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またまた
入院
1歳3ヶ月になった12月に二人はまたまた『急性気管支喉頭炎』で入院してしまいました。今回は前回と違って二人は人見知り真っ盛り。部屋は大部屋。具合が悪いことも加わって、二人は泣き叫ぶ一方。同室の他のお子さんだって、具合が悪くて入院中なのに、本当に申し訳なかったです。でも皆さん優しくて、『いいよいいよ』って言ってくださって有り難かったです。
看護婦さんたちにも里絵里紗は生まれた時から、散々お世話になっているのにもう白衣を見るだけで泣き叫んでしまって、親として切なかったけど、婦長さんが『賢くなってきた証拠』だといってくれたことが私は本当に嬉しかったです。
退院の日はちょうど小児科のクリスマス会の日。少しだけ参加させてもらって、プレゼントを貰って家に帰りました。
歩くぞー 1歳の誕生日の頃から、二人は伝い歩きから自力歩行へと変わりつつあったのですが、何故か2、3歩歩くとそれで満足なのか、後はハイハイ。欲がないのか単にずぼらなのか・・・。季節が冬になって外に出る機会がめっきり減ってしまったことも合わせて、なかなか二人は歩きません。おまけに靴が大嫌い。おじいちゃんが二人のためにと買ってくれた靴、いつ履いてくれるの?
ところがこの入院中に、同室のお子さん達が歩いている姿に刺激を受けたのか、突然歩行訓練(?)を始めたのです。最初はベッドの周りをヨチヨチ。婦長さんの許可を貰って今度は廊下で練習。突然「おくつ、はく」。あんなに嫌いだったのに、慌てて入院道具を入れてあるバッグの奥底にしまっておいた靴を引っ張り出しました。
「じょうずだねえ」看護婦さんたちに誉められて二人はますます得意顔。いつになったら歩くんだろうなんていう親の小さな悩みは、こうしてあっさり消え去りました。
二人語
(ふたご)
女の子のせいか、二人ともしゃべりだすのが早かった。しかも余り「赤ちゃん言葉」は使わず、結構しっかりとしゃべったので、色んな人に驚かれた。
でも中には私たちには解釈不能の言葉もいっぱいあった。ところが二人の間ではちゃんと通じているようで、笑ったり、うなづいたりしている。わけのわからない言葉を発して、おもちゃの交換をする時もある。仕方ないので我が家ではこの二人にしかわからない言葉を、『二人語』と書いて『ふたご』と呼ぶことにした。
時には言葉をろくに交わしていないように見える時もある。でも笑ったりコミュニケーションはしっかりとれている。大きくなった今でも時々この現象はある。ろくに細かい説明をしなくても相手が何をしたいと思っているのかが判るらしい。双子の不思議の一つだ。
ヨチヨチ歩き、二人の喧嘩、またまた入院、乳幼児学級
いろんなことがありました。