直径 (π) 高さ (H) 重さ (W) 容量 (CC)
 碗 87π 68mm 206g 180cc
 皿 155π 18mm 238g ---


圓田拓男   翠青瓷(すいせいじ)
有田焼

カワセミの羽色をした青緑色の青磁と違い、圓田拓男の翠青瓷(すいせいじ)は翡翠(ひすい)の緑色で独特の濃い緑です。この色の作品と言えば他に岡部嶺男の嶺男青瓷を思い浮かべます。



違うのは、この見事な貫入。

二重貫入は滅多にお目にかかれません。一番深下にやや薄く見える線が最初。次に違うガラス質の亀裂釉を掛けて二番目の貫入。



最後に仕上げの透明釉薬を掛けて焼き入れ。最初に素焼きと翠青瓷釉薬で2度焼いているはずなので合計5度の焼き入れでしょうか?



ここまで見事な貫入がある作品はなかなか出会えません。唐津焼に多い貫入ですが、昔、父が鍋に唐津焼を入れてお茶で煮ていたのを思い出しました。