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第百七十九回自然と歴史探訪[笹離宮と夏の星座観察] |
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笹離宮:蓼科笹類植物園 |
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台風がうろうろしており、天気予報では午後には雨になりそうとの事でしたが、出発時はまだ上々の天気でした。 今回最初に訪れる笹離宮は、神奈川県川崎市に本社のある、 昭和43年創業の笹を原料とした健康美容医薬品を製造する大和生物研究所が所有する、 茅野市玉川の上原山林間工業公園にある7500坪の工場敷地内に造られたものだそうです。 平成20年には、静岡県の富士竹類植物園の柏木氏の提案により、 温暖化で弱った笹の避難先として120種にも及ぶクマザサの仲間を集めた蓼科笹類植物園が出来たそうです。 さらに平成22年に亡くなられた、京の匠・数寄屋を中心とした伝統建築家・安井清氏の 数寄屋の要素の全てを残し、先人の知恵の集大成にしたいという思いと、 山荘としての日本建築の良さに思いを寄せて設計された、笹を中心とした回遊式数寄屋庭園を、 弟子の集団・清塾の匠たちが全国から手弁当で集まり、平成25年に完成させ、 翌平成26年に両者を融合した笹を中心とした笹のための御殿・笹離宮として一般公開されることになったのだそうです。 という事で、植物園とはちょっとイメージの違う、工業団地へと向かいます。 上社の御柱街道を農場の方え上っていき、山出しされた御柱の休所を過ぎた少し先に、
上原山林間工業公園の入り口が見えてきます。 受付を済ませて、再び外まで戻ります。 説明はここからしてくださるそうで、今回案内して下さったのは事務局長の田中さん。 正門・鶴翼の形をとっているそうで、門扉が内側についているのは、 歓迎の意を表しているのだそうです。
塀は日本古来の真竹・木賊張り、京都から取り寄せたものだそうです。
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