|
直径 (π) |
高さ (H) |
重さ (W) |
容量 (CC) |
碗 |
94π |
58mm |
202g |
160cc |
皿 |
146π |
25mm |
227g |
--- |
五代佐藤走波
有田焼
走波焼は6代の逝去によりもう新たに生み出される事はありません。初期有田の伝統と美と自由な作風。氏の評価は数々の賞暦が物語ります。
マレーシアのゴムの木に戯れる極彩色の小鳥達、異国情緒に触発された旅情。誰も見た事の無いであろうゴムの花。ならば私が見せましょう。
花言葉は「永久の幸せ」
そのマレーシアボルネオ島で産出される「コピルアック」麝香猫(じゃこう)が食べて排出した珈琲豆の未消化種部分。麝香は高級香水に使用される良い芳香の麝香猫の分泌成分でこのコピルアックは世界一高価な珈琲豆であります。
ボルネオは先の太平洋戦争の激戦地でもありますね。我流勝手な解釈ですが「走波」の器には連想を生む魔法が掛けられているようです。

知る人ぞ知る走波焼。当然にコーヒーカップは希少でなかなかお目にかかりません。呉須の筆跡と鳥のお腹の黄色が何だか可愛いくて、それでいてもう新たな作品を見られない一抹の寂しさがあります。
カップ内に古い有田にみられるポツがあって、天渕内側の線も豪快ですよね。5代佐藤走波はこの形を好みました、少々低くぶ厚くどっしりしております。
5代走破64歳の作品です。67歳作品
 |
|
 |
|