下社 山出し
4月9日〜11日
さぁ いよいよ我が町で行われる御柱祭の開幕です
下諏訪駅から4キロの登り坂を、三日間で52万人の老若男女が歩きました
観覧の目的は勇壮な〔木落とし〕
有料河川敷・自由席・山肌・3、7`の曳行の沿道・全てが人で埋め尽くされました
(ちょっと言い訳ですが)
とにかく凄い人で、早朝に登ったのに座る場所が見つかりません
朝6時にはもうすでに場所取りが始まっていたようです
1日目は人混みを分け入り(おばさんパワァー)何とか座る場所を確保
2日目は疲れ過ぎちゃって家でダウンしていた(カッコ良く言うとエネルギーを蓄えてた キャハハ)
3日目は運良く木落とし坂脇の仮設ハウスの方が「ここで見ていけやぁ」と言って下さり
ビール・ツマミの接待までして頂いて見物ができました。ネッ!私って人に恵まれてる♪
お偉いさんだってお弁当ぶら下げて歩くんだ
息子二人に手をひかれ、幸せだねおばあちゃん!
とうちゃん頑張る
70近いおばあちゃんが寝た孫をおんぶ★ 真似できないわ
もっと側まで行きたかったけど、これ以上は人垣で入り込めなかったの
↑ここに落ちてく御柱があるの
斜面を勢いよく落ちる御柱が見えますか?
木落としを後方から見守る観客
上社には<めどてこ>←二本のツノがありますが、下社はありません。理由は不明のようです。御幣が柱の先端です
木落とし坂の頂上に到着しましたぁ〜
〔斧で追い掛け綱を切る!いよいよクライマックスです〕 一振りで切るのが斧係りの見せ場です。
秋三の斧係りは守屋さん、古い知り合いなので「守屋さぁ〜ん頑張ってぇ〜」と声を掛けたらにっこりとピースサインをしてくれました。
近くにいた役員さんが笑いながらマイクで「緊張の瞬間だでぇ見守ってくれやぁ〜」っと。観客から大きな笑い声と拍手!守屋さんも私も照れたわぁ〜 一振りで切ったカッコいい守屋さんでありました!
追い掛け綱を切った瞬間、御柱は勢いよく坂を落ちて行きます。これはその後姿なんです。
坂の脇からも、河川敷からも、悲鳴にも似たどよめきが上がり、見送った坂の上でも拍手と歓喜が沸き起こります。落ちて行く様を見るも良し、見送るも良し、7年間の熱き思いがここにありました。
〔元綱係り〕 御柱の進行方向を決める大事な役割です
中腰で力を振り絞って・・・本当にお疲れ様です!
〔てこ衆〕 曲がり角や土手際、山際を通過する時に、柱の進路を変えたり転落を防止するなど、御柱のかじ取りを務めます
〔旗持ち〕 担当柱の各地区の幟を先頭に曳行です
柱の最後尾から、落ちた曳き綱等のゴミを掃除しています。こうした影の力こそが祭りを支えているのだと感動して見ました
〔木遣り衆〕 御柱曳行に無くてはならないのが木遣りです。
この”おんべ”を持ち、声高らかに「お願〜いだぁ〜」と日頃鍛えた喉を聞かせます(歌うとも言うが諏訪地方では<鳴く>と表現します)
*曳き出しの歌
「奥山の大木 里に下りて 神となる ヨーイサ」
*曳行中の歌
「山の神様 お願いだ〜」
「心を合わせて お願いだぁ〜」
★ その場に応じて沢山の木遣りが鳴かれます
前回のページで紹介した林さんも、素晴らしい節回しと声を聞かせてくれました。
二日目に木落としされた<秋四>の華乗りをした三人です。
白はちまきの方が一番先頭の華、二人がそのすぐ後ろに乗りました。
落ちる前には「よろしくお願いします」と四方に深々と頭を下げた三人、その姿に感動でした。
この華乗りには数十人の守り人がつきます。落ちたら乗せ、駆け寄る人々を払いのけ、華乗りの晴れ舞台を最後まで守るのです。
報道でご存知の方もあると思いますが、彼等の男気に感動させられ、涙が溢れます。
無事に大任を果たし、翌日には後方でお手伝いをしていました。
丁度目の前に三人が休憩をしていましたので、声をかけたら気持ちよく写真を撮らせてくれました。 お疲れ様〜カッコよかったよぅ〜
電撃ネットワークの面々も綱を曳いてたよ
「森脇さぁ〜ん」「はいよぅ〜」でパチリ
警備の白バイ
「かっこいい〜乗りたぁ〜い」
「いいよ!」で撮ってもらっちゃった!
木落としされた8本の御柱は、その後曳行を続けて<注連掛(しめかけ)>に安置され、
5月8・9・10日に行われる〔里曳き〕まで一ヶ月間静かに休みます。
こうして3日間の山出しが終わりました。
あんなシーンを撮ろう、あんな場面を撮りたい、、、、、そう願っていた私でしたが、まぁ〜ぁあの混雑ではどうしょうも無かったわぁ。 さて、5月にはまた頑張るわ!
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