■GIMIC2代目マザーボード用 X68000ケース製作への道のり7
X68風ケース側の続きの作業をする予定でしたが、どうしても先にミニチュアフロッピーディスク用の収納ケースを作りたくて
ムズムズして仕方がなかったので製作順番を変更してミニチュアフロッピー系の製作を続けたいと思います。
▼5インチ風ミニチュアフロッピーディスク用ケース▼
苦労して作ったミニチュアフロッピーディスク用の収納ケースを作りたいと思います。
勝手に定番だと思っているNeeds製「FB-50L」のデザインを元にしてミニチュア用のケースを自作します。
![]() これが本物の Needs FB-50Lです。 |
![]() クラフトロボに付属していたソフトを使って正確な設計図を書きます。 そのデータをPDF化して、更にBMP変換してレーザー加工データへ送ります。 |
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![]() ダンボール紙を使ってレーザーのテスト動作チェック中です。 |
![]() 特に問題ない寸法だったので、次はプラ板(1mm)を使って加工します。 |
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![]() レーザー加工機でプラ板をカットしています。 |
![]() まぁまぁな仕上がりでカット出来ました。 |
![]() 接着剤を使って合体させます。 |
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![]() 前後の板も瞬間接着剤で固定をして・・・ |
![]() 更に斜めの板も接着固定をして・・・ |
![]() ケース内にストッパーを入れて下側は完成 |
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▼5インチ風ミニチュアフロッピーディスクケース用の半透明のフタ▼
ユニサンデー(エンビシート1mm)を購入したので、上側のフタを作りたいと思います。
![]() これもレーザー加工機でカットします。 |
![]() 今までは諦めていた形状もレーザー加工で難なく出来ました。 |
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![]() 塩ビ専用の接着剤を使います。 |
![]() 前側から5cmの部分を「力」で曲げます。 |
![]() 横面は接着剤を使って合体させます。 |
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![]() 他のパーツを合体させてケースが出来上がり。 |
![]() 裏側から見るとこんな形状です。 |
![]() 試しに3mmネジを使って全てを合体 |
写真だと綺麗に完成しているように見えますが、塩ビを「力」だけで曲げたので角が白くなっています。(手抜きをしたので・・・)
更に、接着剤がとても揮発性が高くてマスキングをしていても余計な部分に流れて汚くなってしまいます。
このケースは2個作る予定なので、2個目はそれを踏まえながらドライヤーを使って曲げたり接着のコツを掴みたいと思います。
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▼5インチ風ミニチュアフロッピーディスクケース用のカギ穴▼
2個目のケースを作る前に、カギ穴を作りたいと思います。と、言っても本物のような鍵は難しいので、それっぽい感じに仕上げます。
![]() 5mmの6角ネジを使います。 |
![]() 3mmのドリルを使って穴を開けます。 |
![]() ドリルにネジを取付けて棒ヤスリで研磨します。 |
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![]() 棒ヤスリで斜めに削ることが出来ました。 |
![]() 内側用に3mmネジも先端を短くカットします。 |
![]() 穴開けと研磨をして出来上がったネジ2個 |
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![]() ナットと加工したアルミを合体 |
![]() 更に加工をしてパーツの完成です。 |
![]() 合体させるとのカギ穴っぽい感じに・・・ |
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![]() 塩ビケースに鍵穴を取付ます。 |
![]() くるっと回すとロックします。 |
![]() 裏側から見るとこんな感じにロックしてます。 |
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▼5インチ風ミニチュアフロッピーディスクケース用のカギ▼
穴は六角レンチの形状なので、単なる6角レンチを使っても開閉は出来るのですが、
それでは鍵っぽくないので、鍵のような形状を作りたいと思います。
![]() 1mmのアルミ板を使って鍵を作ります。 |
![]() バンドソーを使って大雑把にカットします。 |
![]() 6角になる先端の部分だけ別途にパーツを作ります。 |
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![]() 接着剤で3個を合体せます。 |
![]() ひたすらヤスリで削って形状を整えます。 |
![]() 3mmの穴を開けて2個目の鍵も作ります。 |
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![]() こんな感じに2個の鍵が出来上がりました。 |
![]() 当然自作したケースの鍵として利用できます。 |
鍵の完成度は、どー見ても悪いですがサイズが小さくて限界なので、この辺で諦めます。
(出来は悪くても、鍵を使ってケースの開閉をする動きは完璧なので意外と満足しています)
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▼ミニチュアフロッピー用ケース製作の続き▼
2個目以降のケースは塩ビ板を曲げる時に熱を加えてから曲げてるみとにします。
ただ、何度かドライヤーで熱を加えてから曲げてみるものの、周辺が解けて透明度が悪くなったり、
曲げる内側が鋭く曲がってくれなかったりと、実験をしてやっと失敗しない方法を見つけました。
![]() ドライヤーで曲げてはみるものの 納得の出来る仕上がりは5個目からでした。 |
![]() 上下を厚手の木とネジを使って挟んで・・・ |
![]() 2mmだけ隙間を開けてベーク板で塩ビを挟んで・・ |
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![]() ドライヤーを使って2mmの隙間を20秒温めて・・ |
![]() 無理な「力」で曲げないように90度まで曲げます。 |
![]() そうすると白くならずに綺麗に曲がりました。 |
まぁ、素人が実験した結果なので、もっと良い方法があるのかも知れませんが、この方法で完成出来ました。
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▼フロッピーディスクケースの蓋を固定▼
![]() この工作にピッタリなパーツをゲット (プッシュリベット OHSATO B3555) |
![]() 透明なフタをプッシュリベットで固定します。 普通のプラスネジを使うより断然完成度が高くなりました。 |
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▼ミニチュアフロッピーを数多く製作▼
実際には数枚あれば今回の製作に支障はないのですが・・・、
どうしても気に入ったゲームのフロッピー風を作りたくて夢中になって作り続けたら30枚程度になってしまいました。
デジカメで撮影してしまうと、ミニチュア感が全然伝わりませんが実物は結構可愛いです。
![]() スーパーハングオン・サンダーブレード |
![]() パロディウス・アフターバーナーII |
![]() グラディウス・ファンタジーゾーン・スペハリ他 |
![]() 大魔界村・ドラゴンスピリット |
![]() ナイアス・キャメルトライ・TAKERU |
![]() maxell 2HD生ディスク他 |
どーでも良いかも知れませんが、パロディウスや大魔界村など、ライトプロテクトの穴が無いフロッピーも作ってみました。
(当然ですが、この小型ミニフロッピーには何のデータも入っていません。今後も記録することはしません。)
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▼5インチ風ミニチュアフロッピーディスクケース用のシール▼
仕上げに、メーカー名と型番を入れて完成させたいと思います。
![]() ラベルプロデューサーで似たシールを作ります。 |
![]() 「Needs」のロゴも似せて作りました。 |
![]() ツヤ消しシルバーと、つや消し透明を使って印刷 |
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![]() ケース中心に型番のシールを丁寧に貼り付け |
![]() メーカーシールも角に貼りつけ |
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![]() 長い道のりでしたが、これで、ミニフロッピー用のケースは完成です。 |
![]() 実際にミニフロッピー入れてみると本物っぽく見えますね。 |
ちなみに、収納ケースの寸法ですが、横幅7cm x 奥行11cm x 高さ7cm です。
ミニチュアフロッピー用のケースが完成したので、GIMICケースの製作を再開したいと思います。
この続きは「GIMIC2代目マザーボード用
X68000ケース製作への道のり8」で紹介します。
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