直径 (π) 高さ (H) 重さ (W) 容量 (CC)
 碗 100π 48mm 104g 160cc
 皿 150π 19mm 86g ---


ノリタケ昭和
則武

1955年、昭和のノリタケウエア。
全面を漆色の朱で塗られて金彩だけの豪華な作品です。意匠も菊の花のみです、大花は太い金彩、バックは細い金彩菊で描かれています。



蓋付きは珍しいですよね、且つ、窪み設計されていてどうやら此処にスプーンを置くようです。日本にインスタント珈琲が輸入されたのがこの頃です。日本で普及し始めた最も古いコーヒーカップを私達は使っている事になりますよね。

百年を経て昭和のコーヒーカップが「アンティーク」と呼ばれ始める頃はどんな珈琲タイムなのでしょうか。気がつけば年号も平成・令和と代り、Windows7にてこの記事を作成する単語変換に「令和」が一発変換出来ない事に時代遍歴を感じます。

その後調べましたら、この碗は紅茶専用で、まだティーバックが普及し出す前の製品で窪みには茶葉を計り易いように、蓋は抽出時の香りが飛ばないように設計されているそうです。