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直径 (π) |
高さ (H) |
重さ (W) |
容量 (CC) |
碗 |
70π |
87mm |
148g |
130cc |
皿 |
150π |
23mm |
218g |
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古木良一
益子焼
落ち着いた薄い青と洗練された形、目線を捕らえて離さない質感。益子独特の風情があります。持ち手は二本指ホールドで天渕は下唇にフィットして水切れもいいです。
まさしく「用が前提」のカップで、氏の優しさと共に飲み易さが追求された作り。陶器の難点である厚みも極力薄く、ストーンウェアなので、堅牢です。
珈琲カップはやはり二本指ホールドの方が操作し易くて安心感があります。親指の落ち着く持ち手上部は平らになっていて安定します。
高台と渕先はやや暗いトーンで水色のカップデザインをぐっと引き締めています。
珈琲を落として実際に飲んで使ってみて初めて解る、作家の愛情を感じますね。細部まで計算しつくされて、「美味しい珈琲を召し上がれ」とのメッセージはじんわりと伝わってきます。
全ての指を曲げて持つ珈琲カップに対し、殆どのティーカップでは指はハンドルに入りません。これは入らないようにそもそも作ってあるからです。熱湯に近い温度の紅茶は思いの他カップが熱くなるので、安全の為です。
ティーカップは親指・人差し指・中指で摘むようにハンドルホールドしますので、このように敢えて摘み易いように作ってあります。全ての指が伸びている状態ですね。
ちなみに、この持ち手は来客時などはお客から見て左に持ち手が来るようにサーブします。これは、昔の珈琲はロブスタ種の大変苦い珈琲が主流だったので、砂糖・ミルクをふんだんに入れたからです。
サーブされた左側の持ち手を左手で持って、砂糖は右手で入れかき混ぜる為ですね。ぐるりと時計9時から3時に持ち手を回して飲みます。スプーンは皿の裏側に先が上を向くように置きます。(来客がすぐ手に取れるように)
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