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入口は隣の信金さんと繋がった二階にありました。 階段を上り中に入ると、エントランスで諸葛孔明の木目込み人形が我々を迎えてくれます。 新三銃士の人形劇は、三谷幸喜氏の脚本で2009〜2010年にかけてNHKで放送されたものだそうで、 NHKでの放送人形劇としては、平家物語以来14年ぶりの作品だそうです。 人形のデザインは画家の井上文太氏によるもので、声優さんに似せて作られているそうです。 放送は人気があり、今年4月から20回にわたり再放送されたそうです。 人形の展示は三階のギヤラリーで行われています。 中は撮影禁止、職員の北沢さんが詳しく説明して下さいました。 入口には1993〜1995年に放送された、人形歴史スペクタクル・平家物語の人形37体、 奥には1982〜1984年にかけて放送された三国志の人形が、 幾つかのテーマにわけられ、各々のポーズをとつた形で展示されていました。 最初に迎えてくれたのは、平家物語のとりを務める阿部麻鳥と蓬子夫婦でした。 人形は三人遣の人形で、大きさは60cmだそうです。 軽くなる様工夫はされてはいるが、弁慶の人形は重さが5Kgあるそうです。 平家物語の人形は、レプリカで、本物は川本プロダクションにあるそうです。 三国志の人形は実際の撮影に使われたものだそうで、400体ある内から21体を選んで展示してあるそうです。 出口近くには、ちょっと小さい(20Cmぐらい)の人形アニメーションの撮影に使われた、 いばら姫と死者の書の人形が展示されていました。 ホワイエには人形の制作過程の説明資料も展示されていました。 人形には顔の部分に5っ、胴体に4っの仕掛けがあるそうで、 通常は顔には3ッぐらいと人形により遣う仕掛けも変えているそうです。 顔も能面同様非対象にすることで、表情を作っているのだそうです。 アニメーションは、フェステバルの行事で会場を使うので、残念ながら今回は見れませんでした。 奥の部屋では、特別展として北海道の人形作家でチェコで活躍中の沢則行氏の人形展が行われていました。 |
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ちょっといっぷく:金万 |
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川本人形美術館を見学した所で、昼食の時間も近づいてきました。 午後からは暫く自由散策と言う事ですが、次の見学をする前にまずは腹ごしらえ。 飯田の街は食事処も多い様で、皆さんお好みの食事処を探して食事する事になりました。 私は、会長さんが美術館の方に、お薦めの食事処を聞いて下さったとかで、そこの一団について行くことにしました。 しばらく行って到着した所は、金万さん。 通りかかったおばさんによると、天婦羅屋さんで創業140を超える天婦羅のタレがうまいそうで、天丼がお薦めだか。 暑い街を歩いてきたので、皆さんまずは冷えたビールで乾杯。 美味しい天丼をいただきました。 いいだ人形劇フェスタは、1979年の国際児童年に飯田市主催で人形劇カーニバル飯田として開かれたものだそうです。 20回を期に市主催のカーニバルは終了、 その後は市民主催のいいだ人形劇フェスタとして、続けられているそう今年は36回になるそうです。 今では、277劇団・1600人が120会場に分かれて6日間イベントが行われているそうです。 近くにも色々イベント会場がある様ですが、どこが良いのか迷ってしまいます。 作戦会議の結果、食事の後はフエステバルのメイン会場でもある、 セントラルパークへ行って見ようと言う事になりました。 |
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飯田街中散歩:
イベント会場めぐり |
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小さな人形劇団。 | 今田人形座。 |
街角には、人形等の展示されている所もありますが、街中はいたって静か。 日中は暑くてイベント会場にもぐっているのか、外ではフエステバルが行われている雰囲気は感じられません。 屋外が賑やかになるのは、土曜日以降の飯田祭り・飯田りんごんからかもしれません。 昼食時でセントラルパークパークのステージもお休み。 屋台村をブラリと見学、前方には風越山。 さすが飯田、水引人形の売店も。 会場入り口の案内所で、イベントの予定を確認、作戦をねります。 会場への移動にシャトルバスが動いていました。 ここで、文化会館へ向かう組と、リンゴ庁舎へ向かう組に分かれます。 会場入り口近くに、黒田人形座と今田人形座の紹介ブースがありました。 伊那谷には現在も、4つの伝統人形芝居が残っているそうで、 そのうち2つが飯田にあるそうです。(他は早稲田人形・阿南町、古田人形・下伊那) 江戸時代中期には、淡路の人形師達が伊那谷へ興行にやって来たそうで、 黒田人形はその流れをくむものだそうです。 今田人形は、江戸中期に村の例祭を賑やかする為に人形を買って来て、 操りを奉納したもので、時代も成り立ちもはっきりしているそうです。 黒田人形は、下黒田諏訪神社の春祭り4月に、 今田人形は大宮八幡宮の秋祭り10月に奉納されるそうですが、 人形フエスタにも協賛し人形浄瑠璃を上演しているそうです。 リンゴ並木・リンゴもだいぶ大きくなっていました。 |
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飯田は、鎌倉時代初期に坂西氏が築城した長姫城を中心とした城下町だったそうですが、 昭和22年の大火によって町の大半が焼けてしまったそうです。 リンゴ並木は昭和28年に防火帯として、飯田東中学の生徒達が植えた47本のリンゴの木が最初だそうです。 品種も10種類ほどあるそうです。 先ほど見て来た、中央公園も長姫川に蓋をして造った防火帯だそうです。 リンゴ庁舎に到着。 ここは、飯田市の公共職業安定所だそうです。 二階のイベント広場では予定されていた文楽米人形座公演の獅子舞は中止になつたとか、 会場に有ったマクベスの人形を見て三階へ行ってみます。 こちらでは、わくわくワークショップと言う事で、パクパク人形作りの講習が行われていました。 子供達に人気の様で親子連れの顔が多数見られました。 リンゴ庁舎の公演が中止なので、向かいの川本美術館に戻ってみました。 二階では、やはりワークショップとして、パッカポッコ馬さんを作ろうという講習が行われていました。 こちらは、ちょっと難しいのか子供の姿は見当たりませんでした。 奥の部屋では、滋賀県大津市にある人形劇の図書館のコレクションで、 国内外の人形劇の資料が展示されていました。
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