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8月11日〜14日![]() |
北アルプス <念願の雲ノ平〜水晶岳〜鷲羽岳〜西鎌尾根を歩く> |
前日の10日は16:30に仕事から上がった。
翌日からの山行を前に嬉しくて仕方がなく、あちこちの掲示板に書き込みをした。
なぜこんなにうれしかったかと言えば・・・
昨年のお盆休みはずっと天気が悪くどこへも行けなかった。また7月のヨーロッパ行きの時には直前に風邪を引いてしまい、2日間休んだあげく、前日になっても声がほとんど出ず、お医者さんに行ってのど薬をもらい、薬、体温計持参というかつて経験したことのない不安な気持ちで出発した。
そして今回・・・体調は絶好調、そして天気も期待大、行き先も念願のところ、ってことでいつもにないうきうきした気持ちだった。
8月11日 新穂高の駐車場〜わさび平〜鏡平〜弓折岳往復〜双六小屋 (標準コースタイムで8時間位) |
天気予報で午後から降るかも・・・って予報を見て、急遽2時出発。新穂高の無料駐車場には4時着。それでも空きは少なかった。
今回登るコースは途中までは昨年8月末に笠ヶ岳から下山に使った道。
延々と林道を歩く。昨年と同じ道と思ったけど、やはり今年は雪が多かった。
途中崩れて来た雪の部分を迂回する形で道が作られていた。
わさび平小屋で休憩、数日前に同じところへ行ったあずささんのように帰りにここでひやむぎを食べようかしらん、なぁ〜〜んて思う。水に浮いているトマトやキュウリ、バナナもおいしそう。
わさび平小屋は「双六共和国」の一つ、名物はもちろん「ひやむぎ」。
それにしてもここまでは眠かった。歩きながら寝てしまうかと思った。3時間の睡眠だったから仕方がないかな。
そしてこの先鏡平へ向かう途中では、焼岳、乗鞍岳がきれいに見えた。
鏡平では今年も池に写る槍を見ることができた。そしてここでお昼にした。鏡平小屋も「双六共和国」の一つで名物は「カキ氷」。なんとも暑くて仕方がない日ではあったけど、私は頭のてっぺんが痛くなってしまうので食べられないんだな、残念ながら。
鏡平から約1時間登った分岐から弓折岳を往復し双六小屋を目指す。この分岐から双六小屋までの約80分の道は初めて歩く道なのでとてもうれしい。途中ちょっとだけ雪渓もあり、お花畑もあり、鷲羽岳、水晶岳も見えてくるとてもすがすがしい歩きやすい道だった。そして双六小屋が見え、双六池とテント場を抜けると到着。
午後から雨の予報ではあったけどまったく気配はなかった。これならもっとゆっくりで良かったとも思うけれど、無料駐車場に苦労なく車を止めることができたのでかえって良かったかも。
小屋の前ではテント泊の若者がいろいろ注文して食べては飲み、盛り上がっていた。ここの喫茶/軽食は朝の4時半から夜の8時までやっていてテーブルも多い。
小屋泊の人はそれほど多くはなく過ごしやすかった。
双六共和国3つ目になるこの小屋の名物は夕飯に出る「てんぷら」、今回最終日も泊まったので2回食べることになった。
そして・・・この晩は良く眠った。7時前の天気予報を見てすぐに寝て、枕もとに3人来たのも消灯も気づかず翌日4時に目が覚めた。
2日目 双六小屋〜双六岳〜三俣蓮華岳〜三俣山荘〜黒部源流を渡り〜雲ノ平小屋〜庭園散策 標準コースタイムで6時間半+庭園散策1時間半くらい |
登り始めはまずまずだったのに、山頂はまたまたガスの中、う〜〜ん残念。ここから槍を見たかったな。
気を取り直して三俣蓮華岳へ・・・
三俣蓮華岳の山頂に着いたらまずまず展望が開けて来た。特に黒部五郎岳が雲がかかっていながらも見えた!
雲は多かったけれど展望が開けて来た。双六岳方面と右に笠ヶ岳
青点線が双六岳から歩いて来た道、黄色点線は翌日に双六小屋に戻った道
この日目的の「雲ノ平」(黄色矢印が小屋)と薬師岳
三俣山荘に到着した時間はまだまだ早かったので、できれば鷲羽岳経由で雲ノ平まで行くと翌日黒部源流沿いの道を下ることが出来るが、何しろこの日は昼前から雷雨の予報だったので断念し、黒部源流を渡るコースを取った。
そして黒部源流を渡る・・・
なぜかペーターがここを非常に気に入ってしまい長い休憩を取ることになった。ここをもっと早く出発していたら雷に遭った時間も少なくてすんだかも・・・。
源流を渡るペーター
源流を渡った後約1時間の急登があるが、ちょうど日が翳って登りやすかった。
が、雲ノ平小屋が見えたあたりから雷が鳴り出し約1時間雷の音を聞きながら歩くことになってしまった。本当なら小屋に着いているはずだったのに、予定より早い雷の登場だった。
そして更にいけないことに、テント場まで直に下る道が地図にはあるのに今は植生保護のため閉鎖され、かなり回り込む道になっていて小屋まで遠かった。
小屋でお昼を食べしばらく待機、2時過ぎに雨が上がったので庭園の散策に出た。