部分の製作▼


↑これは、本物のX68の上部です。綺麗な加工がされています。
GIMIC用 X68000ケースの時はケースが小型だったためと
放熱が不要だったので簡単な削り加工でしたが、
今回はパソコンのマザーボードを内蔵させるケースなので
CPU用の放熱ダクトは必需っぽいので、
本物のX68と同じようなスリット加工をしたいと思っています。

X68(本物)は型を利用して作っているハズですが、
簡単には真似が出来る形状ではないので、
定番の素材を使ってフライス加工で似た形状にします。


先ずは手書きで加工方法を検討中

薄いユニレート板を利用して加工してみます。

45度の角度で細かくカットしています。


細かくカットしたユニレート

手書きした紙を元にユニレートをカットします。

ドリルとカッターを利用して穴あけ完了

細かくカットしたユニレート板を丁寧に配置してスリットを再現しようと思ったら、
想像以上に面倒な作業な割りに完成度が悪かったので断念。他の方法を検討することに・・・


今度は枠の部分を先に加工してみました。

エンドミルを使ってスリット加工をします。

こんな感じに完成したものの満足出来ず中止


今度は先にスリット部分を加工してみました。

大きいエンドミルでフチの部分を削ります。

これも完成度に満足できず断念

▼本体上部のスリット部分の製作(4回目)▼

フチの部分とスリット部分を同時に作ろうとすると完成度が悪くなるので(技術力がないので)、2個のパーツを合体させる方法に変更しました。


今度はスリットのみの加工をします。

同じピッチで失敗しないように加工中です。

最後までピッチを間違えずに加工が出来ました。


加工した板をPCBカッターでカットします。

放熱用に裏側から貫通させる加工をします。

妥協できる範囲の完成度になりました。


左右のスリット部分だけが完成しました。

こんな感じに底板と合体させる予定〜

加工方法に悩まされた部分でした(↑失敗した部品)


板を固定する為の枠をケース側に作ります。

試しにスリットパーツを置いてサイズ確認中〜
X68風ケース側の加工が先に進まないと
続きの作業が出来ないので、
この部分の作業は一時中断して、
他の作業を進めたいと思います。

それにしても、面倒な作業が終わって
一安心状態だったりします。

▼電源ファン部分の保護カバーの取付け加工▼

数ヶ月前に作った保護カバーを取付けする穴を作ります。


エンドミルでFRP板を加工しています。

綺麗に四角く加工が出来上がりました。

こんな感じに固定する予定(固定方法は未定)

▼全面パネルの穴あけ〜表面加工▼


電源用LEDなどの穴あけをします。

FDDのアクセスランプ部分も丁寧に穴あけ

FDDイジェクトボタン部分は四角に穴あけ


ケースが角張っているので実機同様に丸くします。

内側に補強用のFRPを接着します。

こんな感じの細いFRP棒を用意


左右にFRP板を接着固定して、これで角を丸くする加工が出来ます。

先ずは大雑把にPCBカッターを使って角を削ります。


更に電動サンダーを使って角を綺麗に丸くしました。

台の部分も同様に角を丸く加工をする準備をします。


内側にFRP板で補強をします。

角がそれなりに丸くなって実機のデザインに近づきました。

▼ケース内側の細かい作業▼

苦労して作った上面のスリットパーツを固定する為の溝をケース側に作ります。この加工をすることで簡単に取外しが可能になります。


細いFRPの棒を使って溝を作ります。

こんな感じにピッタリと板が固定出来ます。

X68風ケースを合体させる時に利用するネジ穴も同時に作ります。


こんな感じにネジ固定が出来るようになりました。

更に角の部分にも溝を作る為、パーツを製作

こんな感じに作ったパーツを接着固定して溝の完成です。

ネジ固定が出来るようになったのでケースを仮組立てして今まで作った部分の見直しをします。


今までよりX68っぽくなりました。

後側の穴あけはこれで完成です。

角が丸いのは雰囲気が良いです。

この続きは「SHARP X68000風 Windowsパソコン製作への道のり8」で紹介します。

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