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【 建築後13年目の検証−別荘 厳冬地での経年劣化 】
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八ヶ岳富士見高原に別荘を建築して13年が経ちました。
高地に別荘を建築する際には様々な条件や制約があります。
一番の課題は厳冬期にいかに水道管等を凍結させず、快適な別荘環境を作り出すか、ということです。
そこで考案されたのが全天候型非氷点下住宅という発想でした。
安い省力の電力で人が不在でも室内を氷点下にならない工夫が求められました。
大切なのは、断熱性と気密性です。そしてこの性能を長期に渡って劣化させることのない高度な住宅性能が必要でした。
建築設計に関して全くの素人がこの課題について取り組むのはやや冒険でした。机上の空論に終わるかもしれないと思いつつ、挑戦的な工務店さんの協力で素晴らしい全天候型非氷点下住宅が完成しました。
私の知り合いの「常識」的な建築設計士はこの課題には取り組みませんでした。水抜き作業は季節の恒例として楽しむとの見解です。でもこの設計士の別荘は毎年のように凍結のために水道管を破裂させ莫大な経費がかかり、売却してしまったのです。
しかし些細な発想から生まれた、F・K Home・全天候型非氷点下住宅仕様で建築して、水抜き作業が不要になり厳冬期でも使いやすい生活を 楽しむことが出来ています。
そこで今回、13年目の全天候型非氷点下住宅の命題である経年劣化ついて報告していきます。
経年劣化を検証するのに必要な冬期の室内・室外の温度変化や、断熱性能の劣化を検証するのに簡単な窓枠サッシの結露状態などを報告したいと思います。
これから別荘を建築しようと試行錯誤されている皆さんの参考になることを願っています。
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13年経過した全天候型非氷点下住宅『別荘』の経年劣化を知る方法として、厳冬期に室内温度を測定することが必要です。
高気密・高断熱の劣化によって外気温度に室内温度が影響されることになります。
全天候型非氷点下住宅は厳冬期でも室内温度が氷点下にならないことが条件です。そこで下記の温度測定グラフによる経年劣化について検証します。 |
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1.室内外温度測定結果から検証できたこと
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上記の温度グラフは、測定期間2012年12月10日から2013年2月28日までの冬期間です。 別荘を建築して13年間の冬期期間で一番温度が下がって体感できたのは氷点下19℃でした。
平均的な八ヶ岳富士見高原の冬期期間の最低温度は氷点下12℃くらいです。上記の温度グラフでは外気温度の最低が2013年2月17日朝の5時28分に氷点下12.5℃を記録しています。
一方室内温度の最低は2013年2月25日朝の8時24分に(+)2.5℃を記録しています。
外気温度が氷点下12.5℃まで低下しても室内温度は氷点下に下がらず(+)温度を保ち続け、別荘建築後13年経過しても高気密・高断熱の仕様は劣化していないことが分かります。
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2.建築後13年経過したサッシの性能 |


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サッシ関係はすべて複層Low-Eガラスにしています。
Low-Eとは、Low Emissivity(低放射)の略で、複層ガラスのうち、内側に特殊な金属膜を貼り付けた2重サッシのことを表します。
この金属膜が放射による熱の伝達を抑えるため、従来の複層ガラスに比べ断熱性能が非常に高いそうです。
我が家の場合、建築当初は白っぽいウッドのサッシ枠でしたが、13年経過することで飴色になってきています。
サッシの性能は素晴らしいです。サッシのウッド枠を観ても分かるように結露で汚れた形跡はありません。普通の2重サッシですと、外側と室内側との温度差によって結露が生じてしまいます。
とりわけ高地の場合外側(−)10℃、室内(+)26℃といった温度差36℃もある場合は結露を防ぐのはとても難しいです。建築後13年も経過しているのに全くサッシの性能は落ちていません
また、窓の冷気・クールドラフト現象もほとんど感じられず、とても快適生活をおくることが出来ています。
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3.寄稿 12年間遊びに来ていて感じたこと |
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何十きっと何百回行っても新しい発見新しい出会いそして幸せを改めて感じさせてくれると思います。もしこれから別荘をって考えの方が居たら絶対にお勧めの別荘です。
今の私の楽しみは皆で春に菌付けした 椎茸が来年どれだけ出来るのか?その椎茸でバーベキューをするのが待ち遠しいで〜す\(^o^)/
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《 八ヶ岳富士見高原 水抜き不要別荘の見学 》
2001年竣工の落ち着いた住まいで、
経年劣化の様子など詳細を見ることが出来ます。
別荘見学を行って、今後の別荘建築への参考にしてください。
連絡先 イザットハウス諏訪店 店長:堀江日出輝
〒391-00011 長野県茅野市ちの3423-3
TEL:0266-73-7133 / FAX:0266-73-7550
水抜き不要別荘建築・リフォーム 無料相談受付中
問い合わせアドレス
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