キノコ取りその3  2001.10.20
クリタケ5キロです
今日も朝からキノコ取りに行きました。
そろそろ晩秋という事で、この時期だとクリタケが出ているでしょう。
このところだいぶ冷え込んできて、家の外の温度計をみると1度しか有りませんでした。
朝日が上がる前に徒歩で裏山に入り、松林の中で日の出を迎えました。
もやっていて、ちょいと幻想的な眺めです。
足元はまだ湿っていて、何となく異次元。
クリタケは、こんな感じで木の根っことか切り株に生えています。
ですから、探すときも雑木林などの木の根っこを重点的に見ます。
でかいカブに当たるとそれだけでかなりの収穫になりますね。
上から見るとこんな感じ。
小さいうちは傘も丸っこくて、綺麗です。
色は栗色。
ポコポコっという雰囲気です。
似たような毒タケにニガクリタケというのがありますが、それは黄色くて崩れやすく、生で噛んでみると苦味があるので分かります。
なんだか画質が悪いですが、開きすぎたクリタケです。
ジコボウほど痛みやすくはないので、虫に食われていなければ大きくても食えます。
しかしこれは、ちょっと遅すぎでしょうか。
先日の雨で一気に悪くなったのかも知れませんね。
その辺がキノコ取りの難しいところでしょうか。
これまた画質がいまいちですが、典型的なクリタケ
の群生です。
枯れた松の木をぐるっと囲むように生えていました。
こういうところにぶち当たると、そりゃもう気持ちいいですね。
まさにキノコ取りの醍醐味といえるでしょう。
疲れが吹っ飛ぶ瞬間です。
群生もう一つ。
こんな感じに、まとまって出るのがクリタケの特徴です。
だから、取れるときはドカっと取れるけど、無いときはまったく取れません。
この群生はちょっと早いですね。
もう3日ほど遅かったらいい感じになっているだろうけど、来週また来る事は無いので全部取ります。
ご覧のように、一箇所でこんなに取れました。
一見ナメコのようですが、ヌルヌルは無く、栗みたいです。
これ全部がもう少し大きくなっていたら、収量も3倍くらいにはなるのですが、まあ仕方ないでしょうか。
これでも少し開きすぎです。
上の画像とこの画像の中間くらいがちょうどいいのですが、そう上手い具合にはいきません。
今日は残念ながら、タイミングが合わなかったようです。
開きすぎのモノと、小さすぎのものばかりでした。
とは言っても、私の都合に合わせてくれるわけはないので、いつ行っても小さいのやでかすぎのモノは有るんですけどね。
紅葉にはもう少しといったところでしょうか。
ススキが真っ盛りですね。
綺麗でいいんだけど、ススキの葉っぱって気をつけないと手が切れるんですよね〜。
ジコボウはもう遅かったのですが、それでも6〜7本は取れましたか。
こんなでかいのが有りました。
でかいくせに虫にも食われていません。
これ1本で、3人家族ならキノコ汁1回分にはなりますぜ。
ただ、でかいと味も大味なんだよな〜。
これはハナビラニカワタケというキノコです。
立ち木の枝に出来るので、下ばかり見ているとつい見落としてしまいます。
ピンクというか、肌色というか、微妙な色です。
キクラゲの仲間で、酢の物に入れると美味いです。
たくさん食いたいというモノでもないので、このくらい取れればいいでしょう。
ムラサキシメジが1本だけ有りました。
毎年5〜6本は取れるのに、1本か〜……。
綺麗なムラサキなのですぐに分かります。
こってりとしていい出汁がでますが、中に虫が入っているかもしれないので注意しましょう。
チャナメツムタケというキノコです。
ナメコみたいにヌルヌルしていますね。
風味が強く、山の味がするキノコです。
チャナメ、シロナメ、キナメと3種類有ります。
ひょっとしたらこれはシロナメかも? 似たようなものだからどれでもいいか。
去年はこいつの超々群生にぶち当たり、12キロ取りました。もちろん最高記録です。
とても食いきれないので塩漬けにして春まで美味しく頂いたのですが、今年はそう上手いこといきませんね。
これが本日の収穫です。
手前がクリタケです。
奥にジコボウとアミタケが10本くらい。チャナメも10本くらい。
ムラサキシメジ1本。ハナビラニカワタケが少々。
重さを量ってみたら、ちょうど5キロでした。
当然食いきれないので私の母親の所に別けてやりました。
それでも、またしばらくはキノコ尽くしの日々が続くことでしょう。
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