■SHARP X68000風 Windowsパソコン製作への道のり8

▼本体上部のスリット製作の続き▼

この作業が終わると更に細かい作業が待っていて大変そうですが、先のことは考えないよーにして作業を進めたいと思います。


本体上部の枠も綺麗に研磨しました。

高さ調整の為に0.5mm程度更に薄く研磨します。

2枚のユニレート板を接着固定する準備をします。


放熱用の穴あけを片側だけ加工します。

超音波カッターを使って樹脂をカットします。

上記の2枚を接着すると待望のスリットパーツになります。


こんな感じに放熱対応のスリットパーツが完成

左右共に接着しました。あとは丁寧に研磨すれば完璧です。


試しにケース側に固定してみました。更にX68っほくなりました。
実機では上部に「リセット」と「インタラプト」の
2個のスイッチがありましたが、
今回はスリット加工の関係で1個にしました。
(と、言うより加工技術の未熟さで1個しか作れませんでした)

本体上部のスリット加工には苦労しましたが、
リセットスイッチを取付ければ上部は完成します。

▼FDDイジェクトボタン風のLED付きボタンの製作▼

GIMIC用X68000ケースの時は単なる突起物でしたが、今回はディスクメディアやICカード用のイジェクトスイッチとして活用します。
当然、LEDが緑色に点灯する構造も本物風にしたいと思います。


毎回同じような大雑把な設計図を元に加工を開始します。

細いエンドミルを使ってベーク板に加工をします。

こんな感じに加工して、半透明の樹脂も用意しました。


半透明樹脂をベーク板の溝に接着剤で合体させます。

飛び出ている部分をフライス盤で削ります。

加工した面にベーク板を更に接着します。


半透明な樹脂が綺麗に挟まりました。

スイッチの寸法まで研磨して小さくします。

更に角を丸く削ってX68っぽいスイッチに・・


これが今回利用したチップLED(緑色)

試しに輝度と色合いをチェック

LEDをスイッチに取付けして仮点灯


チップLEDを埋め込んで配線をします。(カードリーダ側)

メンテナンスを可能にする為にコネクタ式に変更

LED付きタクトスイッチを利用します。(ドライブ側)


LEDを赤から緑に変更しました。

左右共にLED付きスイッチが完成して取付けです。

フロントパネルを取付けてスイッチ動作を確認中

左側のDVDドライブはディスクがイジェクトすることを確認して、右側はICカードがポンっと飛び出てくることを確認しました。
緑色のLED点灯(輝度)も問題無さそうなので次の作業をしたいと思います。(スイッチの塗装は後日します。)

▼リセットスイッチの製作▼

樹脂のカットにはPROXXON製のミニバンドソーを利用していましたが、同等品のHOZAN K-100(バンドソー)が、
中古で入手出来たので、素材に合わせて刃を交換する手間が省けて楽になりました。


PROXXON製はFRPで、HOZANはベーク板のカットに利用

早速バンドソーを使ってL型にカットします。

押しボタンスイッチとL型パーツを合体させます。


こんな感じにスイッチとパーツを接着しました。

ケース内側にネジ穴を作ってネジ止めをします。

カチっと音がするリセットスイッチの完成です。

▼電源ランプ部分の製作▼

電源やHDDアクセスランプなど、2mmのLEDを利用しようと思っていたら、2mmのLEDは市販品が少なくて希望の仕様が見つかりませんでした。
元々所有していた3mmタイプの2色LEDを加工して利用することに・・・


これが2色LED (赤と緑色に点灯します)

ドリルのチャック先端にLEDを固定します。

あらゆるヤスリを駆使して先端を細くします。


最後は600番の耐水ペーパーで磨いて完成です。

先端が2mmのLEDが3個出来上がり。

ケース側の穴と同じ位置にLEDを配置して半田付けします。


こんな感じにガラエポ基板に3個のLEDを固定

マザーボードへ接続できるようにコネクタの取付け

試しにLEDを点灯(一番右側だけ赤と緑の2色点灯します)

▼細かい配線加工▼

ケース側が殆ど完成しているので、マザーボードへ配線する各ケーブルの長さの決定とコネクタ取付けをします。


リセットスイッチにケーブルとコネクタを取付け

USBやオーディオ端子類もコネクタを取付け

電源スイッチとDC端子なども配線完了

この続きは「SHARP X68000風 Windowsパソコン製作への道のり9」で紹介します。

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