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直径 (π) |
高さ (H) |
重さ (W) |
容量 (CC) |
碗 |
100π |
52mm |
94g |
160cc |
皿 |
150π |
20mm |
150g |
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2代深川製磁 ♯905MAPLE
昭和30年〜輸出用食器
有田の伝統そのまま器ですね。余白の美、控えめな色使いなのに豪華に見えてしまう彩色。金彩の紅葉は角度によって鈍く暗く、ある角度でキラキラと輝きます。戦後、朝鮮動乱の際にUS.Navyを中心に北米向けに製作、輸出されたもの。楓文の判を使って絵付けされています。現在も北米よりリプレイスの問い合わせがあるそうです。

先程の「侘助椿」も「紅葉」も茶人好みの庭木ですね。
「深川」の磁器を眺めていると、「伝統」と「継承」の技に裏付された「美」があります。ここにはもはや「革新」は必要無いのではないか?

既に、ある域まで到達していて、より良い意匠も形も必要無いのでは?とさえ感慨深くこの器を眺めています。歴史の風格が漂ってくる完成の美であります。
深川製磁製品にはよく「ミル」と呼称が付きますよね。これはワカメのひだひだの部分、「ひらひら」とか「ミルフィーユ」の織り重なったと言う意味だそうです。(営業部の山崎さんに教えて頂きました)
菖蒲外金ミル十方割飾鉢にも「ミル」が使われています。
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