第26回:三手のあやとり(その2) 回転対称のあやとり
(2026年5月号:通巻775号)三手のあやとりの話の2回目です。前回は天下り的に「三手の人差し指の構え」を決めましたが、N手の人差し指の構えの解説から始めました。斜め格子のあやとり作品が好きなので、「ダンスの舞台」の拡張をしてみました。
三手のあやとり
(前回と同じことを書いています。)
対称性重視なので、「一人の両手(右手と左手)+二人目の片手」ではなく、3人が同じ側の手を提供して取る前提で考察しています。本文中ではあまり考察できていませんが、「全員が左手を提供する」ことにして、いろいろな説明をしています。なぜ右手ではなくて左手なのかというと、自分自身の手をモデルにして写真を撮るとき、世の中のカメラ製品はシャッターを切るのは右手でないととてもやりにくいのです。もちろんリモートスイッチを用意したり、PCと連携してPCから制御したり、いろいろな手段はあります。また、撮影後に画像を左右反転するという方法もあります。 でも、ふと思いついたことを左手でやってみてそれを右手で写真を撮る、というのがやりやすかったのと、写真を左右反転すると、自分が欲しいイメージと違っていたりしたため、左手をモデルにすることにしました。取ったあやとり作品を調整したり、何か手で記録を取ったり写真を撮ったりするのに、多くの人の利き手である右手が使えるほうが好ましいのではないか、という思いもあります。
C2回転対称のの「ダンスの舞台」
回転対称性をあるなしを比べるために、左側に普通の「ダンスの舞台」の画像、右側に回転対称の「ダンスの舞台」の画像を載せました。上下に2つの画像がありますが、下の画像はそれぞれの上の画像を180°回転したものです。回転対称であれば、180°回転した画像と元の画像で紐の交差は全ての箇所で同じになるはずです。
普通の「ダンスの舞台」 C2回転対称の「ダンスの舞台」 普通のほう、わかりやすいのはあやとり作品の外枠の縦の2本の紐(親指と小指に掛かっている紐)の真ん中あたりに掛かって折り返している紐です。180°回転すると、交差の上下が逆になっています。一方右側のほうは180°回転させてもすべての交点の上下は変わりません。
三手の3回回転対称の「ダンスの舞台」
三手で取ると、三回回転対称のあやとり作品を作ることができます。マグネットボードに固定してかたちを整えてみました。
3回回転対称の「ダンスの舞台」
(マグネットボード)このディスプレイはけっこう気に入っていて、ここ3カ月ほど飾ってあります。
おなじ作品をハンドモデル3つ(すべて左手)で取ったものです。上の作品のあやとり紐は2.4mですが、下の作品は3mの紐を使っています。
3回回転対称の「ダンスの舞台」
(ハンドモデル)3つの手といっても、最終的には指はそれぞれの手の親指と小指の2本ずつ、全部で6本しか使っていないので、がんばって一人の両手で取ってみました。紐が長いとバランスが悪いので、1.8mの紐を使いました。ハンドモデルの写真です。
3回回転対称の「ダンスの舞台」
(一人の両手:ハンドモデルLR)きれいな3回回転対称に整えるのは難しいです。
回転対称の「7つのダイヤモンドのアレンジ」
「ダンスの舞台」の内側の交差が絡みになった作品です。
2回回転対称の「7つのダイヤモンドのアレンジ」
(マグネットボード)これを三手にするとこうなりました。
おなじ作品をハンドモデル3つ(すべて左手)で取ったものです。上の作品のあやとり紐は2.4mですが、下の作品は3mの紐を使っています。
3回回転対称の「7つのダイヤモンドのアレンジ」
(マグネットボード)これも一人の両手で取ってみました。
3回回転対称の「7つのダイヤモンドのアレンジ」
(一人の両手:ハンドモデルLR)2026.06.14
2026.03.14 公開
2026.03.14 更新
長谷川 浩(あそびをせんとや)
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