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直径 (π) |
高さ (H) |
重さ (W) |
容量 (CC) |
碗 |
75π |
70mm |
113g |
130cc |
皿 |
110π |
14mm |
101g |
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前田正博 色絵金銀彩
東京
「色絵掠り幾何学」幾重にも塗り重ねた絵の具は余分な雑念と共にヘラで掠り取られ、何度も火を潜る。空間は創造的であり連想を生むのでこの器を手にした者を一瞬で虜にしてしまう。

ガス・電気窯にしか出来ない絵的な作風はビルディング、コンクリート都会、画一的な日常の疲弊からの逃亡。

金彩は普段は見えないカップ内部に施してあって、「表面ずらの取り繕いよりも、何よりも内面が重要ですよ」氏のメーセージのように思えます。
このコレクションラックの中でも来客に人気のあるカップの一つです。人は前田正博氏の器を「用を前提」と言う、しかしどう見ても「美が前提」ですよね。

彼の美意識の片隅に楽しむ遊び心と余裕があって、彩色毎に焼き入れ毎に氏の心は浮遊し弾んでいるのでしょう。
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