■レーザー加工機 改造 〜道のり2 |
「レーザー加工機 Smart Laser CO2」の、改造の続きをします。
▼作業台の加工▼
中国製のレーザー加工機でも利用した格子状の材料を使って、動く作業台を作りたいと思います。
(ちなみに、格子状の材料は照明機器の部品だったものを再利用しています)
アルミアングルは贅沢をすると高上りになるので強度と重さのバランスを考えて、
Hikari製/型番 AA2542の、サイズ 25 x 25 x 1.2 x1955mmを2本購入しました。
![]() 長い薄手のL型のアルミアングルを2本購入 |
![]() 角を斜めにカットします。 |
![]() 必要な長さにカットしてから・・・ |
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![]() 既に所有している格子状のパーツと合体 |
![]() 養生テープで仮止めをして棒ヤスリで削ってサイズを微調整します。 |
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アルミアングルとアルミアングルをFRPの部品でネジ止めします。
![]() 正方形にカットしたFRPにネジ穴を加工します。 |
![]() 6角穴付きボルトで固定します。 |
![]() 直角になるように逆側もボルトで固定します。 |
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![]() 裏側はこんな感じです。 |
![]() 更に外側にL型アルミアングルを取付ます。 |
![]() 強度を増すために重ねて合体させます。 |
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![]() アルミアングル同士をネジ止めします。 |
![]() 格子状の部品は取り外しが出来る構造に・・・ |
アルミの厚みが1.2mmだったので強度的にちょこっと心配でしたが、組立ててみると満足の出来る枠が完成しました。
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▼作業(加工)台の上下移動パーツ取付▼
この部分は前回も悩みましたが、低予算で完成させるには市販の長いボルトと、アジャスターベースの組み合わせが
無難だと判断して今回も同等の方法を採用しました。
![]() 8Mタイプのアジャスターベースを4個購入 |
![]() ネジが通る部分に穴あけをします。 |
![]() こんな感じに取付をします。 |
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![]() ボルトは8M x 285mmタイプを4本購入 |
![]() 試しに取付をして問題無く上下するか確認中〜 |
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▼ベアリング受け部分の製作▼
長いボルトを正確に回転させる為に、上下部分にボールベアリングを取付けたいと思います。
![]() 10mm厚のユニレート材を利用します。 |
![]() 32mmタイプのホールソーを購入 |
![]() ユニレートに32mmの大きい穴を開けます。 |
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![]() 角の部分をバンドソーでカットします。 |
![]() 更に棒ヤスリで削った後にネジ穴を作りました。 |
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下側のボールベアリングを固定するパーツも同様に作ります。
![]() 先にネジ穴を開けてから・・・ |
![]() 外形32mmのボールベアリング用の穴を開けます。 |
![]() ひし形にバンドソーでカットします。 |
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ボルトの軸の部分に利用するボールベアリングは、ゴムシール付きのタイプにしました。
![]() 高さ10mmのボールベアリングを8個購入 |
![]() こんな感じにスッポリ入りました。 |
![]() 下側のパーツも同様に問題ありませんでした。 |
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![]() 本体に試しに取付をして高さ等を確認します。 |
![]() 作業台が上下することで邪魔になるパーツがあるので改善します。 |
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▼アルミフレーム固定パーツ▼
上下移動する作業台用にアルミフレームを2本追加購入したので、アルミフレーム同士を固定出来るL型金具を作ります。
(市販のアルミフレーム用の直角プラケットでは穴位置が合わず使えませんでした)
![]() アルミフレーム固定用にL型金具を購入 |
![]() エンドミルを使って穴を広くします。 |
![]() 鍵穴のような形状が完成 |
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![]() こんな感じに2個のL型金具を利用します。 |
![]() 多少、左右に調整出来るようにしています。 |
L型金具がアルミフレームから無駄に飛び出ていますが、後日カットします。
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左側のアルミフレームは右側と同じ取付け構造にすると、モーターの取付が困難になるので、
違う方法で固定したいと思います。
![]() ユニレートを合体させて高さ30mmの パーツを作りました。 |
![]() 長めのネジを使ってアルミフレームと高さ調整のパーツを 合体させて本体に固定させました。 |
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ボールベアリングに直接ボルトを通して利用するとグラグラするので「ポップナット」を使ってベアリングの受けを作ります。
(ポップナットの本来の使用方法とは全然違っています)
![]() POPナットをベアリング受けに利用 |
![]() バンドソーでカットして高さを多少短くします。 |
![]() チェーン用のスプロケットを5個購入 |
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本体に作業台を仮取付したことで正確な移動範囲が判明したので、ボルトの長さを調整します。
![]() 8M x 285mmのボルトにマスキングテープしてから・・・ |
![]() バンドソーで短くカットします。 |
![]() 4本共に同じ長さになりました。 |
↓
![]() ポップナット+ナットと、スプロケットを仮固定 |
![]() 上側にはナットとポップナットを取付 |
![]() こんな感じのパーツが完成しました。 |
後日、続きの作業をします。この続きは「レーザー加工機 購入 〜道のり3」で紹介します。
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