スライドパズルはご存知でしょうか。一番有名なのは「15パズル」と呼ばれるもので、4×4=16枚の小さな正方形のピースに数字の1から15までが書かれ、残った1枚をはずしてできる空所を利用して数字のピースを滑らせて並べ替える、というパズルです。数字ではなく絵が描かれている場合もあります。
ピースの形がさまざまなもの、特定のピースだけを決められたゴールに導くようなルールのものなど、いろいろなバリエーションがあります。このページで利用しているJAVAアプレットは、藤原博文さんのWebPageで公開されているものを利用させていただいています。藤原さんのページには、実際に動かせるスライドパズルの問題が多数あるばかりでなく、その他のパズルも充実しています。
2次元組み木風スライドパズル
このパズルのデザインは、日経サイエンスの「コンピュータ・レクリエーション」という本の中に出ていた2次元組み木を動かせるようにしてみたものです。組み合わさった4本のパーツをうまくほどくことが目的です。上下左右の空いた場所に突起が出ていると思いますが、そこに4つのピースをはめて下さい。赤が上、水色が左、クリーム色が右、ピンク色が下です。組んだ状態とはずした状態の図をつけましたので参考にしてください。
全部ぴったりはまると成功、パズルの枠がが赤くなります。そうしたら画面下の[Go to next problem]ボタンを押してください。元のパターンに戻す問題がはじまります。こちらも元に戻ると枠が赤くなり、完成です。(実は、この[next problem]のボタン、いつでも押せます。)
これが3次元的になると、鍵と錠前になったり箱根細工になったりするのかな、と思います。このパズルは2次元なので中身が全部見えているのですが、それでも私には楽しめました。
パターン作成型スライドパズル
このパズルは、4種類×4個=16枚のピースをスライドさせて、美しいパターンを作ることが目的です。講談社ブルーバックスのパズルの本に載っていたものです。市販の15パズルのピースの裏を使って自作するとよいという記述があった記憶があります。確か高木茂男さんが著者だったと思うのですが、手元に本がないため確認できません。
追記: パズル遊びへの招待・オンライン版 というページで、高木茂男さんの『パズル遊びへの招待』の一部が読めるようです。 この中に、23.移動板パズル(15パズル、娘パズル等)というページがあります。ここに、このパズルのオリジナルが載っていました。正式名称はライン・パズル。1964年発売だそうです。(2001.06.07)
最初に右下のピースを空所に待避して、できた空所を利用して15パズルのように動かしていきます。そのため、最終的に出来上がったパターンのうち右下のものだけは向きが固定になります。
同じ向きのピース4枚は区別しないので、任意のパターンを作ることができるはずです。下にいくつかの例を載せますので作ってみてください。
パターンの例
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()