ヤーコンの保存研究のページ その2

冬の試し掘り 大晦日に一堀り
2003.12.31
大晦日ですが、掘らずに残したうちの1株を試しに掘ってみました。
シートを取り、積み上げた枯葉を退かし、恐る恐る掘り出してみました。
積み上げた枯葉は堆肥化することも無く、乾いた枯葉のままでした。
保温はいい感じで出来ているようですね。
株元を掴んで一気に引っこ抜くと、ズボっと出てきました。
いいですね〜。
黒ずんでいるかと心配したのですが、新鮮そうな色です。
11月に掘ったものと遜色有りません。
この保存方法は、いけますね。
こんなに有りました。
せっかくだからと、雪の上で撮ったのですが、周りが真っ白に飛んでしまいましたね〜。
でも、芋の新鮮さは分かりますよね?
右上の、種株もピンク色で艶々しています。
ひょっとしたら、外気の寒さが保存にちょうどいい温度なのかもしれません?
さっそく小さいのを1本剥いて、食してみました。
みずみずしく、新鮮さも11月に掘ったものと変わりませんね。
掘り立てだから甘味は出ていませんが、合格でしょう!
結論、大晦日までは全く問題なく保存できます。
最後の1株は2月の半ば、一番寒い頃に掘ってみますか。

真冬の試し掘り  2月に最後の一株堀り上げ!
2004.02.08
掘らずに残した最後の一株ですが、寒さの厳しい2月の半ばに掘り上げる予定でした。
ちょっと早いけど中国出張の予定が入ってしまったので、今日掘る事にしました。
大分溶けたけど、まだ雪が残っているので、まずは雪かきからです。
下の方は完全に氷になってますね。
雪をどけ、シートを破らないように剥がしてみました。
ぶ厚く被せた枯葉は多少湿っていますが、ほぼ原型のままです。
これなら一安心ですね。
やはりシートの効果が大きいようです。
恐る恐る引っこ抜いてみると、いいですね。
出てきたヤーコンはみずみずしく、まったくくたびれた様子はありません。
種芋も綺麗なもので、小さな芽も見えています。
1月からの冷え込みはかなり厳しくて、3日に一度くらいマイナスの10度以下まで下がっているのですが、被せた枯葉の保温効果が有ったとみていいでしょう。
収穫はこれだけ有りました。
量としては物足りませんが、この最後の一株は、クロマルチ無しの方なのでこんなもんでしょう。
しかし思ったより綺麗なもんです。
それなりの防寒対策をしてやれば、ひょっとしたら春まで保存も可能かも知れません。
逆に、寒い地方の方が地中での保存には向いているのかも?
一番ちっこいのを剥いて食べてみました。
味も全く問題ないですね。
例によって掘り立てだから甘味はいまいちだけど、水気があって、渋みも無く、いかにも長生きできそうな美味しさです。
ちなみに、手が汚いのは仕事の汚れが落ちないのと、土いじりをしたせいなので、勘弁してください。
で、結論ですが、雪解け水が染み込まないようにしてやれば、寒冷地での畑での保存は普通に可能だと思われます。
来年はさらに、3月とか4月5月まで埋めておこうかな、と思ってるところです。


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