2004のヤーコン研究

今年は自家製の苗が作れたので、調子に乗ってたくさん作りました。
夏になって大きく成長するヤーコンは、ちょいとした垣根代わりになります。
畑の裏の小道を、犬の散歩の人がけっこう通るんですが、これならスダレも必要ありません。
今年も実験をしてみました。
こちらは高畝で黒マルチを使い、倒れないように支柱を立て、脇芽をこまめに摘んで育てた1軍です。20本あります。
1本立ちがいいのかどうか、徹底的に手を掛けて試してみようという魂胆です。
10月の時点でこんなに大きくなっています。2mを越えたので笑ってしまいました。
芋にも期待が高まりますが、さて……?

同じくこちらは10月の2軍、14本です。
平畝で黒マルチは使わず、草マルチのみで育てました。
芽欠きもせず、放任状態です。
1軍と比べて地上部は小さく、1.6mほどです。
地上部が小さいと芋も小さいのかどうか? ですね。
これだけでかくなると、目隠しとしては最適ですね。
向こうの小道は見えないし、物干し場も見えません。
ただ、風で洗濯物が落ちても見えないのは困るかも?
10月ではまだ早いかも知れませんが、試しに掘ってみました。
さぞやでかいのがゴロゴロ出てくるだろうと思ったのですが、あれれ?
芋は小さいし量も少ないです。
なぜ?
地上部はこんなに大きいのに……。
栄養がみんな地上部に行っちゃったのか?
去年と比べて、あまりの小ささに愕然。
こんなはずではなかったんだが、な〜〜〜。
どこに問題があったのでしょう?
気候のせいか、自家製苗で植え付けが遅れたのがいけなかったのも知れませんね。
大きくなるのを待っていたので、購入苗より植え付けが3週間遅くなりました。
本当は5月の連休あたりには植えたいのかもね。
さてさて、待望の2軍との掘り比べです。
右が1軍で左が2軍。同じ数だけ掘りました。
こうして見ると2軍の方が出来がいいくらいです。
さんざん手を掛けた1軍がこの出来ではちょっとね〜。
1本立ちは良くないのかも知れませんね。
来年はどうしようか、迷ってしまいますが……。
量は少ないけど、植えた数は多いのでたくさん掘れば収穫もそこそこにはなります。
しかし、掘っても掘っても小さい芋しか出てこないのは面白くないですね。
10株掘ってたったのこれだけです。
私の予想の、三分の一の収穫ですね。
取れすぎてどうしたらいいのか分からない、という状況を想像していたので、淋しい限りじゃないですか。
もっと堆肥を入れたほうが良かったのかな〜。
肥料が足りなかったんだろうか……、と、心は乱れるわけです。
洗わずに軽く土を落とし、半日乾燥させてから物置に仕舞いました。
甘みが出るまでしばらく寝かせ、私の実家や近所に配ったり、職場に持っていってみんなに配りました。
まだまだ珍しいので、結構喜んでもらえます。
2004.11.07
花ですが、今年もいくつか咲きました。
芋からは想像も付かない小さな花ですね。
開花も去年より数週遅れています。
やはり植え時が遅かったのかも?
種株ですが、芋と同じく小さいですね。
とにかく地下が育ちが悪かったと言うことでしょう。
でもまあ、数で勝負です!
種株は、今年も畑に穴を掘り、籾殻と混ぜて土を被せ、その上にたっぷりと枯葉を被せ、さらにブルーシートで被って保存する積りです。
その他に、掘らずに畑に置いて、1ヶ月ごとに掘りあげて様子を見ながら、どのくらいまで芋が持つのか、これを実験してみないことには気が済みませんよね。
今から結果が楽しみだな〜。

枯葉を被せ、ブルーシートを被せたところです。
これで無事に冬を越せるでしょう。きっと!
来年はもうちょっと早く掘り出し、苗の育成を早めようと思います。
植え付けが早ければもっと育つと思うんですよ???
大きい芋から人にあげたり、食べてしまうので、小さなのばかりが残ってしまいます。
これは窓際に2週間ほど置いておいたものです。
ご覧のように表面が赤みを帯びてきました。
熟成するのでしょうか?
甘みもかなり出てきました。
色の変化と関係有るのかどうか……?
何年か前に家庭菜園のオフ会で苗をいただき、訳も分からないまま作り始めたヤーコンですが、今ではウチの畑の顔になってしまいました。
何は無くともヤーコン。
ヤーコンなくしては語れません。
見る人が必ず言うんですよ、
「アレは何?」って。
で、私はちょっと得意げに言うわけです、
「最近流行ってる健康野菜、ヤーコンですよ」と。
来年は50株くらい作ってみようかな〜〜〜なんてね。


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